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CFNM

CFNMや露出についての萌える体験をコピペしました(^^;)

2013-03

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義理の姉たちにオナニーさせられた

去年の田植え後の出来事を書きます。
私は、兼業農家の末娘と結婚し、婿養子になりました。
田んぼは、おやじがメインでやっていますが、田植えのときは
私も手伝い、嫁さんの姉さんと嫁さんのいとこも手伝いにきます
(大した手伝いはしませんが・・・)
お昼すぎにだいたい田植は終わり、おふくろ(嫁さんの母親)と
私は、先に作業を切り上げ、あとはおやじが仕上げをすることに
なりました。
うちは、農作業専用の洗濯機が納屋にあり、そこで着てるものを
全部脱いで、母屋の風呂にいくことになっています。家の間取り
上、風呂に行くには、居間が隣接した玄関(土間?)を通らなければ
ならず、おやじなどはいつもフルチンで通っていて、私も股間を手で隠し
て通過していますが、うちでは当たり前の光景で、だれも特に気にも留めな
いことです(笑)。
その日は、おふくろに先風呂へはいれよといい、20分くらい外で待ってか
ら、そろそろ上がったかなと思い、納屋で全裸になり股間を手で押さえ、嫁
さん、姉さん、いとこがテレビを見ている居間の脇の土間を通り、風呂へ向
かいました。
すると、おふくろがまだ風呂へ入っていました。
まさか、入っていくこともできず、土間にいき、嫁さんにおふくろがいつ風
呂に入ったか聞くと、ついさっき入ったばかりとのことでした。
たぶん15~20分くらいかかるので、新しい下着を持ってきてくれといっ
たら、田植えで大汗をかいて、泥とかもついてるから、下着はダメ!おふく
ろが風呂からあがるまでそのままで土間で待っててと言われました。
全裸で股間を手で隠し、突っ立っている私が滑稽で、姉さんたちもくすくす
笑っていました。
私も気まずく、恥ずかしかったのですが、む!このシュチュエーションはお
いしいな、と気づいた瞬間から、ペニスがむくむくと大きくなり、あっとい
う間にペニスに芯がとおり、完全勃起しました。
むろん手で全部隠しきれるわけがなく、パンパンに張った亀頭がおへそのや
や下にひょっこり顔を出しています。
姉さんが最初気づき、
「やだーみえてるよ」といい、いとこと嫁さんも注目しました。
「うわー興奮してる!なんで?みほ(嫁さん)ちゃんと相手してんの?」と
いとこがいい、
「全然ほったらかしに決まってんじゃん」と嫁さんが笑いながらいいまし
た。
私は、
「タオルでもいいから持って来いよ」といいましたが、みんなこのほうがお
もしろいよ、と持ってきません(おっいい流れだ、と思いました。)
私は、みんなに見られているという感覚でますます興奮し、ペニスを隠して
いる手で微妙にペニスと玉袋を刺激していました。亀頭の先からは、我慢汁
が出始めてます。
「うわーおつゆがいっぱいでてるよ、やばくない」いとこがいい、
「もう、手でかくしているいみないじゃん(笑)手どかしなよ」と姉さんが
いいました。
私は、これは射精までいけるなと思いました。ペニスのほうも、いつでも準
備OKの好調さでした。私は、
「ていうか、発射しそう・・・ティッシュ持ってきて、みんな向こうむいて
て」
といいました。
「えーまじ、つーか出るとこみたいよ、隠さないでいいからここで出しちゃ
いなよ、いいでしょみほ」と姉さんがいいました。嫁さんも
「あたしも、まじまじと見たことないなあ、いいんじゃない」といいまし
た。
私は、
「もうやばい!」
といい、今まで隠していた手をはなし、ペニスを握り、上下にしこりまし
た。
「やーでっかい!でも手の動きがやらしずぎるよ、それに手が邪魔でみえな
いから手を頭の後ろに組んで、よく見せてよ」とすけべ本性がでた姉がいい
ました。
私は両手を頭に後ろに組み、ペニスを突き出しました。
「すごい角度だし、堅そうねえ、ゆっくり見させてもらおう」
とみんな寄ってきたとき、射精感が一気に上ってきました。ぎりぎりまで我
慢したのですが、一回目ぴゅっとザーメンが少量したたりました。みんな、
「あっ」といった次の瞬間私は
「うー!」
と思わず声をだし、勢いよくザーメンが飛び出しました。3回目の脈動のと
きは、2Mくらいとんだでしょうか。
「きゃーすごいでた!でもなんも触ってないのに・・びっくりしたあ」
みんな大騒ぎで、正面にいたいとこの手にすこしザーメンがかかり、あわて
てました。脈動は6回くらいで終息しましたが、満足感でいっぱいでした。
そのあと、おふくろが風呂からあがる気配があったので、みんなで速攻でテ
ィッシュで、飛び散ったザーメンをふきました。拭きながら、
「また、オナニーショウやってね」と姉さんがいい。みんな失笑ぎみでし
た。

恭子ともやし君4

こんばんは。恭子と申します。
最近、住んでいたコーポから引っ越しをしました。
住み始めて、まだ1年も経っていなかったのですが・・・。
引っ越しを決意することになったきっかけの出来事と、そこからのいきさつ
を書こうと思います。

私は、転勤にともなって昨年の春から東京に転居してきました。
そのときに、このコーポを選んだのに深い理由があったわけではありませ
ん。
東京へ転勤することが決まったその当時、私には転居先探しに割くことので
きる時間があまりなかったのです。
東京に土地勘があるわけでもなく、通勤の便を重視したエリアで賃貸物件を
探しました。
3軒ほど下見させていただいた中で最終的に選んだのが、このコーポでし
た。
アパートと呼ぶには小綺麗な感じで、かと言ってマンションというわけでも
ありません。
わりと新しくて、明るい印象のコーポです。
しかも・・・、空いていたのは1階でしたが、角部屋でした。
ひとり暮らし向けのコーポにしては、お風呂がユニットバスではなくて、き
ちんと浴室として独立しているところなどは魅力的でした。
建物の端っこの部屋ですので、そのぶん窓が多いという点も悪くないと思い
ました。
当初は賃貸マンションが希望だったのですが、やはりどうしても『東京のマ
ンションの家賃は高い』というイメージがあります。
住まいの近くに駐車場も借りなくてはならないということもあり、経済的な
面を考慮して、このコーポへの入居を決めました。

でも、東京での生活がスタートして月日が経つうちに、だんだんと気持ちも
変わってきました。
せっかく駐車場まで借りたのに、いざ東京に住んでみると、日常生活ではほ
とんど車に乗る機会などありません。
少しずつ東京のことを知るうちに、住んでみたいと思える沿線や、憧れる町
などもできてきます。
ぼんやりと、
(引っ越せたらいいのになぁ)
と思うようになりました。
ただ、現実的にはそう簡単にはいきません。
まだこのコーポに引っ越してきてそれほど経っていませんし、具体的に特に
不自由があるわけでもありません。
いちおう2年契約になっていますので、
(契約が満了したら、更新するのはやめよう)
(そのときに引っ越そう)
ぐらいに思っていました。
雑誌などを見ては、
(あの町に住んでみたいな)
とか、
(次のときはこの町に住もう)
そんな程度の、漠然とした引っ越し願望にすぎませんでした。

前置きが長くなってしまってすみません。
イメージしてもらいやすいように、最初にもう少し説明しておきます。
このコーポは、住宅街の路地の奥のほうの場所に建っています。
建物は2階建てで、各階に4部屋ずつあります。
私の部屋は1階のいちばん奥の105号室です。
104号が存在しないので、103号の次がすぐ105号室になっていま
す。
帰宅してきた私は、いつも敷地の入り口のところの集合ポストで郵便や新聞
を取ります。
そして、1階の101、102、103のドアの前を通っていくと、最後の
ドアが私の部屋ということです。
間取りはいわゆる『1K』です。
スチールのドアを開けて中に入ると、靴が何足か並べられる程度の広さしか
ない、狭い玄関になっています。
靴を脱いであがると、そこがそのままキッチン(というか台所)のスペース
です。
右側が洗濯機とキッチン。
左側が浴室の扉とトイレのドアになっています。
玄関をあがった部分の、狭いこの台所スペースが、実質的には脱衣場を兼ね
てしまっています。
その奥の、半透明の戸の向こうが8畳ほどの広さの、長方形の『部屋』で
す。

