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CFNM

CFNMや露出についての萌える体験をコピペしました(^^;)

2017-04

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誰にも2

備え付けの時計の音が、
「コチッ・・・コチッ・・・」
と、耳に響いてきています。
ほとんど眠れませんでした。
背徳感の余韻と、激しい自己嫌悪が入り混じった気持ちのまま・・・
ベッドの中で悶々としてしまいます。

(ああ、私って最低)

自分の性格の悪さに嫌気がさしていました。
あのタヌキ女・・・
確かに嫌な人だったけど、私がやったことだって陰険そのものです。

(でも、興奮した。。。)

数ヵ月ぶりに味わったあの高揚感に、いつまでも脳が休もうとしてくれません。
そんな状態のまま、まったく寝つけませんでした。

(ああ・・・)
(もう、やだ・・・)

時計を見ました。
眠れないまま、もうすぐ朝の5時になろうとしています。
私はベッドから抜け出していました。
再び、お風呂に行く準備をします。

(誰かいて)
(もういちど・・・お願い・・・)

こんなふうにストレートに書くのは恥ずかしいですが・・・
性欲が昂ぶって、どうにもなりませんでした。

誰かと行為をしたいとかいうのではありません。
私の望みは、ただひとつ・・・
男の人に見られてしまうときの、あのどきどきを味わいたいのです。

バンガローを出て、お風呂ロッジに向かいました。
まだこんな早朝です。
望み薄なのは、最初からわかっていました。
でも、もう行かずにはいられません。

(あまり無茶したらだめ)
(落ちついて)

ここは外国なのです。
よっぽど慎重に慎重をかさねないと、どんなことが起こるかわかりません。
そういう意味では、かなり緊張していました。
お風呂建物に入ると同時に、自然と全神経が研ぎ澄まされてくる自分がいます。

(どきどきどき)

誰もいませんでした。
がっかりなのに、ほっとしています。
無人のロッカールームを見渡しながら・・・
なんだか、ホームに戻ってきたかのような感覚を覚えていました。

(やっぱり)
(誰もいないか)

浴室へのガラス戸を開けて中も見ますが、完全に無人です。

(どうする?)

戻ったところで、どうせ今から眠れるわけがありません。
水着に着替えました。
とりあえず、このまま朝風呂に入ってからチェックアウトすることに決めます。

ひとりぼっちの貸切状態で、湯船に入りました。
ぼーっとしながら、それとなく浴室を観察します。

壁の時計は、ちょうど5時を指していました。

不思議な気持ちになります。
誰もいないお風呂で、ひとりお湯につかっている私・・・
ここは、日本ではないのです。
でも、なんだかそんな気がしません。

(昨日のカップル・・・)

あの2人との出来事も、もはや遠い昔のことのように思えてきます。

静けさの中に、ひとりぼっちでいる私・・・
自分だけ時間が止まってしまったかのような、そんな気分でした。

(こういう非日常的な感じになれるのが)
(ひとり旅のいいところなんだろうな)

まもなく退社することになる職場のことを思い浮かべます。

(もういいよ、考えなくて)
(解放されたんだから)

何もせずに、『ぼーっ』としていました。
温泉のぬるさが、ちょうどいい感じにリラックスを与えてくれます。

(ふうー)

どれぐらい、そうしてまったり過ごしていたでしょうか。
突然、気配を感じました。

『どきっ』

ロッカールームに誰かが来たのがわかります。

頭の中で、ぱちーんとスイッチが入るような感覚でした。
瞬時にして神経が張りつめます。

「ガタン」

(誰か来る)
(怖い・・・緊張する・・・)

ガラス戸が開いて、水着姿の男性がひとり入ってきました。

(あっ)

お互いに顔を見合わせます。
昨日もいっしょになった2人組の男の子のひとりでした。
彼も驚いたようです。
まさか、こんな時間からお風呂に入っている人が他にいるとは思っていなかったようでした。

「Hi」

「Good morning」

ちょっと照れくさい空気の中、挨拶を交わします。

胸がきゅんとしました。
なんと言うか・・・
昨日もしゃべっていますから、お互いに多少は気心の知れた相手です。
彼も、嬉しそうな顔をしていました。
湯船に入ってきます。

「You alone?・・・your friend?」

「still sleeping」

いっしょにお湯につかりながら、自然とおしゃべりがはじまっていました。

どんな旅行をしているのか・・・
今日はどこに行くのか・・・

お互いにカタコト英語ながら、少しずつ会話が弾んでいきます。

彼は、またここで私に会うとは思わなかったと言っていました。
温泉が大好きだと話す私に、日本の温泉との違いを尋ねてきます。

「Japanese hot spring is a ・・・」

20歳ぐらいだと思うのですが、どこかあどけなさも残っている男の子でした。
なんとなく、かわいいウサギを思わせるような前歯をしています。
日本の温泉の話をしてあげました。

