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美容院
私は、もうずっと2年近く・・・
自分のうちから、電車に乗って3駅となりにある街の美容院に通っていました。
ちょっとした買い物がてらというときに、そこが便利だったからです。
だいたい1ヵ月に1度のペースで行くのですが、
(そろそろお店を変えようかな)
そう思いはじめていたところでした。
別に、いまのお店に不満があったわけではありません。
ちょっとマンネリ感を覚えはじめていたという程度のことです。
いつも担当してもらっていたのは、Nくんという20代半ばの男性美容師さんでした。
カットしてもらいながら、
(この人とも、もう長くなってきたなあ)
いつもプライベートな話も聞いてもらったりしています。
とは言っても、もちろん当たり障りのない範囲のことばかりですが・・・。
先週、その美容院に行ってきました。
いつものようにカットを終えて、お店を出た私・・・
今日も、ものすごい暑さと湿気です。
駅に向かって歩いていると、
「○○さん」
後ろから声をかけられました。
振り向くと、そのNくんが肩で息をしています。
(あれっ?)
最初は、私が何か忘れ物でもしてしまったのかと思いました。
でも心当たりがなくて、
「どうしたんですか?」
まだ息を切らしている彼に尋ねます。
Nくんは、緊張しているようでした。
「すみません」
「ちょっと、お話を聞いてもらえますか?」
何のことだか、まったくわからず・・・
「お店はいいの?」
聞けば、店長たちからも了解を得てきていると言います。
「いいですよ」
「どうしたんですか?」
ロータリー広場(?)の木陰のベンチに、ふたり並んで腰かけました。
彼の話を聞きます。
要点を書くと・・・
私は、Nくんに告白をされました。
ずっと前から、私のことを気に入ってくれていたのだそうです。
本当は、お客にそういうアプローチをするのは禁止らしいのですが・・・
店長もふくめて、周りのスタッフからも応援してもらっていたとのことでした。
そして、結論としては・・・
私は、彼のことをふりました。
Nくんのことを、そういう対象として見たことはなかったからです。
「ごめんなさい」
駅前なのに、嘘みたいにわんわん泣かれました。
(ちょっと・・・困る・・・)
通行人が、ベンチの私たちを見ながら通りすぎていきます。
Nくんがいい人なのは知っていました。
だからと言って、好きでもない人と付き合うつもりはありません。
申し訳ない気持ちでした。
「本当に、ごめんなさい」
男の人がこんなに泣くのを見たのは初めてです。
そして、それが『きっかけ』でした。
ようやく納得してくれた彼と、1度だけ今度いっしょに飲みに行くという約束をして・・・
メールアドレスを交換します。
そして、最後はお互いに無理やり笑顔で別れました。
(悪いけど、もうあの美容院には行けない)
(どうせ、変えようかと思ってたんだし)
約束したのは、その数日後の夜でした。
待ち合わせの場所に現れたNくんは、もういつもの彼に戻ってくれています。
大変迷惑をかけたと、
「すみませんでした」
申し訳なさそうに何度も謝られました。
(よかった)
(そんなに気まずくない)
私も、あのとき『自分には婚約者がいる』ということにしておいたので・・・
「ごめんなさい」
「お互いに、もう水に流そうね」
そんな感じの流れに、雰囲気を持っていきます。
お店に入りました。
割り切ったように、
「もう、今日は飲んじゃうぞ」
無理して明るく振る舞っているNくん・・・
「しょうがないなあ」
「私も、付き合いますよ」
お酒を飲みながら、彼の話の聞き役になってあげます。
Nくんの生い立ちのこと・・・
これまでの恋愛のこと・・・
いまの仕事の悩み・・・
いろいろな話を聞きました。
アルコールが進んでいくうちに、自然とお互いのわだかまりもなくなっていきます。
「ぼく、本当に○○さんのこと好きだったんですよー」
「婚約者のかたが、羨ましいです」
いつのまにか、そんなふうに話がループする感じになっていました。
「私なんかの、どこを好きになってくれたんですか?」
ビールで顔を真っ赤にしている彼に、思いきって聞いてみます。
「正直、最初は顔でしたー」
「でも・・・話してみたら、すごく感じのいい人だったし」
私をみつめながら、Nくんが涙ぐみそうになっていました。
まずいと思って、
「もっといい人がみつかりますよ」
「Nさん、やさしそうだから」
さりげなくフォローを重ねます。
そんなこともありながら・・・
その後も、2時間ぐらいお酒を飲んでいたでしょうか。
けっこう酔っ払ってきた彼が、
「○○さんは、SですかMですか?」から始まって・・・
だんだんとエッチなことも話題にするようになってきていました。
その都度、
「よくわからないです」
にこやかに微笑みかけてあげながらも、適当にお茶をにごします。
そのうち、フェチの話になりました。
Nくんは、『匂いフェチ』なんだそうです。
「○○さんは?」
と、聞かれて・・・
「なんだろう?」
「あんまり無いと思います」
とっさに嘘をつきながら、会話自体は楽しんでいるふりをしてあげました。
フェチというのとは違うかもしれませんが・・・
心の中では、
(もし露出に興奮するなんて言ったら)
(この子、驚くだろうな)
そんなふうに、まったく別のことを考えています。
そのとき・・・
一瞬、すごく邪なことを想像している自分がいました。
ものすごく悪いことです。
お酒には、けっこう強い私でした。
実際、今のところほとんど酔ってはいません。
でも・・・
彼に合わせて、少しずつ『とろーん』となってきたふりをしていました。
(ありえない)
(そんなこと考えたら、絶対だめ)
美容院には、初めて行ったときに会員登録のようなものをしているわけですから・・・
どうせ、住所とかは知られてしまっているも同然でした。
でも、立場的には・・・
この人は、客の私にひどいことなど絶対できないはずです。
つい何日か前の、あの『美容院の帰り』の出来事・・・
私にふられて泣いていた、この子のかわいそうな姿を思い出していました。
(Nくん、ごめんね)
(あのときだって、私は)
周りの人の目を気にしながらも・・・
実は、少し優越感にひたっていた・・・。
本当の私は、そういう性格の悪い人間なのです。
(Nくん・・・)
(私のこと、そんなに好きなの?)