正確な日付は憶えていませんが、12月の下旬のことです。
仕事から帰ってきた私は、たいていの場合、まずお風呂に入ります。
洗い場で体を洗い終えた私は、最後にゆったりと浴槽のお湯につかりまし
た。
脚を伸ばせるほど広いわけではありません。
それでも、こうやってちゃんとお湯につかることができるお風呂場は、私の
リラックス空間です。
私は、わりと熱めのお風呂が好きなほうです。
熱いお湯につかりながら目をつぶっていると、毎日の嫌なことを忘れること
ができます。
頭の中を空っぽにして何も考えなくて済むのです。
この日も、肩までお湯に沈めながら『ぼーっ』としていました。
本当は体に良くないですが、いつものぼせる寸前まで、お湯につかってしま
います。
すっかり温まった私は、浴槽の底の栓を抜いて湯船から立ち上がりました。
そのときに・・・違和感を感じたような気がしました。
小さな物音が聞こえたのか、それとも何か気配でもよぎったような気がした
のか、自分でもはっきりわかりません。
(・・・なんだろう?)
角部屋のおかげで、私の部屋には浴室にも窓があります。
換気用の窓で、縦長の長方形をしています。
いわゆる引き戸(?)タイプのサッシ窓ではなくて、レバーをひねると窓枠
ごと外側にせり出して斜めに開くようなタイプのものです。
この換気窓の外側に違和感を感じた気がしたのです。
ただ、当然ながら入浴中はいつもこの窓はぴったり閉めきっています。
外には、隣の家との境界になっている塀が立っています。
コーポの建物の外壁と、この塀との間には、1m半ぐらいの幅のスペースが
空いています。
建物の横側の、本当に何もない、ただの狭いスペースです。
その気になれば誰でも立ち入ることはできますが、こんなところにわざわざ
来たところで、何があるわけでもありません。
浴室のこの換気窓は、もちろん曇りガラスです。
仮に、もし万一そこに誰か人がいたとしても中を覗かれることはありません
し、そもそもそんな人がいるとは到底思えません。
(こんな夜に鳥かな?)
(それともノラ猫でも通ったのかな?)
一瞬だけ『?』と感じた以外には、このときは特に気に留めることはありま
せんでした。

年末年始に実家に帰省していた私は、1月4日に東京に戻ってきました。
翌日がすぐ仕事始めでしたので、気分的にはけっこう憂鬱でした。
やらなければならない業務が、山のようになっているのが容易に想像できま
す。
(やだなぁ。。。)
夜、お風呂に入ってお湯につかりながら、頭を空っぽにしていました。
何も考えたくない気分です。
浴槽の中で『ぼーっ』としていると、ふと、外のほうから
「ザリッ」
みたいな、短い音が聞こえたような気がしました。
そういえば・・・という感じで、
(前にもこんなことあったなぁ)
年末のあの違和感のことを、ぼんやり思い出しました。
ノラ猫かなにかが通った・・・普通に考えれば、そう解釈するのがいちばん
自然でした。
でも、なんとなく腑に落ちません。
翌日からの仕事のことを考えて憂鬱になっていた私の神経が、たまたま過敏
になっていたのかもしれません。
なんとなく釈然としない気分でした。
(人がいる?)
(いや、ありえない)
でも・・・
(まさか覗き?)
もし人がいるとしたら、それぐらいしか理由が思いつきません。
『まさか』という感じです。
現実味がありません。
だって浴室の窓は閉め切っていて、中を覗くことなどできないのですから。
(でも、ノラ猫が音をたてたりする・・・?)
気にすればするほど、そこに人がいるような気がしてきてしまいます。
なんともいえないような嫌な気持ちになります。
(うーん???)
(このあたりにも変質者みたいな人がいるのかな???)
まだ心の中では『そんなわけない』という気持ちです。
危機感もありません。
突拍子が無さすぎて、いくらなんでも・・・です。
(たぶん私の思いすごしだ)
半信半疑ながらも、少し重苦しい気分でお風呂を上がりました。

2~3日後、だったと思います。
この日はいつもよりもさらに遅くまで残業して、クタクタに疲れて帰ってき
ました。
帰宅してきて玄関で靴を脱いだ私は、台所スペースを抜けて部屋に入りまし
た。
部屋には2つの窓があります。
1つはバルコニーに面した大きな窓で、もう1つは、部屋の側面の小さな窓
です。
ややこしいので、この部屋の側面の窓は『横窓』と書くことにします。
帰宅してきたときは、バルコニー窓も横窓も、薄いレースのカーテンだけが
かかっている状態です。
部屋の照明をつけなくても、室内が本当の意味で真っ暗になることはありま
せん。
住宅地特有の人工的な薄明かり(?)が、レースカーテンを通して部屋の中
に差し込んでくるからです。
部屋に入ってコートを脱ぎます。
もうかなりクタクタでした。
(え?)
思わず『はっ』と息をのみました。
視界の隅で何かが動いた気がして、横窓に目を向けます。
レースのカーテンの向こう側、窓の外で人影がとっさにしゃがんで隠れるの
が目に入ってしまいました。
(うそ?・・・ほんとに?)
自分が目にした光景を、自分で信じることができません。
(え?・・・どういうこと?)
(えっ、なんで?)

あまりにも『まさか』すぎて、ぜんぜん現実感がありません。
人がいるはずのない場所・・・
私の部屋の窓のすぐ外・・・
すぐそこに人がいたという事実・・・
(まさか・・・、本当に覗き?)
きちんと状況を理解できないままに、自動的に体が動いていました。
なぜか慌てるでもなく、非常に冷静でした。
悲鳴をあげる気にもなりません。
まったく現実感がないために、他人ごとのような感覚です。
横窓に歩み寄りました。
この窓は、曇りガラスではありません。
普通の透明のガラスです。
何事もなかったかのように、もう1枚の厚いカーテンを閉めていました。
レースカーテンの上に、生地の厚いカーテンが重なります。
バルコニー窓のほうも、厚いカーテンを閉めます。
室内が真っ暗になって、照明をつけます。
おかしな表現ですが・・・
カーテンを閉め終えてから、ようやく(?)パニックになりました。
突然『孤立』を感じた・・・
急に追い詰められた・・・
うまく言い表せませんが、そんな感じです。
(なんで・・・?)
(だれ、だれ?)
とにかく動揺していました。
(うそ、うそ、うそでしょ?)
じわじわと恐怖を感じてきます。
(信じられない)
事実を現実として認識しようとしても頭が働いてくれません。
この状況が何を意味しているのか、理解に苦しみました。
これもおかしな表現ですが・・・
このとき私は『パニックになっている自覚』がちゃんとあって、
(冷静になろう、冷静にならなくちゃ)
必死に頭を冷やそうと努めることができました。

仮にあの人が『覗きや変質者の人』だったとしても、あれはまだ私が部屋の
照明をつける前のことです。
部屋が暗かったのですから、レースカーテンが1枚かかっていただけでも室
内を見ることはできなかったはずです。
私はいつも、部屋中の全ての厚いカーテンもきちんと閉めてから、それから
初めて室内の照明をつけるようにしています。
これでも女のひとり暮らしですから、そういう点にはいちおう気を使ってい
るのです。
偶然にも、たまたま誰かがいただけなのかもしれません。
あそこに誰か人がいたのだとしても、私の部屋を覗くのが目的の人間だった
とは言いきれないはずです。
(なにかの工事の人?)
(点検とか?)
内心ではまだ『何かの間違いであってほしい』・・・そう思いこみたい気持
ちでいっぱいでした。
(でも・・・)
すこしずつ冷静になってきた頭で一生懸命に考えます。
時間が時間です。
あんな場所で、工事も点検も清掃もありえません。
ただの建物と塀の間のスペースです。
あんな狭い場所に来たところで何もないのです。
誰かがこんなところにわざわざ回りこんでくるだけの理由など考えつきませ
ん。
(まさか泥棒とか?)
このスペースに回りこんでそこにあるのは、私の部屋の横窓と浴室の窓ぐら
いのものです。
(やっぱり覗き?)
それにしたって部屋のカーテンはしてあるし、浴室の窓だって曇りガラスで
す。
何も見れるはずはないのです。