最初こそ、少しだけ緊張しているようでしたが・・・
そのうち、私本人に対して興味津々という感じの顔になってきます。

(なんかちょっと)
(気恥ずかしい)

微笑みを浮かべてみせながら、抑えきれない『欲求』が疼きはじめていました。
もう、このときには・・・
無意識に演技をはじめていたのかもしれません。

話の流れの中で年齢を聞かれて、
「25」
嘘をついている自分がいました。
ノーメイクの私なら、どうせばれることはありません。

(どきどきどき)

素直そうなこの子の気持ちを、うまく誘導しようとしていました。
職業の話になったときには、
「cabin attendant」
さらに嘘を重ねます。

私の得意なパターンでした。
いかにも『清楚』で『しとやか』な、美しいお姉さんになりきります。

余計なことはしませんでした。
ときどき、水着の胸もとに視線が来るのを感じますが・・・
無意識に手で押さえるようなふりをして、ガードの固さを印象づけます。

お互いに、お湯につかったり湯船のふちに腰かけたりを繰り返しながら・・・
おしゃべりが止まりませんでした。
彼の目を真っ直ぐみつめながら、
「I see」
にこやかに相手の話にも同調してあげます。

(だいじょうぶ)

少しずつ手応えを感じていました。

(この子なら、問題ない)

私がしゃべっているときの、彼の目・・・
私の顔をみつめている、ウサギくんのその瞳・・・

自惚れていると思われるかもしれませんが・・・
だんだんと、私に見とれてくれてきている感じがわかるのです。

(どきどきどき)

湯船のふちに腰かけていた彼が、脚を組み替えていました。
私としゃべりながら、指で自分の足の裏を押しています。

(ツボを押してるの?)

私は、そのチャンスを見逃しませんでした。

「pressure points?」
「Do you know a lot about it?」

最初、彼は無意識にその仕草をやっていたようです。
私に『ツボに詳しいのか』と聞かれて、
「a・・・ yes」
自分の足の裏を見ながら、今度はきちんと指で押しはじめていました。

私は興味深そうな顔をつくって、その手つきをみつめます。

ちょっと賭けに出ました。
お湯の中で、真似するように自分の足の裏を押すふりをしてみせます。
そして・・・
「ざば」
彼のほうに近づきました。

「where?」

相手の指に、私も自分の指を添えます。
私の手で、足の裏を『さわってあげて』いました。

あえて日本語のまま、
「このあたり?」
「ツボって、このへんにあるの?」
あくまでも大真面目な顔で、その位置を聞いているふりをします。

(あー)
(この子、どきどきしてる)

痛いほどに、それが伝わってきました。

ウサギくんの足を持ったまま、
「ここ?」
なおも真剣な表情で、私の指を押しつけます。

(嬉しそうだね)

そして、彼から離れました。
再びお湯の中に身を沈めて、
「ん?・・ここかな?」
自分の足の裏を指で押すふりをします。

「Do you want me to?」

思っていたとおり、彼が『やってあげましょうか』と、聞いてきました。

「えっ?」

びっくりしたように、
「えっ、No・・・」
ちょっと、どぎまぎしてみせます。

「No・・・no thank you」

ウサギくんに、照れたお姉さんの可愛らしさを見せつけました。
お湯につかったまま恥ずかしそうに・・・
「やだあ」
そして、お互いに笑い合います。

(どきどきどき)
(どきどきどき)

すべて演技でした。
その後も、何事もなかったかのようにおしゃべりをします。
男の子の水着が・・・
(うわ)
股間のところで、もっこりと膨らんでいました。
気がついていないふりをします。

(しゃべってるだけで)
(そんなふうになっちゃうの?)

もう、イメージはできあがっていました。

(どきどきどき)

壁の時計のほうを見て、
「What time now?」
彼に尋ねます。
近視のふりをしていました。
時間を教えてくれるウサギくんに・・・
メガネをかけていないから、よく見えないと嘘を言います。

ふっと、お互いの会話が途切れました。
彼が、新しい話題のきっかけを探すような顔をしています。

(いまだ)

「ざば」

ウサギくんがしゃべりだす前に、私はお湯から立ち上がりました。

「シャワーに行ってくるね」

湯船から出て、傍らに置いておいた自分のミニポーチを持ちます。

(ああ、お願い)
(どきどきしたいの)