腹黒い自分が、頭の中で計算をしていました。
(ごめんね、Nくん)
(思ってくれてるような女じゃなくて)
タイミングを計って、話題を変えます。
「ねえNさん」
「もう、だいぶん酔っ払ってるんじゃないですか?」
「んんー、そうかな」
「でも、けっこういい気分ですねえ」
楽しそうにおしゃべりをしながら、少しずつ自分のペースに誘導していきます。
「Nさんって」
「酔うとどう変わるんですか?」
「ぼくは、陽気になるって言われますね」
「○○さんは、どうなるんですか?」
さっきよりも、ますます目をとろんとさせてみせました。
「えー」
「子どもみたいに、甘えんぼになっちゃうかも」
少し照れたような顔で、嘘をつきます。
そうやって、さりげなく布石を打っている『性悪』な私がいました。
(もしやってあげたら)
(この子だって、きっと嬉しいに決まってる)
それからも、いろいろなおしゃべりをしました。
八割がた彼が話して、そのほとんどを私が聞いているという構図です。
にこにこしながら・・・
けっこうなハイペースで、お酒を飲んでみせました。
(本当に、わたし)
(そんな無茶なことするつもり?)
私を好きだと言ってくれたNくん・・・
その彼の心を、弄ぼうとしている悪い私がいます。
「じゃあ、そろそろ・・・」
お開きにしましょうと、Nくんに伝えました。
「今日は、私の気持ちだから」
自分が払うと言ってきかない彼を押しとどめて・・・
年上の私が、半ば強引に会計をしてあげます。
ふたりで店のドアを出たとき・・・
さよならのときが近づいてきたと感じたのか、彼が泣きそうになっていました。
「○○さん」
「今日は、ぼく本当に・・・」
その言葉を遮るように、
「ううーん」
階段を下りきったところで、私はへたりこんでしまいます。
「大丈夫ですか!?」
Nくんが、抱きかかえるようにして支えてくれました。
「んー」
「よ・・ぱらちゃた、かも・・・」
頭をふらふらさせながら、つらそうな顔をしてみせます。
すべて演技でした。
本当は、しらふも同然です。
「大丈夫ですか?」
「送っていきましょうか?」
私を抱きかかえたまま、完全に声が裏返っているNくん・・・
「お言葉に、甘え、て・・・」
「タクシー・・・送ってもらお、かな・・・」
Nくんとふたりで、タクシーに乗っていました。
「□□の、□□前の・・・」
「マンション・・まで・・・」
運転手さんに、自宅の場所を告げます。
隣の彼の肩にもたれかかりながら・・・
(どきどきどき)
自分のこの大胆な行動に、興奮してきているのを感じていました。
(ああ、本当に)
(もう・・うちに着いちゃう)
私鉄で3駅ですから、車でも15分ぐらいです。
タクシーを降りて、
「部屋の前まで送ります」
そう言ってくれる彼の言葉に甘える『ふり』をしました。
半ば朦朧としている演技で・・・
オートロックの前で、
「か・・ぎ・・・」
バッグを開けて、Nくんにお願いします。
「○○○号室、で・・す・・・」
いっしょにエレベーターに乗り込んで、ボタンも押してもらいました。
フロアに着いて、自分の部屋のドアの前まで来たときに・・・
そのまま、ふらーっとよろけてみせます。
「○○さん!」
「しっかりしてください」
本気で彼が焦っているのがわかりました。
慌てて、部屋の鍵を開けてくれます。
真っ暗な玄関に入ったところで、
「みず・・・」
わざとその場にへたりこみました。
「み、ず・・・おねがい・・・」
Nくんが、手探りで壁の照明スイッチを探しています。
(もっと左)
(そう、そこの横・・・)
パチッと、室内が明るくなりました。
「み・・ず・・・」
彼が靴を脱いで、
「おじゃまします!」
慌てて中へと入っていきます。
(よかった)
(部屋、きれいにしておいて)
コップに汲んできてくれた水を受け取って・・・
こくこくこくと、飲み干しました。
完全に酔っ払っているふりをして、彼に両手を差し出します。
「うぅー」
立たせてくれようとするNくんに体重を預けました。
よろよろになった私を抱えるようにして、
「○○さん、起きてください」
とりあえず部屋の中まで移動させようとしてくれます。
ごろん・・・
ベッドの上に横たわらせてもらっていました。
真夏の暑さが充満した部屋で、
「あつ・・い・・・」
うなされたように、つぶやいてみせる私・・・
彼が、エアコンのスイッチを入れてくれています。
心配そうに、
「○○さん」
Nくんが、私の顔をのぞきこんでいました。
私は、薄目にしながら完全に酔いつぶれているふりをします。
(ごめんね、Nくん)
(私、あなたを騙してるの)
ものすごく顔を見られていました。
Nくんが・・・
自分に片思いをしてくれた男の子が・・・
(どきどきどき)
こんなに間近で、私の顔を見おろしています。
その彼の息づかいが伝わってきて、言葉にならないぐらいに興奮しました。
苦しげに、
「う、うーん」
眉間にしわを寄せてみせます。
そして、無造作にひざを立てました。
剥き出しになった太ももに沿って、スカートが捲れてしまいます。
(Nくん)
(私、こんなことしかしてあげられない)
開いた脚のあいだを覗きこまれていました。
私のことを好きな男の子が、
(あああん)