(でも、でも・・・)
本当にそうでしょうか。
不注意でカーテンに隙間をつくってしまっていたことが過去にあったとした
ら・・・
単に私が気がつかなかっただけで、もしかしたら部屋を覗かれていたことで
もあったのかもしれません。
また頭がパニックになってきました。
さっき帰宅してきたときだって、閉めてあったレースカーテンが本当に隙間
なく完全な状態だったかどうか・・・
もう自信が持てません。

・・・いえ、大丈夫なはずです。
自分の几帳面な性格を考えれば、私はそういうところは特に意識しなくて
も、きちんとしているはずなのです。
覗かれていたことがあっただなんて、そんなはずはありません。
自分の身にそんなことが起こるとはどうしても信じられません。
けれど・・・
(さっきの人、とっさにしゃがんで隠れてた)
(暗くてまだいないと思っていた私の部屋から物音が聞こえたから、あわて
て隠れた、とか?)
考えれば考えるほど、今まで感じたことのないような不安にかられます。
私にとっては『覗き』すなわち『変質者』というイメージしかありません。

残業続きの私は疲れていました。
トラブルを現実のこととして受け入れたくありませんでしたし、考えるのも
嫌でした。
脳が思考を拒否して、頭を空っぽにしようとします。
何事もなかったかのように・・・
きっと現実逃避だったんだと思います。
考えないことにして、『このことは無かったことにしてしまいたい気分』だ
ったのかもしれません。
あれがもし覗きの人だったとしても、とりあえず戸じまりやカーテンをきち
んと閉めることに気をつけさえすれば実害はありません。
もちろん後味のいいものではありませんでしたが、具体的な被害があったわ
けでもないのです。
もうクタクタに疲れていて、この時点で考えるのをやめにしていました。

お風呂に入りました。
浴槽の中でお湯につかります。
換気窓を見ながら、どうしても意識してしまいます。
そしてこのとき初めて思いました。
(曇りガラスだけど・・・)
私が窓に接近したときには、外からでもシルエット程度はわかるのかもしれ
ないという気がしてきます。
また考え始めてしまって不安になってきます。
(中が明るくて、外が暗いから、ぼんやりは見えるのかも・・・)
悪いように悪いように考えこんでしまい、どんどん落ち込んできました。
曇りガラスに裸のシルエットが、それとなくぼんやりと浮かび上がる・・・
『たかが』その程度のことかもしれません。
そうだとしても、私の頭の中にはどうしても『覗き=変質者』のイメージが
あります。
再び恐怖に襲われました。
得体のしれないような不安にかられながら、浴室から出ました。

今まで味わったことのないような不安にとりつかれていました。
その恐怖を振り払うかのように、とにかく服を着ます。
いくら否定したいと思っても『建物の横のスペースに誰かがいた』のは、ま
ぎれもない事実です。
客観的に分析すれば、目的は私のお風呂か、横窓から部屋の中を覗こうとし
ていた変質者だったと考えるのがいちばん妥当な状況です。
帰宅してきたあのときから1時間以上たってしまっているのに・・・
ここにきて、いきなり実感がわいてきたという状態でした。
われながら情けないぐらいに怯えていました。

頭では、警察に連絡すべきだと思いました。
どこの誰だか知りませんが、もし今後さらに何かエスカレートするようなこ
とがあったらたまりません。
それなのに・・・
本当に110番するなんて、とてもできませんでした。
判断を行動に移すだけの『あたりまえの勇気』がありませんでした。
まったくナンセンスな感覚なのですが、このときの私は、警察沙汰にして騒
ぎを大きくすることを『恥』に思ってしまいました。
(もしも間違いだったら・・・)
言い訳をつくって何も行動できない自分の性格の弱さに自己嫌悪していまし
た。

もはや、たまたま『今日初めて覗かれそうになった』のだとは思えませんで
した。
これまでだって、本当に『まだレースのカーテンだけの状態なのに部屋の照
明をつけた』ことがなかったと言い切れるでしょうか。
もしかしたら、スーツを脱いでしまってから厚いカーテンを閉めたようなこ
とがあったのかもしれません。
私が知らなかっただけで、やはり過去には部屋の中を覗かれていたことがあ
るのかもしれません。
そして今でも私の部屋を覗こうと、その変質者はときどき様子を窺いに来て
いるのかもしれません。
もしそうだとしたら・・・
それがはたしていつのことからなのかさえ、それすら私にはわかりません。
今日、あのとき、人の存在にふと気がついたのは『偶然』で、下手をすれば
きっと今後もずっと気がつかなかったはずです。
悔しさがあふれてきて、感情を抑えられなくなりました。
(よりによってどうして私がこんなめに。。。)
こらえることができなくなった私は、部屋の中でひとりで泣いてしまいまし
た。
(引っ越したい)
そう思いました。
心の底からの強い願望でした。
もうここに住んでいたくはありませんでした。
被害妄想と言われてしまうかもしれません。
あるいは自意識過剰と軽蔑されてしまうかもしれません。
私も、これが他人ごとだったら『たかがそれぐらいのことで大げさな』と感
じてしまうと思います。
でも、すっかりショックを受けてしまっていた私は、強い不安に取りつかれ
てしまいました。
短絡的ですが、引っ越すことがいちばん手っ取り早くて確実な解決策だと思
いました。
(知らないうちにプライバシーを侵害されてた・・・?)
(誰かにつきまとわれてる?)
疑心暗鬼に陥って、悪い想像を膨らませてしまいます。
今こうやって思い出しながら書いていても、このときの私は、それだけネガ
ティブになっていました。
(引っ越したい)
そればかりが頭をよぎりました。
冒頭に書いたように、もともとこの住まいにこだわりがあったわけではあり
ません。
(引っ越そう)
その夜のうちに決意していました。

翌日からは、カーテンの開け閉めにはすごく気をつけました。
間違っても覗けるような隙間ができないように注意します。
浴室でも浴槽のフタを窓に立てかけるようにして入浴しました。
それでも、『窓の外には今日も変質者が立っているのではないか』という気
がして、不安に取りつかれていました。
もちろん、洗濯物も部屋の中にしか干しませんでした。
土日を使って不動産会社をめぐり、引っ越し先を決めました。
引っ越しは、もともと心のどこかで願望になっていたことでもあったので、
すると決めたらそれほど苦ではありませんでした。
時期的にも、春の本格的な引っ越しシーズンより前だったのが幸いしたの
か、納得のいく転居先をみつけることができました。
転居の日は、2月中旬に決まりました。
引っ越し業者に予約を入れ、手配も済ませました。
新しい町に移り住むことがだんだんと楽しみになってきました。
本来は、覗きの被害(?)を泣き寝入りしての『逃げ』以外のなにものでも
ないのですが、『新しい町で新しい生活を踏み出せる』という楽しみで、心
に平穏が戻っていました。
あとは引っ越しまでのあいだだけ、いまのコーポで我慢すればいいのです。
いやなことは、意識的に頭の中から追い出して、考えないようにしていまし
た。
ただ、ようやく気持ちに余裕が戻ってきたこのころの私には、どうしても気
になっていることがありました。
矛盾しているようですが、『私を覗こうとしていた犯人(?)がどんな人な
のか知りたい』という気持ちが強かったのです。

夜、仕事から帰宅した私は、まず部屋の横窓から建物横のスペースに誰もい
ないことを確認します。
そして、わざとレースのカーテンだけの状態で部屋の照明をつけます。
それから服を着たまま浴室に入ります。
浴室の照明はつけずに暗くしたまま、換気窓のガラスを見つめ続けました。
もちろん窓は閉めたままです。
曇りガラスですから、私から外の様子が見えるわけではありません。
でも浴室の中を暗くしてありますし、外はぼんやりとした薄明かりです。
もしもこの換気窓のすぐ前を人が横切れば、さすがにそれはわかるはずで
す。

でも、誰も来ませんでした。
来るのか来ないのかわからないような相手を待つのは、けっこう辛いもので
す。
せいぜい20分が限界でした。
何日か、そんなことを繰り返してみました。

数日後、その瞬間は唐突にやってきました。
この夜も私は同じように、服を着たまま浴室の中で待ち伏せをしていまし
た。
『どうせ誰も来ない』・・・ほとんど頭でそうわかっていながらも、『もし
かしたら』という思いがあります。