2つ並んでいるシャワーブースへと歩いていきました。
昨日と同じく『左側』のほうを選んで、中に入ります。
内側からカギをかけました。

水着を脱いで、全裸になります。

2回目の利用ですから、中の様子はよくわかっていました。
このシャワーブースは、電話ボックスを一回り大きくした程度の広さしかありません。
中は、せいぜい直径で1.5mといったところでしょうか。
出入口の扉は、横にスライドして開閉するタイプでした。
うまく説明するのが難しいのですが・・・
この円柱形をしたブースのかたちどおり、カーブした形状の樹脂製の扉です。

コックを捻って、シャワーのお湯を出しました。

昨日、私は『たまたま』みつけていたのです。
この扉の、ある部分のパッキンが劣化していて・・・
本来は密着しているはずのところに、わずかな隙間ができてしまっていることを。

(どきどきどき)

お湯を浴びながら、髪にシャンプーをします。
そして、いちどシャワーを止めました。

(どきどきどき)

カギを外して、
「ガチャっ」
扉を少しだけ開けます。

首から上だけを外に出すようにして、
「ごめーん」
ウサギくんの姿を探しました。
湯船にいた彼が、こっちを見ます。

「ボディソープ、そこらへんにない?」

さっきポーチを置いたあったほうを指さしながら言いました。
もちろん、あらかじめ『わざと』ボディソープだけを置き忘れておいたのです。

彼がそれを持ってきてくれました。
私は、首から上だけしか見せずに・・・
「thank you」
手を伸ばして、そのミニボトルを受け取ります。
シャンプーで泡だらけの頭のまま、にこっとしてみせました。

ウサギくんの目の前で、再び扉を閉めます。
カギをかけました。

(どきどきどき)

この扉の閉まったカプセルの中には、お姉さんがはだかでいるのです。
あとは、彼が気づくかどうかでした。

なんとかして覗いてみたいと思ったなら・・・
たった1カ所だけ開いた、そのわずかな隙間にすぐ目が留まるはず・・・

壁に固定されたシャワーノズルの角度を、手で調節しました。
背後からお湯を当てるような向きで立ちます。

(どきどきどき)

縦に5cmぐらいパッキンが取れてしまっている、その部分・・・
隙間の幅自体は、1cmもありません。
でも、その隙間に目をぴったりくっつければ・・・
あの子には、中の様子がまる見えに・・・

(どきどきどき)

扉の隙間を真正面にしたまま、頭からシャワーを浴びました。

(どきどきどき)

そして、
(あっ・・・あぁっ!)
まさに、自分の計算がばっちり当たった瞬間を見届けてしまいます。
その隙間のところが、明らかに『すっ』と暗くなりました。

(あ、あ、あ・・・)

隙間の位置は、私のひざぐらいの高さにあります。
中はとてもスペースが狭く、それこそ手が届きそうなぐらいの近さでした。
いま、あの男の子の目の前には・・・
シャワーを浴びて立っている私の、ちょうど下半身があります。

(男の子に)
(男に、見られてるう)

ものすごい興奮でした。

頭から『すーっ』と血の気が下りていったかと思うと・・・
次の瞬間には、『かーっ』と顔が熱くなります。

(あ、ああ、あ・・・)

そのまま、頭上からのシャワーを浴びていました。
スペースが狭いせいで・・・
もしあの子がいくら見上げようとしたところで、せいぜいその視野に入るのは私のおなかぐらいまでです。
目が合ってしまうような心配はありませんでした。

(あ、ああぁ・・・)

お湯に濡れたアンダーヘアーと・・・
絶対に見えてしまっている、股の『割れ目』を披露したまま・・・
(ああん、ウサギくん)
(恥ずかしいよ)
立ったままで、髪のシャンプーを流します。

(ひいいいん)

大興奮のシチュエーションでした。
密閉されたこの小さなカプセルの中で、私に隠れ場などありません。

(恥ずかしいよ)
(見ないで。。。)

いちどシャワーを止めて、簡単に髪を束ねました。
その場にしゃみこんで・・・

そして、そのまま床に両ひざをついてみせます。

向き合ったまま、同じ高さで顔と顔とを見合わせるようなかたちでした。
一瞬、隙間のところが明るくなりましたが・・・
すぐに、また影で暗く埋まります。

(ああん、いるう)

でも、近視だと言っていたこのお姉さんが『覗き』に気づくことはありません。
床に置いてあった、ボディソープのミニボトルを手に取ります。

私は、なおも変わらずに楚々とした顔をしていました。
いちど手の中で泡立ててから、
(ヤあん、近いよ、近いよう)
床に両ひざをついたまま、腕、肩、首へとボディソープを伸ばしていきます。