息をのむように、スカートの中を見ています。
心の中で・・・そっと恥じらいに悶える私がいました。
(ううう)
むくっと身を起こして、
「ト・・イ」
ぼーっと立ち上がります。
まるで、もう彼の存在など目に入っていないかのように・・・
朦朧としている感じで、
「暑っ・・つい・・・」
カットソーを脱ぎ捨てました。
ブラジャー姿のまま、ひとりでふらふらと部屋から出ていきます。
トイレの中に入って、
「ぱたん」
ドアを閉めました。
(ひいいいい)
胸のどきどきを抑えられません。
かつて、これほどにまで大胆な行動をとったことがあったでしょうか。
トイレの中で、スカートと靴下を脱ぎました。
下着だけの姿になって、脱いだ服を足もとに散乱させてしまいます。
無理やり襲われることはないと見抜いていました。
私は、Nくんとセックスする気もありません。
でも・・・
(この状況じゃ)
もし、最悪そうなってしまったとしても・・・
(いいよ、彼なら)
(1回ぐらいしょうがない)
心の中で、どこか覚悟はできています。
その代わり・・・
(そうなるまでは)
(私に、思いっきりどきどきを味わわせて)
せつないぐらいに、自虐的な気持ちが昂ぶっていました。
(ああ、だめ)
パンツも脱ぎ捨ててしまいます。
これで、もう身につけているのはブラだけでした。
(Nくんなら)
(迷惑じゃないよね?)
トイレの水を、
「じゃーっ」
かたちだけ流します。
あからさまに酩酊している表情をつくって・・・
「かちゃっ」
そっとドアを開けました。
トイレから出たところで『どたん』と音を立てます。
床に尻もちをついてみせました。
「○○さん?」
部屋から出てきたNくんの目が見開いています。
酔っ払ったまま、服を脱ぎ散らかして・・・
すっかり前後不覚に陥っている私・・・
Nくんが、私のからだに視線を走らせているのがわかりました。
それでもなんとかして、
「あっちですよ」
また立たせようとしてくれています。
(どきどきどき)
さっきみたいにベッドまで運んでもらっていました。
腰かけさせてくれるみたいなかたちに下ろしてもらって・・・
私は、
「うぅーん」
顔をとろんとしてみせます。
薄目にしたり半目にしたりを繰り返しながら、何もわかっていないふりをしました。
朦朧とした様子で、
「暑・・つい」
背中のホックに手を伸ばします。
いかにも『わずらわしい』という感じで・・・
「ん、うー」
ブラを剥ぎ取ってみせました。
「うぅ・・ん」
そのまま、ベッドの上に仰向けに寝てしまいます。
「うふぅ・・・」
酔いつぶれたふりをして、何もわからないふりをして・・・
ついに、彼の前で全裸になってみせた私・・・
(ああん)
ものすごく興奮していました。
傍らにひざをついて、
「○○さん」
「大丈夫ですか?」
Nくんが、心配そうに声をかけてくれますが・・・
その目で、思いっきり胸を見られているのがわかります。
(恥ずかしい。。。)
完全に泥酔状態を演じていました。
眉間にしわを寄せて、
「ぅぅ・・ん」
それらしく呻いてみせます。
開き気味に投げ出した両脚が、股のあいだまで露わにしていました。
しかも・・・
相手は、私に憧れを持ってくれた男の子・・・
一糸まとわぬ姿を晒している自分に、死ぬほど興奮してしまいます。
(恥ずかしいよ。。。)
空気が変わったのを感じました。
明らかに、Nくんの呼吸が荒くなっているのが伝わってきます。
(ひいん)
至近距離で胸を見られ・・・
顔をくっつけんばかりに股間を覗かれ・・・
(ひいいん)
そして、匂いを嗅がれていました。
彼が『匂いフェチ』だとか言っていたのを思い出します。
(やめてえ)
天井の照明が、煌々と私のからだに光をあてていました。
男の子に、からだの匂いを嗅がれています。
呆然自失になりかけながらも、
(よかったね)
(私にそんなことできて、よかったね)
とても言葉では表せないような、羞恥の興奮を味わっていました。
(あああん)
(恥ずかしいよ)
そのうち・・・
「○○さん」
今度は、間近から顔をのぞきこまれます。
反応を見られているのがわかりました。
「○○さん」
「大丈夫ですか?」
肩を揺すられますが、私はあえて反応しません。
一瞬だけ、半目になってみせて『ぼーっ』と視線を宙に泳がせました。
ふんわりと頬に手のひらを当てられましたが、
「うぅーん」
それでも反応しない私・・・
泥酔している演技を続けます。
きっと、大丈夫だと確信したのでしょう。
そっとキスされていました。
ただただ、そっと・・・
私の口に、Nくんがやさしく唇を押し当ててきます。
(どきどきどき)
彼に自分の唇を奪わせてあげることで・・・
相手にお詫びをしているような気持ちになっている『私』がいました。
(ごめんね、Nくん)
(あなたとは付き合えないけど)
その申し訳ない思いをごまかすように、じっと無反応のままでいてあげます。
(どきどきどき)
そして、やっぱり・・・
からだもさわられていました。
胸を撫でられ、おっぱいに顔を摺りつけられたかと思うと・・・
そのまま乳首を口に含まれます。
顔から火を噴きそうな恥ずかしさでした。
私のおっぱいを撫でまわす彼が、夢見ごこちのような表情をしています。
薄目のまま、