曇りガラスの向こう側を、左から右へと、いきなり人影が通り過ぎました。
(え!)
一瞬にして、心臓が凍りつきました。
今、部屋の窓はレースのカーテンだけなのに照明をつけている状態です。
外が暗く、室内が明るいですから、横窓の外からは部屋の中がばっちり見え
てしまう状況です。
浴室のこの換気窓の前を素通りして、部屋の横窓のほうへと誰かが歩いて行
ったのです。
このシチュエーションは、私が仕掛けた罠のようなものです。
まさか本当に引っかかってくるとは自分でも思っていませんでしたが・・・
例えるのなら、まるで『見るはずのない幽霊の姿でも見てしまったかのよう
な』衝撃でした。
先日の恐怖がそのままよみがえってきていました。
今、まさに変質者(?)が建物横のスペースに来ているという現実感に、緊
張でのどがからからに乾きます。
もうあとに引けませんでした。

行動していました。
浴室から出た私は、台所スペースから部屋へと入ります。
自然体を装いました。
明るいので、こちらから窓の外の様子はわかりません。
そこにいる誰かからは、スーツ姿の私がまる見えのはずです。
部屋の照明のスイッチに手を伸ばします。
照明を消しました。
そのまま、また台所スペースに戻ります。
心臓が激しくどきどきしていました。
スチール製の玄関ドアの、ドアスコープに目をくっつけます。
部屋のカーテンは相変わらずレースのもの1枚だけの状態ですが、照明を消
してしまいました。
もう外から室内の様子は見れません。
再び照明がつくのをそのまま待つか、あきらめて帰ろうとするか・・・
いまにも、犯人(?)がこの玄関ドアの前を通るかもしれません。
まばたきもできないような気分でした。
『どきどきどき・・・』
鼓動の速さと、『かーっ』と血圧が上がるような頭の感覚が続きます。
空気全体が重たくなっているみたいな圧迫感です。
スコープからの丸くて狭い視界が、いつも以上に歪んで見えるかのようで
す。
『どきどきどきどき・・・』
目を離すことができません。
(どんな人なの?)
玄関前の様子を窺い続けます。
少しして、丸い視界の中を男の人が横切りました。
まさに一瞬の出来事です。
(あ・・・!)
よく知っている顔です。
(この人・・・)
「・・・カチッ」
お隣の玄関ドアがそっと閉まる気配が聞こえてきます。
犯人は、コーポの隣の部屋の住人でした。

相手の正体を知った私は、知ってしまったことによって困惑していました。
私を苦しめた犯人が、まさかこんなに近くにいたとは思っていなかったので
す。
・・・でも冷静になって考えてみれば、いちばんはじめに疑うべき相手だっ
たのかもしれません。

隣の103号室には男性がひとり暮らしをしています。
きちんと話をしたことがあるわけではないですが、たぶん大学生です。
おそらく私より3~4歳は年下でしょう。
お隣さんですが、これといって近所づきあいがあったわけではありません。
たまたま顔を合わせたときに、軽く挨拶する程度の関係でしかありませんで
した。
一見して内向的な印象の男の子です。
失礼な書き方ですが、ネクラそうなイメージの強い感じでした。
顔を合わせたときに私が挨拶をしても、彼はいつも伏し目がちです。
「ど、ども」
そんなふうにしか挨拶を返せない子です。
外見もひょろっとしていて、白いモヤシを連想させるような感じです。
正直なところ、犯人が彼だとわかったこのとき、私はかなり驚きました。
彼に対するイメージとのミスマッチに困惑気味でした。
おとなしそうな印象そのものの彼です。
『人を見かけで判断してはいけない』ということは、わかっています。
でも、およそ『覗き』などというそれなりのリスクを冒すだけの行動力が、
彼に備わっているようには思えなかったのです。
もっと辛辣な言い方をすると、『あんな子』に、そんな度胸があるというの
が意外でした。
おそらく彼も、学校では毎日多くの女子学生の姿を目にする機会があるはず
です。
でも、極端にコミュニケーション能力が低そうなあの彼が、日常において、
はたして周りの女の子とどれだけ人間関係を築くことができていることでし
ょう。
本当に失礼ながら、彼の日常生活に若い女性との『接点』が多いとは、とて
も思えません。
そんな彼にとっては、隣に越してきたOLの部屋を覗こうとする行為は、私
が考える以上に興奮することなのかもしれません。
彼が自分の103号の部屋の玄関を出て、私の部屋のドアの前を通り過ぎ、
この建物の横のスペースにまわりこんだとしても、誰にも見とがめられるこ
とはないでしょう。
彼はときどき私の部屋の横側に回って、私を覗くチャンスを窺っていたとい
うことになるのでしょうか・・・
被害者心理かもしれませんが、こうなると今度は『日頃から彼とは偶然に顔
を合わせる回数が不自然に多かった』ようにも思えてきます。
私が新聞を取りに行くとき・・・
出勤するとき・・・
帰宅してきたとき・・・
たまたまタイミングが重なったかのように彼が自分の部屋から出てきて私と
顔を合わす・・・
そういうシーンはしょっちゅうあったように思えます。

この日の夜の自分の気持ちは、今でもすごくよく覚えています。
結果だけ考えると、私はあの子に精神的な部分でだいぶん苦しまされたこと
になります。
ベッドに入ってから、悔しくなってきて落ち込んでいました。
たぶん実際には覗きの被害にはあっていないと思うのですが・・・
確信は持てません。
(なんでわたしが。。。)
誰かの存在に気がついたあの日からの、不安な気持ち・・・
あまりに理不尽です。
相手は、知り合いというほどではないにしてもいちおう顔見知りです。
ときどき顔を合わせている人間です。
相手が誰かなんて知ることもなく、そのまま引っ越しの日を迎えてしまった
ほうが、かえって楽だったかもしれません。
泣くほどではありませんでしたが、ショックはけっこう大きくて、それなり
に落ち込みました。
警察に相談した方がいいのかどうか、ずっと悩みました。

恭子ともやし君3

翌日は、寝不足気味のはずなのにすっきりした気分でした。
一晩ベッドの中で考えたおかげで、自分でも驚くほどすっかり落ち着いた気
分でした。
この日の私は、仕事をしながらも103号の『モヤシ君』のことばかり考え
ていました。
相手にもよったのでしょうが、犯人の正体があの子とわかってからは、もう
それほど脅威を感じなくなっていました。
モヤシ君は、『覗き行為がバレたこと』には気がついていません。
心の中で計算していました。
冷静に考えてみれば、すべてはもう私次第です。
私は、私と彼との圧倒的な立場の違いを認識していました。
『いざとなれば』ですが、もし私が警察に届けでもすれば、すぐにも彼は犯
人(?)で、私はその被害者です。
私が知ってしまったということに何も気づいていないはずの彼に対して、一
方的に優位に立ったような気分でした。
そう思えば思うほど、警察に連絡する必要も感じませんでした。
どうせ引っ越すことはもう決まっています。
今では引っ越し後の新しい生活が楽しみになっているぐらいです。
犯人がわかったからといって、今さら引っ越しを中止にする気なんてありま
せん。
それならば、今さらわざわざトラブルにして、このことで大騒ぎする気もあ
りませんでした。
それよりもこのときの私は、もっとしたたかに考えをめぐらせていました。
モヤシ君は私にその正体をばらしてしまったということも知らないで、また
こっそりやって来るかもしれません。
いえ、・・・きっと来る気がします。
モヤシ君のその行動を、私に都合よく利用することで、静かに『彼へ仕返
し』を果たすつもりになっていました。
そう思うことで、『理不尽さに悔しい思いをさせられた自分の気持ち』を納
得させます。

それでも、いざとなると何も行動できませんでした。
犯人がモヤシ君とわかってから1週間近くがすぎていたと思いますが、室内
にいても常に窓の外のことが気になります。
部屋のカーテンも、ずれて隙間ができたりしないように、今まで以上に気を
つけて生活していました。
ただ、モヤシ君に対する恐怖心はありませんでした。
こちらが隙をつくりさえしなければ、特に心配するようなことはありませ
ん。
それでも、どうしても日常生活に対して神経が過敏になっています。
心の中に、どこか不安があって落ち着きません。
頭の中では、もう考えを切り替えたつもりです。
でも、いくら自分を納得させた気になっていようが、『やっぱり私は、本質
的に弱い人間なんだ』と痛感させられてしまいます。