あんなにガードの固かった、このお姉さんが・・・
おっぱいをまる出しにしたまま、自分の胸を洗っていました。

(ああん)
(見られてるよう)

屈辱感も相まって、
(イヤあん、ばかあ。。。)
自分が覗かれてしまっているというその現実に、恍惚とさえしてきます。

おなかのあたりまで洗ったところで、立ち上がりました。
両脚を半開きにして、
(あああ、ぜんぶ見えちゃう)
立ったまま、手で撫でまわすように股間を洗います。

(恥ずか・・しい・よう)

もはや、興奮の極みでした。
ウサギくんのニヤつく顔を想像します。

(だめえ、だめえ)
(お尻はイヤだよ)

いったん、横を向くようにしゃがみこんで・・・
ボディソープを手のひらに足しました。
何秒か私の横顔を目にさせることで、あの子に後ろめたさを感じさせます。

(かわいそうだよ)
(お姉さんが、かわいそう)

そして・・・
今度は、反対側を向くように立ち上がりました。

(だめ・・だめえ・・・)
(お尻の穴が見えちゃう)

隙間から覗いた50cm先には、お姉さんの生身のお尻・・・

あくまでも、自然体を装います。
真後ろからお尻を眺めさせてあげながら、手のひらの中でボディソープを泡立てました。

(このお姉さんは悪くない)
(普通に、からだを洗ってるだけ)

後ろ手に、腕をまわして・・・
男の子の顔の前で、撫でるようにお尻を洗います。

(だめえ、許して)

腰から、太ももへと手のひらを下ろしていって・・・
興奮のあまり、
(死んでもいい)
そう思いました。
ぐーっと前かがみになって、ひざから下も洗っていきます。

(あああん、イヤあ)

あの子にまる見えでした。
中腰のお尻が、ぐいーっと開ききって・・・
その中心には、
ああ・・・
(見ちゃイヤ、見ちゃイヤあ)

全身を洗い終えた私は、シャワーで勢いよくからだを流します。
水着をつけると、影になっていた隙間の部分が『すっ』と明るくなっていました。

私は・・・
(どきどきどき)
今から、あの子の前に出ていかなければなりません。
緊張しすぎて泣きそうでした。

(どきどきどきどき)

「ガチャっ」

扉を開けて、外に出ます。
湯船に入っているウサギくんが、私を見ました。
心の中で、
(絶対に自然体で)
とにかくそれだけを自分に言い聞かせます。

(どきどきどき)

湯船に入って、
「さっぱりしたー」
にこやかな顔で、お湯につかってみせるお姉さん・・・
表情には、何の憂いもありません。

当然ながら、彼は何食わぬふりをしていました。
でも、
(ああん、いじわる)
再びおしゃべりをしながらも・・・
そのウサギくんの鼻の下は伸びっぱなしです。

(覗いてたくせに)

平静を装って、楽しく会話をしてみせる私ですが・・・
そんな彼の表情の端々には、密かな優越感がにじみ出ていました。

(よかったね)
(こんなにキレイなお姉さんで)

胸のうちで、どきどきがとまりません。

「I go,too」

ウサギくんが、シャワーブースのほうを指していました。
そんな彼を・・・私は、お湯につかったまま見送ります。

(さよなら)
(私、いなくなっちゃうね)

あの子がブースの中に入って、扉を閉めると同時に・・・
慌てて湯船から出て、
(もうだめ)
逃げるように、お風呂からあがる私でした。

ウサギくんを置き去りにしたまま・・・
急いでガラス戸を開けて、ロッカールームに出ます。
もう、心臓が爆発寸前でした。

(どきどきどき)

顔が上気して、どうにかなってしまいそうです。

(死んじゃう)
(・・・もう死んじゃう)

まさに、そのタイミングで・・・
あらたに入ってきた男性2人と鉢合わせになりました。

(あ・・・)

大きなナップザックを持った白人の2人組です。

(かっこいい)

ひとりは、ものすごいイケメンでした。
その青い瞳と、整った顔立ちに思わず目を奪われそうになります。

「Good morning」

ちょっと焦ってしまって・・・
かろうじて、
「・・・morning」
つぶやくように挨拶を返せただけの私・・・

もうひとりは、まあ普通のブラウンヘアーの男の人でした。
ふたりとも40代ぐらいでしょうか。
大きなザックを床に下ろして・・・
もう、私のことなんて眼中にないようでした。
手近なロッカーを開けながら、
「〇〇〇、〇〇〇〇・・・」
「〇〇、〇〇〇〇、〇〇〇・・・・」
ふたりは、ネイティブの早口英語で談笑をしています。

ウサギくんとのことで、
(どきどきどき)
その余韻も冷めやらぬまま・・・
まだ内心のテンションが上がりっぱなしな私でした。

(ああ、やっちゃう?)