「う、うーん」
されるがままになってあげている私・・・
(ああん、Nくん)
(わたし恥ずかしいよ)
両方のふくらはぎを持つようにして、脚を開かされます。
そのまま『ぐーっ』と押し上げられる感じで、大股開きにさせられました。
まるで、おしめを替える赤ちゃんのような格好で・・・
大切なところをお披露目させられます。
(ひいん)
見られているのがわかりました。
もうすぐ結婚すると言っていた私の『あそこ』を、じっとみつめている気配がします。
そして・・・
そこに顔を埋められていました。
(いやんいやん、恥ずかしい)
鼻づらを押しつけるようにして、敏感な部分に口づけしてくるNくん・・・
執拗に、執拗に、
(ああん)
私の恥ずかしいところを舐めています。
(だめえ)
いったいどれぐらいの時間、あそこを舐められていたでしょうか。
泥酔を演技しながらも・・・
「う、うぅん」
襲いかかってくる快感に、理性を保つのがやっとでした。
(ああ、だめえ)
男の子が、自分の股に舌を這わせているのです。
頭の中が・・・真っ白になりそうでした。
下半身が『ぬるぬる』を溢れさせてしまっているのが、自分でもわかります。
(恥ずかしいよ)
(Nくん・・・)
ようやく脚を放してくれた彼が、
(どきどきどき)
カチャカチャとベルトを鳴らしてズボンを脱いでいました。
(私は、何も知らない)
(酔ってて意識がないんだから)
腕立て伏せをするときのような姿勢で覆いかぶさってきて・・・
私の股に、お○んちんをあてがってきます。
(ああ・・・されるんだ・・・)
恐怖はありませんでした。
もう自分の意思とは関係なく、それを受け入れようとしている私のあそこ・・・
ぎゅうっと圧迫してくる感覚で、
(あ・・ぁ・・・)
Nくんのものが私の中に入ってきます。
(ああ、Nくん。。。)
彼とつながったまま、
「はあぁぁ」
吐息を漏らさずにいられませんでした。
下半身が熱を持って、脳がとろけそうになっていきます。
(おねがい)
(痛くしないで)
私が急に意識を戻したりしないかと怖れていたのかもしれません。
様子を窺うように『ゆっくり』と・・・
深いストロークで腰を動かされていました。
(よかった・・ね・・・Nくん・・・)
本当に、ゆっくりゆっくりと・・・
2回・・3回・・・奥まで私を貫いてきます。
(気・・持ち・・・いい?)
そして・・・
その『2~3回だけ』で、彼は私から離れていました。
はだかの私に、タオルケットをかけてくれます。
「ううーん」
何も気づいていないふりをしてあげる私・・・
彼が泣いているのがわかりました。
でも、私にはどうしてあげることもできません。
最後にもういちどそっとキスをして、Nくんが帰っていきました。
部屋の電気を消してくれて、
「カチャ」
静かに玄関のドアが閉まる音がします。
(Nくん)
少しだけ時間を置いてから、玄関のカギをしめました。
(ごめんね、Nくん)
(気持ちに応えてあげられなくて)
あれだけですぐにやめてくれたのは、あの子のやさしさだったのでしょう。
彼のやさしさを噛みしめながら・・・
後ろめたさと、心苦しい思いと・・・
・・・でも、後悔はありません。
翌日、Nくんからメールをもらいました。
もちろん『そのこと』については、彼のほうから一切ふれてきていません。
『Nさんが、うちまで送ってくださったんですよね?』
『ありがとうございました』
私は、まったく『それ』を記憶していないかのように返信していました。
申し訳ないという気持ちになりながら・・・
最後に、
『もう会えません』
・・・その旨だけを伝えて。
(私みたいなのじゃなく)
(どうか、もっといい人にめぐり会ってください)
心からそう願う気持ちで、胸がいっぱいでした。
(PS)
このサイトの趣旨にはそぐわないかもしれませんから、内容に問題があるようでしたら削除してください。
特定されるようなリスクを減らすために、少しだけ工夫をして書いてあります。
本当に暑い日が続いていますが、どうか皆さんご自愛ください。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
自分のうちから、電車に乗って3駅となりにある街の美容院に通っていました。
ちょっとした買い物がてらというときに、そこが便利だったからです。
だいたい1ヵ月に1度のペースで行くのですが、
(そろそろお店を変えようかな)
そう思いはじめていたところでした。
別に、いまのお店に不満があったわけではありません。
ちょっとマンネリ感を覚えはじめていたという程度のことです。
いつも担当してもらっていたのは、Nくんという20代半ばの男性美容師さんでした。
カットしてもらいながら、
(この人とも、もう長くなってきたなあ)
いつもプライベートな話も聞いてもらったりしています。
とは言っても、もちろん当たり障りのない範囲のことばかりですが・・・。
先週、その美容院に行ってきました。
いつものようにカットを終えて、お店を出た私・・・
今日も、ものすごい暑さと湿気です。
駅に向かって歩いていると、
「○○さん」
後ろから声をかけられました。
振り向くと、そのNくんが肩で息をしています。
(あれっ?)