ある朝、出勤前に私が朝刊を取りに行くと、たまたま(?)モヤシ君も集合
ポストのところに出てきていました。
(あ!)
瞬間的に、激しい動揺と警戒心でいっぱいになります。
こうやってまともに顔を合わすのは久しぶりな気がします。
私は、平静を装ったまま、
「おはようございます」
にこやかに挨拶を投げかけます。
「ど、どうも」
モヤシ君はいつものように『ぼそっ』と挨拶を返しました。
私はそっけなく立ち去りました。
ただそれだけのやりとりでした。
緊張感から解放されて、ほっと息をつきます。

翌日も、集合ポストのところで顔を合わせました。
2日連続で偶然顔を合わせるなんて、今までなかったような気がします。
「おはようございます」
私はいつものように何食わぬ顔で、にこやかに微笑みかけます。
「お、おはようござい・・・」
彼はうつむき加減で、きちんと(?)挨拶を返してきました。
ちゃんと語尾まで聞き取れないような小さな声でしたが・・・
(あれ?『どうも』じゃないんだ?)
妙な違和感を覚えつつ、足早に去ります。

ほんの1週間ほどの間に、同じようなことが何度となくありました。
その都度、さりげなく偶然的に顔を合わす形ではあるのですが・・・
単に、私と彼との生活リズムのタイミングが重なっているだけなのでしょう
か・・・
・・・でもやっぱり、他の部屋の住人に比べて鉢合わせする機会が多すぎま
す。
モヤシ君は、意図的に私と顔を合わすようにしているとしか思えませんでし
た。
そして・・・ここのところちょっと感じとっていることがありました。
(もしかして。。。)
うぬぼれかもしれません。
でもなんとなく、『あの子は、私に好意を寄せている』そんな気がしてなり
ません。

モヤシ君は、『もう私にばれている』ということに気がついていません。
『私がもうすぐ引っ越していく』ということも知りません。
彼は、私がOLであることは当然わかっているはずです。
でも、私の個人的なことについては、もちろんほとんど何も知りません。
私のフルネームさえ知らないはずです。
たぶん、ポストに書いてある私の名字ぐらいはチェックしていることでしょ
う。
でも、私の名字はありふれたよくあるものです。
そして、ポスト自体も鍵付きですから、中の郵便物などで個人情報的なこと
を探られたりしてしまうこともなかったはずです。
私がここを引っ越して去った後には、彼とは完全に縁が切れます。
ストーカーのように追いかけられる不安はありません。

残業で少し帰宅が遅くなったその日、私はある決心(?)をしていました。
私には、周りの誰にも決して言うことのできない秘密があります。
数年前から、私は恥ずかしい姿を見られて興奮したいという歪んだ感情を、
いつも心に秘めるようになってしまいました。
ただ、それは決して、いわゆるアブノーマルな行為に走りたいということで
はありません。
これでも私は、自分では自分のことを『変態』だと思ったことはありませ
ん。
例えるなら、中学生の女の子がパンティを見られて恥ずかしがるのと同じ感
覚です。
この照れくさいような羞恥の気持ちに心を焦がすのが快感なのです。

私はモヤシ君を利用しようとしていました。
彼に部屋を覗かれることによって、自分の欲求を満たそうと思っていまし
た。
ついつい、あの子のナイーブそうなキャラクターを思い浮かべてしまいま
す。
つまりは、そんな彼を自分に都合よく使うことになるからです。
正常な倫理感なら許されることではありません。
でも躊躇はありませんでした。
私にとって、モヤシ君はあくまでも『覗き未遂の加害者』という認識でし
た。
私には、そんな相手を自分のエゴのために利用することによって、仕返しを
するような気持ちもありました。
このときの私の決心とは、彼に私の着替えを覗かせることでした。
『彼を利用する』という仕返しの行為が、けっきょく彼を喜ばせることにな
ってしまうというのは何とも皮肉でしたが、そこはもう割り切って考えない
ことにしました。
あくまでも、あの子は、私が都合よく楽しむために利用する道具なのです。

会社からの帰宅途中、様々なことを考えました。
ここまでの数週間のできごとや経緯を思い返せば、本当にいろいろなことが
ありました。
結果的には、引っ越しを決意することになったぐらいですから・・・。
突然に見舞われたアクシデントでしたが、そこからの自分の『感情の変化や
揺らぎ』も今まで経験したことのなかったものだったと思います。
今は、ただ、自分の欲求に突き動かされていました。
自分次第で、見られる恥ずかしさを都合よく味わうことのできる状況にあり
ます。
部屋を覗かれるのは、覗く側の男が悪いのであって、覗かれる側の女性は不
憫な被害者そのものです。
客観的には、私はあくまでも被害者なのです。
かわいそうな被害者の立場を貫きとおすことのできる立場にあります。
細心の注意が必要ですが、最高のシチュエーションです。
ただ、限度はわきまえていました。
『覗かれるのは下着姿まで』と決めていました。
私が引っ越してしまうまで、モヤシ君はずっとこのコーポの隣人です。
しかも、現実に隣に住む私の部屋を覗こうと行動するぐらいの要注意人物
(?)です。
必要以上のリスクを誘発するようなことは絶対に避けねばなりません。

・・・それに、私はこの状況でなら下着姿を見られるだけでもじゅうぶんで
した。
『見てやろう』と、明確な意志を持って私の部屋を覗いてくる男の子の、そ
の視線の前で下着姿になってみせるなんて・・・
しかも、いちおう顔見知りの男の子が相手・・・
私にとっては、考えるだけで刺激的でした。
現金なもので、そうと決めたときから私の心は躍りっぱなしでした。
覗かれる自分をイメージするだけでなく、覗く側のあの子の気持ちまで想像
してしまいます。
私に『見させられている』とも知らずに、窓際に通いつめた努力(?)が実
ったと喜ぶことでしょう。
きっと目を皿のようにして下着姿の私を見つめて、興奮してくれるはずで
す。
そして、そういったイメージが、私の気持ちをますます煽りたてます。
『何も知らずに覗かれているかわいそうな女の子』になりきる自分を思い浮
かべて興奮してしまいます。

駅からコーポへと歩く間にも、いつのまにか早足になっていました。
久しぶりの興奮に、知らず知らずにテンションが上がっていることに気づか
されます。
(落ち着かなきゃ。。。)
今夜やると決めた以上、あとは私の演技力にかかっているのです。
冷静になろうと興奮を自制します。

集合ポストで夕刊や郵便を取ってから自分の105号室へ向かいました。
「コツン、コツン・・・」
コンクリートの通路に、靴音を響かせて歩きます。
私はしばらく前から気づいていました。
この靴音が、いつもあの子に『私の帰宅を知らせていた』ということ
に・・・
「コツン、コツン・・・」
モヤシ君の部屋のドアの前を通過します。
(まさか今夜に限って不在なんてことないよね。。。)
すぐに私の部屋の前です。
バッグから鍵を出し、自分の部屋のドアを開けました。
玄関に入って鍵を閉めます。
そのまま玄関でドアスコープに目を寄せました。
スコープを覗きながら、心臓がどきどきしてきます。
予感がありました。
ここ数日、あの子は私に執着しています。

待つほどもなく、スコープの歪んだ円の中を左から右へとあの子が横切りま
した。
(ああ、やっぱり来た。。。)
そっちに行っても、建物の横のあの狭いスペースがあるだけです。
そこに向かう彼の目的は1つしか考えられません。
台所スペースを抜けて部屋に入った私は、いきなり部屋の照明をつけまし
た。
まだ、窓にはレースのカーテン1枚だけです。
室内の方が明るいので、私からは何も見えません。
でも、外のモヤシ君からは、私の姿はまる見えのはずです。
コートを脱いでハンガーにかけます。
バルコニーの窓のところに行きました。
ここは今のモヤシ君の位置からは死角になります。
いちど彼の視界の外に消えてみせました。
このバルコニー窓のほうまでは、彼も回りこんでくることはできません。
「シャッ」
厚いカーテンを閉めました。
再び部屋の中央に戻って、モヤシ君の視界の中に入ります。
外側に彼が潜んでいるはずの、横窓に近づきます。
「シャッ」
少し乱暴に、そして大ざっぱに厚いカーテンを引きました。
わざと、5cmほど隙間ができるように・・・