立て続けになりますが、ここまできたらもう1回するのも同じことです。
昨日のカップルのときと同じパターンで演技すればいいだけでした。

(今なら、できちゃう)

ウサギくんだって・・・
まだしばらくは、お風呂からあがってくることはないはずです。

(ああ、やっぱり)
(あっちの人、かっこいい。。。)

緊張しました。
こんな人の前で水着を脱いだりしたら・・・
恥ずかしすぎて、私の自尊心は打ちのめされてしまうかもしれません。

(無理だよ)
(できないよ)

タイミングは、今しかありませんでした。
やるのなら、もう本当に『今』この瞬間です。

(ああん、イヤあ)
(そこにいるのに)

考えるより先に、手が動いていました。
ロッカー前の『この場所』で、ゆっくりと上の水着を脱ぎます。

「・・・・・」

談笑していたふたりの会話が、ぴたっと止まっていました。
自分の頭に『かーっ』と、からだじゅうの血が昇っていくのを感じます。

(ひいいん)
(こっち見てる)

胸がまる出しになっている私に・・・
イケメンさんが、
「○○○、○○○○、○○」
あちらに脱衣用のブースがあることを教えようとしてくれていました。
私は『けなげ』な顔で、
(どきどきどき)
英語がまったくわからないふりをします。
ブラウンヘアーが、『わーお』という感じで私を見ていました。

(おっぱい見ないで)
(恥ずかしいぃ)

何の罪もない表情で、
「ん?・・なに?」
下の水着にも手をかけます。
一気にニヤつくブラウンの顔・・・

(イヤぁあ、だめえ)

ふたりが見ている前で、
(イヤぁあ)
するするっと下の水着も下ろしました。

(キゃああ・・・)

すっぽんぽんになって、結わえてあった髪をほどきます。

(ああ、こんなの)
(私、すごすぎる)

さすがに耐えられませんでした。
タオルを取り出して、腰に巻きます。

そして、ふたりの目を釘付けにしている自分が快感でした。
表面上は、
「ん?・・ん?・・・」
半ば、きょとんとしてみせています。

(どきどきどき)

最高の気分でした。
イケメンさんも、私の胸を見ています。
豊満とは、ほど遠い・・・
中学生みたいに小っちゃい私のおっぱい・・・

(ああん、恥ずかしい)

脱いだ水着を手に持ちました。
ふたりの視線など意にも介さないかのように、浴室のガラス戸のところに行きます。

戸を開けて、さっと中を見渡しました。
(どきどきどき)
だいじょうぶ・・・
ウサギくんは、まだシャワーブースから出てきていません。

濡れた水着をしぼりました。
背後から聞こえてくる、ふたりの会話・・・

「〇〇、〇〇〇〇〇・・・・」
「〇〇〇、〇〇〇〇・・・」

その中に、『cute』とか『girl』とかいう単語が混じっているのがわかります。
欧米人のあの人たちからすれば、
(こんなに控えめな胸だったら)
(言葉もわからないアジアの女だったら)
ノーメイクの今の私が、はたして何歳に見えているのか・・・
正直、見当もつきませんでした。

(もう少し)
(あと、もう少しだけ。。。)

過去に何度か経験のある、貧血のふりの演技が脳裏によぎります。
自分のロッカー前に戻ろうと、歩きだしたところで・・・

不意に、よろよろっとしてみせました。
並んだロッカーに手を伸ばして、
「ガシャン」
とっさに寄りかかるふりをします。
ふたりが、『あっ』という顔になっていました。

その場で、足を止めたまま・・・
めまいに襲われたように顔をしかめてしまう私・・・

「・・・ぅ・・」

演技をしながら、
(助けに来て)
つらそうに薄目にします。
手でロッカーを伝うように、よろよろと歩きだして・・・
でも、すぐにしゃがみこんでみせました。

(ああ、私って)
(なんて悪い女)

ふたりが、さっと近づいてきます。

「Are you ok?」

イケメンさんが、
「Whats wrong?」
寄り添うように顔を覗きこんできました。

(ああん、近い)

至近距離なのに、おっぱいを隠すこともできません。
そのまま、床にぺたんとお尻をつけるようにへたり込んでしまう私・・・
いかにも具合悪そうな表情で、
「はあ、はあ、はあ・・・」
苦しそうに息をしてみせていました。
心配そうに、
「○○○、anemia ○○○・・・?」
イケメンさんが私の肩を支えてくれます。