最初は、私が何か忘れ物でもしてしまったのかと思いました。
でも心当たりがなくて、
「どうしたんですか?」
まだ息を切らしている彼に尋ねます。
Nくんは、緊張しているようでした。
「すみません」
「ちょっと、お話を聞いてもらえますか?」
何のことだか、まったくわからず・・・
「お店はいいの?」
聞けば、店長たちからも了解を得てきていると言います。
「いいですよ」
「どうしたんですか?」
ロータリー広場(?)の木陰のベンチに、ふたり並んで腰かけました。
彼の話を聞きます。
要点を書くと・・・
私は、Nくんに告白をされました。
ずっと前から、私のことを気に入ってくれていたのだそうです。
本当は、お客にそういうアプローチをするのは禁止らしいのですが・・・
店長もふくめて、周りのスタッフからも応援してもらっていたとのことでした。
そして、結論としては・・・
私は、彼のことをふりました。
Nくんのことを、そういう対象として見たことはなかったからです。
「ごめんなさい」
駅前なのに、嘘みたいにわんわん泣かれました。
(ちょっと・・・困る・・・)
通行人が、ベンチの私たちを見ながら通りすぎていきます。
Nくんがいい人なのは知っていました。
だからと言って、好きでもない人と付き合うつもりはありません。
申し訳ない気持ちでした。
「本当に、ごめんなさい」
男の人がこんなに泣くのを見たのは初めてです。
そして、それが『きっかけ』でした。
ようやく納得してくれた彼と、1度だけ今度いっしょに飲みに行くという約束をして・・・
メールアドレスを交換します。
そして、最後はお互いに無理やり笑顔で別れました。
(悪いけど、もうあの美容院には行けない)
(どうせ、変えようかと思ってたんだし)
約束したのは、その数日後の夜でした。
待ち合わせの場所に現れたNくんは、もういつもの彼に戻ってくれています。
大変迷惑をかけたと、
「すみませんでした」
申し訳なさそうに何度も謝られました。
(よかった)
(そんなに気まずくない)
私も、あのとき『自分には婚約者がいる』ということにしておいたので・・・
「ごめんなさい」
「お互いに、もう水に流そうね」
そんな感じの流れに、雰囲気を持っていきます。
お店に入りました。
割り切ったように、
「もう、今日は飲んじゃうぞ」
無理して明るく振る舞っているNくん・・・
「しょうがないなあ」
「私も、付き合いますよ」
お酒を飲みながら、彼の話の聞き役になってあげます。
Nくんの生い立ちのこと・・・
これまでの恋愛のこと・・・
いまの仕事の悩み・・・
いろいろな話を聞きました。
アルコールが進んでいくうちに、自然とお互いのわだかまりもなくなっていきます。
「ぼく、本当に○○さんのこと好きだったんですよー」
「婚約者のかたが、羨ましいです」
いつのまにか、そんなふうに話がループする感じになっていました。
「私なんかの、どこを好きになってくれたんですか?」
ビールで顔を真っ赤にしている彼に、思いきって聞いてみます。
「正直、最初は顔でしたー」
「でも・・・話してみたら、すごく感じのいい人だったし」
私をみつめながら、Nくんが涙ぐみそうになっていました。
まずいと思って、
「もっといい人がみつかりますよ」
「Nさん、やさしそうだから」
さりげなくフォローを重ねます。
そんなこともありながら・・・
その後も、2時間ぐらいお酒を飲んでいたでしょうか。
けっこう酔っ払ってきた彼が、
「○○さんは、SですかMですか?」から始まって・・・
だんだんとエッチなことも話題にするようになってきていました。
その都度、
「よくわからないです」
にこやかに微笑みかけてあげながらも、適当にお茶をにごします。
そのうち、フェチの話になりました。
Nくんは、『匂いフェチ』なんだそうです。
「○○さんは?」
と、聞かれて・・・
「なんだろう?」
「あんまり無いと思います」
とっさに嘘をつきながら、会話自体は楽しんでいるふりをしてあげました。
フェチというのとは違うかもしれませんが・・・
心の中では、
(もし露出に興奮するなんて言ったら)
(この子、驚くだろうな)
そんなふうに、まったく別のことを考えています。
そのとき・・・
一瞬、すごく邪なことを想像している自分がいました。
ものすごく悪いことです。
お酒には、けっこう強い私でした。
実際、今のところほとんど酔ってはいません。
でも・・・
彼に合わせて、少しずつ『とろーん』となってきたふりをしていました。
(ありえない)
(そんなこと考えたら、絶対だめ)
美容院には、初めて行ったときに会員登録のようなものをしているわけですから・・・
どうせ、住所とかは知られてしまっているも同然でした。
でも、立場的には・・・
この人は、客の私にひどいことなど絶対できないはずです。
つい何日か前の、あの『美容院の帰り』の出来事・・・
私にふられて泣いていた、この子のかわいそうな姿を思い出していました。
(Nくん、ごめんね)
(あのときだって、私は)
周りの人の目を気にしながらも・・・
実は、少し優越感にひたっていた・・・。
本当の私は、そういう性格の悪い人間なのです。
(Nくん・・・)
(私のこと、そんなに好きなの?)