私は部屋の真ん中あたりで、スーツを脱ぎはじめました。
ハンガーにかけます。
モヤシ君が覗いているのは確実でした。
横窓のはしっこにまで厚いカーテンが届いていません。
そこの部分は薄いレースのカーテンだけになってしまっています。
彼がこのチャンスを逃すはずはありません。
隙間から見られているに違いないという確信があります。
モヤシ君の気持ちを想像しました。
『ガードの固かったあのお姉さんが、とうとう隙を見せた』
『ついにチャンスがやってきた』
そう思っていることでしょう。
それをわかっていて、服を脱ごうとしている私・・・
ブラウスのボタンにかけた指先が震えています。
興奮していました。
下はすでに、ストッキング姿です。
薄いブラウンのストッキングを透かして、ショーツが見えているはずです。
カーテンの隙間が気になります。
覗かれているに違いないのですが、確かめる手段はありません。

もう、震えは指先だけではありません。
人前で服を脱いでいくことに対して理性がもたらす抵抗感に、心を締めつけ
られます。
そして、その抵抗感を無視しなければならない大きなプレッシャーに、全身
が硬直してしまいそうになります。
肩や脚まで震えてしまいそうでした。
それでも、ブラウスを脱いで床に置きました。
これで上半身は、ライトグレーのブラだけです。
きっと見ているはずの、モヤシ君の視線を強烈に意識してしまいます。
自分の顔がこわばってしまっているのではないかと心配になります。
(自然に、自然に・・・)
できるだけ無表情を心がけました。
ストッキングに手をかけ、立ったまま脱いでいきます。
かがむ
もう、震えは指先だけではありません。
人前で服を脱いでいくことに対して理性がもたらす抵抗感に、心を締めつけ
られます。
そして、その抵抗感を無視しなければならない大きなプレッシャーに、全身
が硬直してしまいそうになります。
肩や脚まで震えてしまいそうでした。
それでも、ブラウスを脱いで床に置きました。
これで上半身は、ライトグレーのブラだけです。
きっと見ているはずの、モヤシ君の視線を強烈に意識してしまいます。
自分の顔がこわばってしまっているのではないかと心配になります。
(自然に、自然に・・・)
できるだけ無表情を心がけました。
ストッキングに手をかけ、立ったまま脱いでいきます。
かがむのではなく、片脚上げするような感じで足を抜きました。
(あっぁ、きっと見てる。。。)
ショーツも、ブラとお揃いのライトグレーのパンティです。
上半身はブラ、下半身はパンティ1枚だけの姿になりました。

ラグマットの上に『ぺたっ』と座ります。
あらかじめガラステーブルを壁際に寄せてありました。
横窓のすぐ下のところの壁にぴったりとつけてあります。
テーブルの高さは40cmぐらいで、窓の下辺の20cmぐらい下にガラス
テーブルの面がくるぐらいの感じです。
持ってきた夕刊を、そのテーブルの上に広げます。
下着だけの姿で、新聞を読みはじめます。
座ったまま、横窓に顔を向けることになります。
テーブルの奥行き幅(?)はせいぜい60~70cmぐらいでしょうか。
ちょうどガラステーブルを挟んで、私とモヤシ君とが顔を見合わせている状
態です。
レースカーテンのせいで私からは何も見えませんが、1mとない至近距離
で、お互いに顔を見合せている格好になっているはずです。
緊張感はありましたが、恥ずかしさはありませんでした。

私は、モヤシ君に自分の顔をよく見てもらいたかったのです。
自画自賛になってしまって心苦しいのですが、私は外見の容姿にだけは、ほ
んの少し自信があります。
実際、これでも職場では『清楚な美人』として、とおっているぐらいなので
す。
モヤシ君が、極度に内向的な性格なのは明らかです。
顔を合わせて挨拶を交わすときだって、彼はいつも私の顔から視線をそらし
ていました。
(これが、あなたが狙っていた女の顔よ。。。)
(こんな女を覗けて幸せでしょ?)
今なら、私の顔をあますことなく観察できるはずです。
(あなたが覗きたがっていたお姉さんよ。。。)
(満足のいく獲物でしょ?)
ナルシストなどと批判されてしまいそうですが・・・
私は、彼に自分の幸運を噛みしめてもらいたかったのです。
彼が覗いている相手が、こんな顔の私だということを。

私は新聞に目を落としています。
でも本当は、実際には何て書いてあるのかなんて、ぜんぜん頭に入ってきて
いません。
記事に集中なんてできるはずもなく、内容を把握することさえできません。
新聞に視線を置きながらもモヤシ君の様子が気になってしかたありません。
でも、部屋の照明をつけている限り、こちらから彼の様子を見ることはでき
ません。
(ぜったいに、見てる。。。)
見ていないはずがありません。
あの子が私を覗いています。
下着姿の私の姿を・・・。
ガラステーブルの上に広げた新聞を、そのまま床に降ろしました。
テーブルから少し遠ざかった場所に広げ直して、足を崩します。
新聞を読むふりを続けました。
ブラとパンティ以外は身につけていない状態です。
まる出しになっている太ももに、自分でも華奢さを感じます。
室内との温度差で窓ガラスを曇らせたくなかったので、エアコンをつけてい
ませんでした。
こんな姿で本当は寒いはずなのに、一向に寒さを感じません。
お行儀悪く、片ひざを立てます。
パンティがけっこうお尻に食い込んでしまっていましたが、直しませんでし
た。
そういうことのひとつひとつが、私の気持ちを煽るのです。
(顔見知りの相手に、こんな格好を見られている。。。)
(変質者に覗かれちゃってる。。。)
(プライバシーを侵害されてる。。。)
自虐的な気分です。
興奮していました。
(早くオナニーしたい。。。)
もう、じゅうぶん・・・
すぐにもカーテンの乱れを直して、そして思いっきりオナニーしたい・・・
その欲求にかられました。
でも、耐えます。
今やめたら、もうそれっきりです。
こんなシチュエーションはそうそう作りだせるものではありません。
今どれだけ頑張れるかで、あとあとオナニーするときの興奮が違ってきま
す。

ただ単に、下着姿を見られるだけじゃ物足りないと思い始めていました。
鏡に向かって部屋の中央に立ちます。
思いつきでした。
ほぼ全身が映るような姿見の鏡です。
肌の白い女が、下着だけの姿で立っているのが映っています。
モヤシ君は、ちょうど真横から私の立ち姿を眺めることになります。
私は全体的に細身のため、もしかしたら実際よりも長身に映っているかもし
れません。
さっきまでの無表情とは一転して、私は鏡に映る自分に向って微笑みかけま
した。
ちゃんと口角が上がるように意識した、にこやかな笑顔をつくってみます。
この『清楚そうな顔』こそ、私の数少ない武器のひとつなのです。

私は、鏡に映る自分のスタイルをチェックします。
モヤシ君に、どの角度からも私のスタイルを見てもらえるように・・・
前を向いたり、後ろ姿を映したり、鏡の前で繰り返しました。
振り向いて、鏡を見るたびに笑顔をつくります。
それとなく、モデルのように軽くポーズをつけてみたりします。
下着姿で、ちょっとした『ひとりファッションショー』の気分に浸っている
女の子・・・そんなイメージを意識して演じていました。
鏡の前での『ひとりファッションショー』は、女性だったら誰だって経験が
あるはずです。
そして・・・
それは、まさに『自分だけの世界』そのものです。
『自分しかいない』、そして『誰にも見られていない』からこそできる密か
な行為です。
自分が何かの主役にでもなったかのような、その子がほんの少しだけ自意識
過剰になっている恥ずかしい瞬間です。
男性の方にどれだけ理解していただけるかわかりませんが・・・
他人に見られたら『赤面もの』の場面なのです。