ブラウンヘアーは、最低なやつでした。
へたり込んだまま、
「はあ、はあ・・・」
私はひざを抱えています。
つらそうに呼吸をしている私の『正面』にしゃがんで・・・
口ぶりだけは心配そうに、
「You ・・・dizzy?」
でも、夢中になって覗き見ている感じでした。
正面からだと、腰に巻いたタオルの中がまる見え状態なのです。

(こいつ、最低。。。)

でも、すごく興奮していました。
部屋のすみには、ベンチチェアが1台置かれています。
イケメンさんが・・・
私のことを、そこまで運んでくれようとしていました。
朦朧としたふりをしたまま、
(あああん)
ここぞとばかりに相手の首にしがみつきます。

(恥ずかしい・・・)

チェアの上におろされて、仰向けになっていました。
薄い半目にしたまま、
「はあ・・はあ・・はあ・・」
つらそうなふりをします。

(ああん、見えちゃってる)

腰のタオルが、かなりめくれ上がっていました。
貧血なのは『演技』なのに、
(あ・・ぁぁ・・)
(最高に恥ずかしい・・・)
本当に・・・本当に、涙がにじんできます。

(気持ちいい。。。)

快感でした。
不可抗力のふりをして、あられもない姿をさらけ出してしまっています。

だって・・・
(だってしょうがないよ)
(この子、倒れちゃったんだから)
仰向けに寝たまま、わきあがる興奮を噛みしめていました。

(ああん、気持ちいい)

本当の私が、どれほど身持ちが固いのか・・・
どれだけ、恥ずかしがり屋なのか・・・

そんなことにはお構いなしに、
「はあ・・はあ・・はあ・・・」
はだかのままの私を、男ふたりが見おろしています。

イケメンさんが、
「○○○○、○○・・・」
ブラウンに何かを言って、奥の浴室へと入っていきました。

眉間にしわを寄せたまま、
「はあ、はあ・・・」
迫真の演技で、あの人が戻ってくるのを待ちます。

誰もいないのをいいことに・・・
つらそうにしている私の肩に、
「Do you feel any better?」
そっとブラウンが手を置いてきて・・・

(あっイヤ)
(触れないで)

下心を感じつつも、私は振り払うことができませんでした。

「はあ、はあ、はあ・・・」

その手が、
(ぁ。。。)
すっと胸に下りてきて・・・
おっぱいの横に押しつけられてきます。

(イヤっ、当たってる)

故意なのは明白でした。

(こいつ・・・)
(やめろ、ばか)

苦しそうに息をしながら、
「はあ・・・はあ・・・」
それでも、朦朧としたふりを続けてしまう自分がいます。

やっぱりさわられていました。
腕をさすってあげているという感じで・・・
何度もおっぱいに手をぶつけてきます。

(イケメンさん)
(はやく戻ってきて)

胸の感触を面白がっているという感じでした。
小さくて貧弱な私のおっぱいを、ついには手のひらで包むようにさわってきます。

(ばかあ。。。やめろ。。。)

イヤだけれど、じっとしていました。
自分で演じているこの『貧血の女』に・・・
(これぐらい)
(どうってことない)
おっぱいぐらい我慢しろと、懸命に言い聞かせます。

(恥ずかしいよう)

イケメンさんが戻ってきました。
その瞬間に、胸からブラウンの手が離れます。

イケメンさんが、冷たいミニタオルのようなものをおでこに乗せてくれました。
わざわざ自分のものを、水で濡らしてきてくれたようです。

「はああ・・・はああ・・・」

でも、もう潮時でした。
あまり時間はないはずです。
(あの子が来ちゃうかも)
こんな状態で、再びウサギくんと顔を合わせるのはごめんでした。

すっと目を開いて、
「ありが・・とう」
日本語でつぶやきます。
ふたりが私の顔を覗きこんでいました。
よろよろと立ち上がって、まだ表情だけはつらそうにしておきます。

具合悪そうに服を着て、
「さん・・きゅう・・・」
弱々しくふたりにお礼を言う私・・・
建物を出たとたんに、
(ああん、死んじゃう)
あまりの羞恥に、自分の顔が燃えるように熱くなるのがわかりました。


(PS)
最後までお付き合いくださってありがとうございました。

宗教


私の住んでいるマンションは、入口のところにオートロック機能があります。
ただし、別のところに通用口があるので・・・
訪問セールスや勧誘の人たちが直接各戸のドア前まで来てしまうことがあります。