腹黒い自分が、頭の中で計算をしていました。
(ごめんね、Nくん)
(思ってくれてるような女じゃなくて)
タイミングを計って、話題を変えます。
「ねえNさん」
「もう、だいぶん酔っ払ってるんじゃないですか?」
「んんー、そうかな」
「でも、けっこういい気分ですねえ」
楽しそうにおしゃべりをしながら、少しずつ自分のペースに誘導していきます。
「Nさんって」
「酔うとどう変わるんですか?」
「ぼくは、陽気になるって言われますね」
「○○さんは、どうなるんですか?」
さっきよりも、ますます目をとろんとさせてみせました。
「えー」
「子どもみたいに、甘えんぼになっちゃうかも」
少し照れたような顔で、嘘をつきます。
そうやって、さりげなく布石を打っている『性悪』な私がいました。
(もしやってあげたら)
(この子だって、きっと嬉しいに決まってる)
それからも、いろいろなおしゃべりをしました。
八割がた彼が話して、そのほとんどを私が聞いているという構図です。
にこにこしながら・・・
けっこうなハイペースで、お酒を飲んでみせました。
(本当に、わたし)
(そんな無茶なことするつもり?)
私を好きだと言ってくれたNくん・・・
その彼の心を、弄ぼうとしている悪い私がいます。
「じゃあ、そろそろ・・・」
お開きにしましょうと、Nくんに伝えました。
「今日は、私の気持ちだから」
自分が払うと言ってきかない彼を押しとどめて・・・
年上の私が、半ば強引に会計をしてあげます。
ふたりで店のドアを出たとき・・・
さよならのときが近づいてきたと感じたのか、彼が泣きそうになっていました。
「○○さん」
「今日は、ぼく本当に・・・」
その言葉を遮るように、
「ううーん」
階段を下りきったところで、私はへたりこんでしまいます。
「大丈夫ですか!?」
Nくんが、抱きかかえるようにして支えてくれました。
「んー」
「よ・・ぱらちゃた、かも・・・」
頭をふらふらさせながら、つらそうな顔をしてみせます。
すべて演技でした。
本当は、しらふも同然です。
「大丈夫ですか?」
「送っていきましょうか?」
私を抱きかかえたまま、完全に声が裏返っているNくん・・・
「お言葉に、甘え、て・・・」
「タクシー・・・送ってもらお、かな・・・」
Nくんとふたりで、タクシーに乗っていました。
「□□の、□□前の・・・」
「マンション・・まで・・・」
運転手さんに、自宅の場所を告げます。
隣の彼の肩にもたれかかりながら・・・
(どきどきどき)
自分のこの大胆な行動に、興奮してきているのを感じていました。
(ああ、本当に)
(もう・・うちに着いちゃう)
私鉄で3駅ですから、車でも15分ぐらいです。
タクシーを降りて、
「部屋の前まで送ります」
そう言ってくれる彼の言葉に甘える『ふり』をしました。
半ば朦朧としている演技で・・・
オートロックの前で、
「か・・ぎ・・・」
バッグを開けて、Nくんにお願いします。
「○○○号室、で・・す・・・」
いっしょにエレベーターに乗り込んで、ボタンも押してもらいました。
フロアに着いて、自分の部屋のドアの前まで来たときに・・・
そのまま、ふらーっとよろけてみせます。
「○○さん!」
「しっかりしてください」
本気で彼が焦っているのがわかりました。
慌てて、部屋の鍵を開けてくれます。
真っ暗な玄関に入ったところで、
「みず・・・」
わざとその場にへたりこみました。
「み、ず・・・おねがい・・・」
Nくんが、手探りで壁の照明スイッチを探しています。
(もっと左)
(そう、そこの横・・・)
パチッと、室内が明るくなりました。
「み・・ず・・・」
彼が靴を脱いで、
「おじゃまします!」
慌てて中へと入っていきます。
(よかった)
(部屋、きれいにしておいて)
コップに汲んできてくれた水を受け取って・・・
こくこくこくと、飲み干しました。
完全に酔っ払っているふりをして、彼に両手を差し出します。
「うぅー」
立たせてくれようとするNくんに体重を預けました。
よろよろになった私を抱えるようにして、
「○○さん、起きてください」
とりあえず部屋の中まで移動させようとしてくれます。
ごろん・・・
ベッドの上に横たわらせてもらっていました。
真夏の暑さが充満した部屋で、
「あつ・・い・・・」
うなされたように、つぶやいてみせる私・・・
彼が、エアコンのスイッチを入れてくれています。
心配そうに、
「○○さん」
Nくんが、私の顔をのぞきこんでいました。
私は、薄目にしながら完全に酔いつぶれているふりをします。
(ごめんね、Nくん)
(私、あなたを騙してるの)
ものすごく顔を見られていました。
Nくんが・・・
自分に片思いをしてくれた男の子が・・・
(どきどきどき)
こんなに間近で、私の顔を見おろしています。
その彼の息づかいが伝わってきて、言葉にならないぐらいに興奮しました。