部屋の中をぐるぐるモデル歩き(?)しながら、パッとターンして笑顔でポ
ーズを決めます。
まさか人に見られているだなんて夢にも思わないお姉さんの、下着姿での恥
ずかしい光景です。
決して人には見せることのできない私生活の断片です。
ときどきお尻に食い込んだパンティを直さなければなりません。
パンティのふちに親指を入れて引っ張ります。
そして『ニコッ』、またポーズです。
はたから見れば、馬鹿まるだしです。
『自分がモデルか女優にでもなったかのような気分の女の子』を演じて、い
ろいろな表情をつくります。
微笑み・・・、おすまし・・・、気の強そうな顔・・・。
こんな場面、知り合いには絶対に見せるわけにはいきません。
それだけに、顔見知りともいえる子に見られているかと思うと、恥ずかしさ
でいっぱいです。
私の顔・・・、私のスタイル・・・
こっそり覗くモヤシ君に、私の容姿を十分に堪能してもらえているはずで
す。
こんな場面を見られるなんて、女として『赤っ恥』もいいところです。
それだけに、それを実際に目の当たりにしたモヤシ君は『覗いた甲斐があっ
た』と感動してくれているかもしれません。
下着ファッションショーを披露しているうちに、いつしか感覚がすり替わっ
てきていました。
恥ずかしさに心を焦がすのはもちろんのこと、それ以上に『モヤシ君を喜ば
せたい』という気持ちが強くなってきていました。
彼が覗きたがっているのは『私の体』であって、『私の行動』ではないのか
もしれません・・・

モデル歩きをやめて、ふと動きを止めました。
鏡に向かって真正面に立ちます。
表情から微笑みを消し、まじめな顔で鏡の中の自分を見つめます。
両手を胸にもっていきました。
胸のまわりのお肉をブラの中に『寄せて、上げ』ます。
特別に大きいとはいえない胸を、少しでも大きく見せようとしている女の
子・・・です。
実際は、私はあまり贅肉がないので、ブラに無理やり押し込めるようなお肉
はほとんどありません。
ですから、そんなことをしたところで胸の大きさは変わりません。
再び、まじめな顔で鏡に映った自分の姿を見ます。
そのままじっと見続けます・・・

しばらくして、思いつめたような表情を崩さないまま、両手を背中にまわし
ました。
ホックをはずします。
『下着姿だけ』という決心を裏切ろうとしていました。
体を締め付けていたブラが胸のふくらみから離れ、宙に浮かびます。
すぐ横からモヤシ君が見ているはずです。
きっと固唾をのんでなりゆきを見守っているに違いありません。
(見られちゃう。。。見られちゃう。。。)
そのままゆっくりとブラを脱ぎました。
無防備なおっぱいが露わになります。
(はあぁ・・・、きっと見てる。。。)
(ああん、恥ずかしい。。。)
取ったブラを床に落とします。
上半身ヌードになりました。

また鏡を見続けます。
鏡に映る自分の胸を見つめます。
そうやって、モヤシ君の眼前に胸を晒していました。
『だめ』と思いながらも、彼がちゃんと『観察』できるようにです。
モヤシ君は、私の胸を真横から見ている計算です。
私のおっぱいは、特別に大きいほうではありません。
そのかわり垂れてもいません。
横から見ている彼の目に、そんな私のおっぱいが完全に晒けだされていま
す。
乳首だって完全に見えてしまっています。
勃って飛び出してしまっている乳首が・・・。
(ああ、もうだめだ。。。)
恥ずかしさに、思わず手で胸を隠したくなります。
羞恥心に、必死に耐えます。
見ているのは、私のことを知っている人です。
(はぁん、まずいよぅ。。。)
何度も挨拶し、会話を交わしたことのある人です。
(恥ずかしい。。。)
なぜか、心臓のどきどきはあまり感じませんでした。
でも血圧が上昇するような感覚で、顔が熱くなってきます。
ただ、内心の気持ちはともかく、表面上はまったくの『静』です。
私は、相変わらず真剣な眼差しで鏡を見つめています。
自分の胸の形を静かにチェックしている女の子です。
『やりすぎだ』と思いました。
胸まで出してしまうのは、『下着姿だけ』と課した最初の決心を破ってしま
っています。
限度以上にモヤシ君を興奮させるのは危険です。
もし次に彼と出くわしたときに、何かされでもしたらたまりません。
でも、
(もう少しだけ、もう少しだけだから。。。)
(これ以上は見せないから。。。)
羞恥心に悶えながら、そう自分に言い訳をしていました。

首から上は鏡のほうに向けたままで・・・体だけ「すっ」と横を向きまし
た。
ちょうど正面がカーテンの隙間に向くように・・・
鏡に映った体の横側を、顔だけ横に向けて見ています。
もう完全に、気持ちのモードが『見せ』に入っていました。
1.5m。
ガラスの窓とテーブルを隔ててはいますが、距離的にはそんなものです。
わずか1m半のところから覗いているあの子に、真っ正面から胸を見せてい
ました。
私の両方のおっぱい・・・
実は左側のほうが、ほんのほんの少しだけ大きいという違いにモヤシ君は気
がついたでしょうか。
私の白いおっぱい・・・
モヤシ君にそのすべてを晒しています。
完全な上半身ヌードです。
下だってパンティ1枚です。
男の目の前なのに。
そんな格好で、まっすぐ立っています。
覗き趣味の変質者の前なのに。
私の白いおっぱいと、その上にある私の横顔・・・
彼はその両方を見比べながら興奮してくれているでしょうか。
それとも、乳首を凝視するのに忙しくてそれどころではないでしょうか。
飛び出している乳首の、その先端の質感までもがはっきり観察できる距離で
す。
喜んでいる彼を想像しながら、恥ずかしさで死んでしまいそうでした。

ずっとこのままでいるのは不自然です。
反転して、今度は体の右側を鏡に映しました。
さっきと正反対に、横窓に対して背中を向けて立っています。
顔だけは鏡のほうを向いたままです。
ボディラインのチェックを続けている女の子を演じ続けていました。
もう、自分でもやめどきがわからなくなっていました。
頭では、はっきりと『もうやりすぎ』とわかっていました。
『もうやめなきゃ』と思います。
でも、どうしても後ろ髪を引かれる思いです。
貴重なこの一瞬に幕を引くのが惜しくてなりません。
それぐらい、気持ちがのって、陶酔感に包まれていました。

鏡を眺めながら、『はっ』と思いました。
ちょっと体をひねって、後ろ側を鏡に映してみます。
(え!?)
お尻のほうまで、見事にパンティが染みています。
ファッションショーのころから、性器が湿ってきているのは自分でもわかっ
ていました。
でも、これは想像以上です。
(えっ、え・・・、)
パンティの色がグレーだったせいもあって、まるでおもらしをしてしまった
かのように染みができていました。
この瞬間に、陶酔感など、どこかに吹き飛びました。
(そんな、イヤぁー)
うかつだったと言えばいいのか・・・
やはり途中から冷静さを失っていたということなのでしょう。
演技に夢中になっていた私は、そんな単純なことに気が回っていなかったの
です。
パンティ1枚しか身につけていないのに・・・
そのパンティに染みをつくっているなんて・・・
(恥ずかしい)
『見られてしまっていた』ということを強烈に意識してしまいました。
(恥ずかしい)
私にとっては、『本当に他人に見られるには恥ずかしすぎること』でした。
(いやぁん、最低。。。)
もう耐えられません。

今はじめて気がついたかのような感じで、カーテンに手を伸ばします。
さりげなく、乱れていた部分を直して隙間をなくしました。
パンティ1枚の姿のそのまま、急いで玄関へ行きます。
ドアスコープを覗きました。
楕円に歪んだ視界の中を、右から左へとモヤシ君が横切りました。
耳をすませます。
「カッ・・・チッ」
隣室のドアがそっと開閉される音が伝わってきました。

(やっぱりぜんぶ見られた。。。)
すさまじい後悔に襲われます。
恥ずかしさに、もう気が狂いそうでした。
そもそも、わざと覗かれようだなんて考えたこと自体が間違いだったので
す。
相手が顔見知りなのも、場所が自分の部屋なのも最悪でした。
すっかり現実に引き戻されていました。
ひとりファッションショーも、胸を出したことも、全て後悔していました。
なりゆきの感情に流された、自分の浅はかさを嘆きました。
取り返しのつかない失態でした。
今度あの子と顔を合わせたときのことを想像して、泣きそうな気持ちになり
ます。
どんな顔をしていればいいのでしょう。
いつもどおり、素っ気なく何も知らない表情を突きとおせるでしょうか。
とても自信が持てません。
あの子は、私の顔を見て、どう思うのでしょうか。
私の顔を見ながら、今夜の一部始終を思い浮かべるにちがいありません。
想像するだけで胸が苦しくなります。
本当の私は、まじめすぎるぐらいに『まじめ』な人間です。
他の女の子たちのように、パーッと楽しむことができない引っ込み思案な性
格なのです。
そんな私が、ほんのちょっと羽目をはずしただけなのです。
自己嫌悪していました。
このときばかりは、もうすぐ引っ越しするのが決まっていることを心底あり
がたく思いました。