私は年度末で会社を辞めますので、有給休暇を消化させてもらっていました。
ちょうど、PCに向かって『誰にも見せない裏の顔③』という自身の体験談を書いていたときのことです。
旅行先での恥ずかしい体験を脳裏によみがえらせながら・・・
キーボードを打ちつつ、
(思い出しちゃう)
かなり悶々とした気持ちになっていました。
恥ずかしいけど・・・はっきり書けば、オナニーしたくてたまらない気分です。

そんなときに・・・
外廊下のほうから、それとなく耳に入ってくる声がありました。

(またセールスか)

何の気なしに、PCの前から立ち上がっていました。
玄関先で耳を澄ませてみます。

(あ、違う)
(宗教だ)

まだ、何軒か先のあたりにいるようでした。
インターホンに向かって、何かを話しかけている女性の声が響いています。
きっと、順番にうちにも来る・・・

これまでも、ときどき(数ヵ月に1回ぐらい?)宗教の勧誘の人が来ることはありました。
私は、まったく関心がないので・・・
いつも居留守を使うか、
「うちはけっこうです」
そう言って、すぐにインターホンを切ってしまうようにしています。

悪いけど、本当に興味本位でした。
(どんな人?)
ドアスコープから、外を覗きます。
お隣さんのところまで来ている気配がしました。
ドアチャイムを鳴らしていますが、留守のようです。

(次は、うちだ)

こっそり顔を見てやろうという、ほんの『いたずら心』でした。
ドアスコープに目をつけて待ち構えながら・・・
その後ろめたさに、妙にどきどきしてしまいます。

きゅうんとしました。
もともと悶々としていたこともあって、
(どきどきどき)
ある種、こんな『覗き』をしている自分に興奮してきてしまいます。
自然と・・・パンツの中に手を突っ込んでいました。

(うぅ。。。)

次の瞬間・・・
私の目の前に、相手の姿が現れます。

(あ・・・)

珍しいと思いました。
こういうのって、女性2人組のことが多いというイメージを持っていましたが・・・
20歳ぐらいの可愛らしい女の子と、30代ぐらいの男性という組み合わせです。

スコープから目を離しました。
同時に、
「ピンポーン」
うちのチャイムが鳴り響きます。

いくら頭を使ったところで、このときの感情をうまく文章で表現することはできません。

衝動に襲われる自分に動揺していました。
居留守を使って無視すべきだと、わかっているのに・・・

(ああ。。。)

部屋に戻ってインターホンを取るのではなく、直接ドア越しに返事をしていました。

「はい」

ここは自宅です。
さすがに、まずいと思いながらも・・・
もう抑えられなくなっている自分がいました。

(だいじょうぶ)

退職に伴い、どうせ月末には引っ越しをする予定になっているのです。
別に、住まいを知られたところで・・・

「私、○○と申します」
「こんど特別な催しがありまして、そのご案内に・・・」

ドアの向こう側から、女の子のすごく丁寧な声が聞こえてきます。

(ごめんね)
(あなたには、何の恨みもない)

慌てて服を脱ぎ捨てながら、
「何かのセールスですか?」
ドア越しに問いかけていました。

アドレナリンが湧きあがって、舞い上がるように脳内が高揚していきます。

「いえ、違います」
「少しだけお時間をいただけませんか?」

あっという間に、『全裸』になっていました。
脱いだ服を洗濯機のほうに放り投げます。

「お話だけでも聞いていただけませんか?」

(どきどきどき)

わかっていました。
本来だったら、
(いちど、ドアを開けたが最後・・・)
(延々と帰ろうとしないつもりなんでしょう?)

一呼吸、間をおいてから・・・
「2,3分で済みますか?」
ちょっと冷たい感じに尋ねてみせます。

「あっ、はい!」
「ありがとうございます」

(どきどきどき・・・)
(どきどきどき・・・)

覚悟を決めました。
(こんな格好でドアを開ける。。。)
すでに、内心の興奮もマックス状態です。

(こういうの)
(いちどやってみたかった)

ノブに手を伸ばしました。
鍵を外して、
(どきどきどきどき・・・)
「ガチャッ」
ドアを開けます。

「あ・・・」

何も身に着けていない私の姿に、
「あ・・すみません!」
女の子が、戸惑いの表情を浮かべていました。
その後ろで、男が目を見開いています。

(ひいいいん)
(恥ずかしい)

必死に平静を装いました。
目のやり場に困っている彼女たちに・・・

「私、いつも家ではこうなんで」
「悪いけど気にしないで」

いとも平然とした口調で、さらっと言ってのけてみせます。
男の目線に、
(ヤあん、見ないで)
本当は、心臓が破裂しそうになる私・・・

(見ないで、見ないでえ)