苦しげに、
「う、うーん」
眉間にしわを寄せてみせます。
そして、無造作にひざを立てました。
剥き出しになった太ももに沿って、スカートが捲れてしまいます。
(Nくん)
(私、こんなことしかしてあげられない)
開いた脚のあいだを覗きこまれていました。
私のことを好きな男の子が、
(あああん)
息をのむように、スカートの中を見ています。
心の中で・・・そっと恥じらいに悶える私がいました。
(ううう)
むくっと身を起こして、
「ト・・イ」
ぼーっと立ち上がります。
まるで、もう彼の存在など目に入っていないかのように・・・
朦朧としている感じで、
「暑っ・・つい・・・」
カットソーを脱ぎ捨てました。
ブラジャー姿のまま、ひとりでふらふらと部屋から出ていきます。
トイレの中に入って、
「ぱたん」
ドアを閉めました。
(ひいいいい)
胸のどきどきを抑えられません。
かつて、これほどにまで大胆な行動をとったことがあったでしょうか。
トイレの中で、スカートと靴下を脱ぎました。
下着だけの姿になって、脱いだ服を足もとに散乱させてしまいます。
無理やり襲われることはないと見抜いていました。
私は、Nくんとセックスする気もありません。
でも・・・
(この状況じゃ)
もし、最悪そうなってしまったとしても・・・
(いいよ、彼なら)
(1回ぐらいしょうがない)
心の中で、どこか覚悟はできています。
その代わり・・・
(そうなるまでは)
(私に、思いっきりどきどきを味わわせて)
せつないぐらいに、自虐的な気持ちが昂ぶっていました。
(ああ、だめ)
パンツも脱ぎ捨ててしまいます。
これで、もう身につけているのはブラだけでした。
(Nくんなら)
(迷惑じゃないよね?)
トイレの水を、
「じゃーっ」
かたちだけ流します。
あからさまに酩酊している表情をつくって・・・
「かちゃっ」
そっとドアを開けました。
トイレから出たところで『どたん』と音を立てます。
床に尻もちをついてみせました。
「○○さん?」
部屋から出てきたNくんの目が見開いています。
酔っ払ったまま、服を脱ぎ散らかして・・・
すっかり前後不覚に陥っている私・・・
Nくんが、私のからだに視線を走らせているのがわかりました。
それでもなんとかして、
「あっちですよ」
また立たせようとしてくれています。
(どきどきどき)
さっきみたいにベッドまで運んでもらっていました。
腰かけさせてくれるみたいなかたちに下ろしてもらって・・・
私は、
「うぅーん」
顔をとろんとしてみせます。
薄目にしたり半目にしたりを繰り返しながら、何もわかっていないふりをしました。
朦朧とした様子で、
「暑・・つい」
背中のホックに手を伸ばします。
いかにも『わずらわしい』という感じで・・・
「ん、うー」
ブラを剥ぎ取ってみせました。
「うぅ・・ん」
そのまま、ベッドの上に仰向けに寝てしまいます。
「うふぅ・・・」
酔いつぶれたふりをして、何もわからないふりをして・・・
ついに、彼の前で全裸になってみせた私・・・
(ああん)
ものすごく興奮していました。
傍らにひざをついて、
「○○さん」
「大丈夫ですか?」
Nくんが、心配そうに声をかけてくれますが・・・
その目で、思いっきり胸を見られているのがわかります。
(恥ずかしい。。。)
完全に泥酔状態を演じていました。
眉間にしわを寄せて、
「ぅぅ・・ん」
それらしく呻いてみせます。
開き気味に投げ出した両脚が、股のあいだまで露わにしていました。
しかも・・・
相手は、私に憧れを持ってくれた男の子・・・
一糸まとわぬ姿を晒している自分に、死ぬほど興奮してしまいます。
(恥ずかしいよ。。。)
空気が変わったのを感じました。
明らかに、Nくんの呼吸が荒くなっているのが伝わってきます。
(ひいん)
至近距離で胸を見られ・・・
顔をくっつけんばかりに股間を覗かれ・・・
(ひいいん)
そして、匂いを嗅がれていました。
彼が『匂いフェチ』だとか言っていたのを思い出します。
(やめてえ)
天井の照明が、煌々と私のからだに光をあてていました。
男の子に、からだの匂いを嗅がれています。
呆然自失になりかけながらも、
(よかったね)
(私にそんなことできて、よかったね)
とても言葉では表せないような、羞恥の興奮を味わっていました。
(あああん)
(恥ずかしいよ)
そのうち・・・
「○○さん」
今度は、間近から顔をのぞきこまれます。
反応を見られているのがわかりました。
「○○さん」
「大丈夫ですか?」
肩を揺すられますが、私はあえて反応しません。
一瞬だけ、半目になってみせて『ぼーっ』と視線を宙に泳がせました。
ふんわりと頬に手のひらを当てられましたが、
「うぅーん」
それでも反応しない私・・・
泥酔している演技を続けます。
きっと、大丈夫だと確信したのでしょう。
そっとキスされていました。
ただただ、そっと・・・
私の口に、Nくんがやさしく唇を押し当ててきます。
(どきどきどき)
彼に自分の唇を奪わせてあげることで・・・
相手にお詫びをしているような気持ちになっている『私』がいました。
(ごめんね、Nくん)
(あなたとは付き合えないけど)
その申し訳ない思いをごまかすように、じっと無反応のままでいてあげます。
(どきどきどき)
そして、やっぱり・・・
からだもさわられていました。
胸を撫でられ、おっぱいに顔を摺りつけられたかと思うと・・・
そのまま乳首を口に含まれます。
顔から火を噴きそうな恥ずかしさでした。
私のおっぱいを撫でまわす彼が、夢見ごこちのような表情をしています。
薄目のまま、
「う、うーん」
されるがままになってあげている私・・・
(ああん、Nくん)
(わたし恥ずかしいよ)
両方のふくらはぎを持つようにして、脚を開かされます。
そのまま『ぐーっ』と押し上げられる感じで、大股開きにさせられました。
まるで、おしめを替える赤ちゃんのような格好で・・・
大切なところをお披露目させられます。
(ひいん)
見られているのがわかりました。
もうすぐ結婚すると言っていた私の『あそこ』を、じっとみつめている気配がします。
そして・・・
そこに顔を埋められていました。
(いやんいやん、恥ずかしい)
鼻づらを押しつけるようにして、敏感な部分に口づけしてくるNくん・・・
執拗に、執拗に、
(ああん)
私の恥ずかしいところを舐めています。
(だめえ)
いったいどれぐらいの時間、あそこを舐められていたでしょうか。
泥酔を演技しながらも・・・
「う、うぅん」
襲いかかってくる快感に、理性を保つのがやっとでした。
(ああ、だめえ)
男の子が、自分の股に舌を這わせているのです。
頭の中が・・・真っ白になりそうでした。
下半身が『ぬるぬる』を溢れさせてしまっているのが、自分でもわかります。
(恥ずかしいよ)
(Nくん・・・)
ようやく脚を放してくれた彼が、
(どきどきどき)
カチャカチャとベルトを鳴らしてズボンを脱いでいました。
(私は、何も知らない)
(酔ってて意識がないんだから)
腕立て伏せをするときのような姿勢で覆いかぶさってきて・・・
私の股に、お○んちんをあてがってきます。
(ああ・・・されるんだ・・・)
恐怖はありませんでした。
もう自分の意思とは関係なく、それを受け入れようとしている私のあそこ・・・
ぎゅうっと圧迫してくる感覚で、
(あ・・ぁ・・・)
Nくんのものが私の中に入ってきます。
(ああ、Nくん。。。)
彼とつながったまま、
「はあぁぁ」
吐息を漏らさずにいられませんでした。
下半身が熱を持って、脳がとろけそうになっていきます。
(おねがい)
(痛くしないで)
私が急に意識を戻したりしないかと怖れていたのかもしれません。
様子を窺うように『ゆっくり』と・・・
深いストロークで腰を動かされていました。
(よかった・・ね・・・Nくん・・・)
本当に、ゆっくりゆっくりと・・・
2回・・3回・・・奥まで私を貫いてきます。
(気・・持ち・・・いい?)
そして・・・
その『2~3回だけ』で、彼は私から離れていました。
はだかの私に、タオルケットをかけてくれます。
「ううーん」
何も気づいていないふりをしてあげる私・・・
彼が泣いているのがわかりました。
でも、私にはどうしてあげることもできません。
最後にもういちどそっとキスをして、Nくんが帰っていきました。
部屋の電気を消してくれて、
「カチャ」
静かに玄関のドアが閉まる音がします。
(Nくん)
少しだけ時間を置いてから、玄関のカギをしめました。
(ごめんね、Nくん)
(気持ちに応えてあげられなくて)
あれだけですぐにやめてくれたのは、あの子のやさしさだったのでしょう。
彼のやさしさを噛みしめながら・・・
後ろめたさと、心苦しい思いと・・・
・・・でも、後悔はありません。
翌日、Nくんからメールをもらいました。
もちろん『そのこと』については、彼のほうから一切ふれてきていません。
『Nさんが、うちまで送ってくださったんですよね?』
『ありがとうございました』
私は、まったく『それ』を記憶していないかのように返信していました。
申し訳ないという気持ちになりながら・・・
最後に、
『もう会えません』
・・・その旨だけを伝えて。
(私みたいなのじゃなく)
(どうか、もっといい人にめぐり会ってください)
心からそう願う気持ちで、胸がいっぱいでした。
(PS)
このサイトの趣旨にはそぐわないかもしれませんから、内容に問題があるようでしたら削除してください。
特定されるようなリスクを減らすために、少しだけ工夫をして書いてあります。
本当に暑い日が続いていますが、どうか皆さんご自愛ください。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。