視線を浴びているのをわかっていながら、表向きはなんとか平静を保っていました。

(男が見てるう)

死にそうな気持ちになりながら・・・
「で、なんですか?」
私は、堂々とはだかのままです。

(あああ、だめだ)
(恥ずかしすぎる)

10秒と耐えられませんでした。
自分にはこんなの無理なんだと、やってみてから思い知らされます。

「はい、お忙しいところすみません・・・」

(もうだめ)
(やっぱり帰って)

このまま追い返すしかないと思いました。
男性もいるから遠慮してくるだろうと見越したうえで・・・
あえて、
「さすがにドアを開けっぱなしは困るから」
かたちだけ玄関内へと促そうとするふりをしてみせます。

「すみません」
「お邪魔いたします」

えっと思いました。

(相手がこんな格好でも)
(『またにします』とか言わないの?)

すっと入ってきたふたりが、後ろでドアをしめています。
もちろん部屋にはあがらせませんが、内心焦りました。

(いやん、困る)
(どうしよう)

狭い玄関口に、ふたりが並んで立っています。
やや躊躇いがちながらも、
「すみません、お忙しいところ」
すぐに女の子がトークをはじめてきました。

「今日は、お休みですか?」

意識的に私の首から上しか見ない感じで、ぐいぐいと話しかけてきます。
そのメンタルの強さに感心しながら、

「ええ、まあ」
「仕事がCAなんで、休みが不定期で」

とにかく私は平然としてみせていました。

「えっ、すごいですね!」
「お仕事、大変ですよね」

(ああん)
(視線が痛い)

男のほうには、めちゃめちゃ見られているのがわかります。
CAだなんて嘘をついていますが、それ相応の容姿を持っているという自信はありました。
その私が、
「ええ、まあ」
素っ裸で目の前にいるのです。
私たちの会話に『うんうん』と頷いていますが、その目線だけはしっかりと・・・

(見ないで見ないで)
(だめだめだめ、もうだめ私)

泣きそうでした。
こんなはずではなかったのです。
とてもじゃないけど、もう演技なんて続けられる心境ではありません。

(ああん、見ないで)
(見ないで、お願い)

完全に限界でした。
服を着ていないことが、恥ずかしくて恥ずかしくて・・・

女の子が、
「私たち、○○と申しまして・・・」
はじめて自分たちの団体名を名乗りました。

「えっ、宗教!?」

私は、はっとしたように驚いてみせます。
そして、
「ああ、ごめんなさい」
「私、そういうの関心ないんで」
一気に興味を失くしてみせるふりをしました。

男のほうが、
「失礼ですが、いまどこかの宗教に入って・・・」
すかさず会話に割って入ってきます。

「すみません、その気ないですから」
「勧誘なら帰ってもらえますか」

すごく迷惑そうに言いました。

それでも、なおも私の目をみつめながら・・・

「『○○』には、○○が・・・」
「今まであなたには・・・」

男が、たたみかけるようにアピールトークをしてきます。

「帰ってください」
「私、こんな格好ですし」

つられるように・・・
彼の目線が、一瞬『すっ』と下に落ちました。

(ああ、今だ。。。)

「帰ってって言ってるじゃない」

半分やけになった気分で、キレたふりを演じます。

「だいたい、なんなの!?」
「さっきから、じろじろと」

怒ったように食ってかかってみせました。

「そんなに女のはだかが珍しいの!?」
「見たけりゃ見なさいよ!」

その場で、右脚を『がばっ』と真上に振り上げます。
ストレッチのときの要領で・・・
(あああん)
開脚したままの片脚立ちになっていました。
目の前にいる男に、自分の股のあいだがまる見えになるようにします。

唖然として固まるふたり・・・

(ひいいいん)
(死んじゃう)

女の子が、
「ガチャッ」
愕然とした表情でドアの外に出ていきます。
すぐに脚を下ろして、後ろ向きになってみせました。
前かがみになって、
「見たいんでしょっ!?」
自分の両手でお尻を鷲づかみにします。
まだそこに棒立ちでいる男に、思いっきり見せつけてやる私・・・

(あああ、死んじゃう)

たぶん、ほんの5秒かそこらでした。
男のほうも、
「ガチャ」
失礼しましたとか言いながらドアの外に出ていきます。

急いで鍵をかけました。
同時に、その場に崩れ落ちてしまう私・・・

(ごめんなさい)
(・・ごめんなさい・・・)

罪悪感でいっぱいになりながら、いつまでも立ち上がることができません。
緊張の糸が切れたように、
(ああ、ごめんなさい)
そのまま放心状態になる私でした。


(PS)
長文にお付き合いいただいてありがとうございました。

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