数日間、びくびくしながら生活していました。
特に、玄関から外に出るときと、外から帰宅してくるときは緊張しました。
あくまでも、モヤシ君が卑劣な(?)覗き犯人で、私は何も知らない憐れな
被害者です。
そのことに変わりはありません。
私が何か悪いことをしたわけではありません。
何があっても堂々と知らんぷりをして通せばいいのであって、必要以上に過
敏になる必要もないのかもしれません。
でも、私はあの子と顔を合わせるのが恐怖でした。
できれば『私が引っ越してしまうまで、このまま二度と会うこともなく済ま
せたい』と願っていました。
自分の軽率さを恥じていました。

あの日から、仕事から帰宅してきて自分の玄関に入ると、私はそのままそこ
でドアスコープを覗くのが日課のようになりました。
私が靴も脱がずにスコープから監視(?)していると、すぐにモヤシ君がう
ちのドアの前を横切っていきます。
その先には、建物の横のあのスペースしかありません。
私も、どれだけ残業するかによって帰宅時間は毎日異なります。
それなのに、彼のこの行動は100%の確率です。
やはり私の靴音が帰宅の合図になってしまっていたようです。
それにしても、これって私の靴音を耳にしたらすぐに自分の部屋を飛び出し
ていることになります。
カーテンなんてそうそう乱れるものでもないのに、その小さな可能性に賭け
ようと毎晩チェックしにくる彼の根気(?)には驚かされます。
それほどにまで、私を覗くことに価値を見出しているということなのでしょ
うか。
われながら屈折していると思いますが、彼の執着心に怖れを感じながらも、
プライドをくすぐられるようで、その点だけは素直に嬉しく思っていまし
た。
部屋に入った私は、厚いカーテンをきちんと閉めてから、照明をつけます。
ですから、彼のはかない期待はあっというまに潰えます。
あの子は、すぐに諦めて自分の部屋に戻るのでしょうか。
それとも、何が何だかわからない程度のシルエットを求めて、寒さに耐えな
がら浴室の曇りガラスの前で粘るのでしょうか。
・・・そこまでは確かめようがありません。

どうしても矛盾してしまうのですが・・・
あの日以来、私は毎日のようにオナニーしてしまっていました。
きちっと閉じられたカーテンを目にした彼の落胆をイメージします。
『もしかしたら今夜も横窓の向こうで、モヤシ君が悔しがっているんじゃな
いか』などと想像しながら・・・
あの子が覗き見ている前で、恥ずかしい姿を晒している自分を思い出して興
奮します。
あのときの自分を、後からものすごく後悔したのは事実です。
その気持ちに、何ら変わりはありません。
あの夜の私の行動・・・
思い出すだけで、顔が真っ赤になります。
オナニーしながら、最高の興奮を得ることができました。
(・・・あまりにも『オナニー、オナニー』って、書いてて自分でも恥ずか
しいですね。)
矛盾だらけで説得力がないのは承知のうえです。
でも、これがこのときの正直な『私』でした。
反省して自分を責める気持ちと、『もういちどやるなら引っ越し前の今しか
ない』という2つの真逆な気持ちの板挟みになって苦悩していました。
私なりにいろいろな葛藤がありました。
(こんなチャンスはおそらく2度とない)
一日、一日と、引っ越しの日が迫ってくるのが、みすみすチャンスを逃して
いるような気分です。
まったく無意味に、焦りを感じます。
ひにちがすぎるたびに、ますます落ち着かなくなってきます。
(何も考えずに、はじけてしまいたい)
それでも、慎重な性格が欲求を抑えつけます。
(自分の部屋なんて、直接的すぎる)
(顔を知られている相手にだなんて、軽率すぎる)
頭でわかっていながらも、うずうずしていました。
その複雑な感情は、到底ここに書き切ることなどできません。

(どうせあとちょっとで引っ越してしまう)
(引っ越せばモヤシ君とは縁が切れる)
正直な心境として、『良い悪い』は、もう考えないようにしていました。
都合の悪いことは、頭の外に追いやってしまおうという意識が働いていたよ
うに思います。
私はやる気(?)になっていました。
ただ、もちろん無茶をするつもりはありません。
外から部屋の中を覗かれてしまう・・・
あくまでも私は『覗きの被害者』なのです。
他人の部屋を覗くなんていうのは、覗く側の人間が悪いのです。
他人のプライバシーを侵害する卑劣な人間は覗く側のモヤシ君であって、私
は悪くありません。
ただただ、かわいそうな被害者です。
自分自身に言い聞かせるように、自己中心的な解釈をしていました。
とにかくそうやって、良心の呵責や自分の罪悪感をごまかしていました。

恭子ともやし君2

頭の中で、プランをめぐらせていました。
私はこの数日で、何度オナニーしたことでしょう。
あの子に窓から覗き見られる場面を思い浮かべながら・・・
オナニーのたびに想像を膨らませていたこともあって、私には『イメージ』
ができつつありました。
モヤシ君には決して演技と見破られることなく、『素の私の生活の断片』を
装って覗かれる必要があります。
絶対にそうでなければいけません。
私は、覗かれた憐れな女の子として彼の視線の被害者になるのですから。
さらに、どうしても何とかしたいと考えていたことがありました。
私のほうからも、『覗いているモヤシ君の存在』をはっきり確認できる状態
にしたかったのです。
鏡などを使うことによって、それは可能なはずです。
このことを確かめるために、1度だけ実験的(?)に彼に部屋を覗かせまし
た。
ただし、私がモヤシ君に覗かせたのは、『下着姿』だけでした。
あのときのように、大胆なことは一切しません。
試してみたかったのは、カーテンの乱し方でした。
厚いカーテンだけでなく、レースのカーテンも隙間をつくるようにしたので
す。
窓のはしっこを、ほんの1.5cmほどですが・・・
帰宅して部屋に入った私は、レースのカーテンにも細い隙間をつくったま
ま、照明をつけました。
モヤシ君はここぞとばかりに覗いていることでしょう。
服を脱いで、下着姿になりました。
ブラとパンティだけの姿で新聞を読みます。
もちろん内容など頭に入るはずもありません。
あるものを使って、カーテンの隙間の様子を窺います。
うまくいきました。
彼の存在を、私のほうからも確認することができます。
イメージどおりで問題ありません。
お風呂にお湯がたまるまで下着姿ですごした私は、彼からは死角になってし
まう台所スペースに行って全裸になり、お風呂に入りました。
入浴をすませ、浴室から出た私は、台所スペースで体を拭いて、上下とも下
着を身につけます。
そうしてから、その姿で部屋に入りました。
彼の前に、さっきとは違う下着姿の私が再登場します。
私がお風呂から上がってくるのを、あの子はちゃんと待っていました。
そのことも、きちんと確認することができました。
お風呂上がりの下着姿を見られるだけでも、ものすごい興奮でした。
私は自他ともに認める、まじめで几帳面な性格の人間です。
こんな私が、ブラとショーツしか身につけていない姿を覗かせてしまってい
る・・・
顔が熱くなってしまいます。
この時点で、乱れたカーテンを直しました。
特別なことは何もせず、ここまでで終わらすと初めから決めていました。

モヤシ君は、下着姿の私を覗きながら、きっと『お姉さんブラを取れ』、
『パンツを脱げ』、そう念じ続けていたことでしょう。
特にお風呂上がりには、私が裸のまま部屋に入ってくることを期待していた
に違いありません。
私が、入浴の際は台所スペースで全裸になり、お風呂上がりもそこで下着を
つけることを彼は知ったはずです。
この前、おっぱいまで見れたのはとてつもない偶然だった・・・、そう思っ
てくれたでしょうか。
私は私で、下着だけでいる姿を見せただけでもかなり興奮してしまいまし
た。
自宅で下着だけの姿・・・、それは紛れもなく私のプライバシーそのもので
す。
これ以上の姿を見せるときは・・・
考えるだけで、どきどきします。

翌朝、出勤しようと玄関を出たときに、彼とバッタリ(?)鉢合わせしまし
た。
引っ越しの日までに、いつかこの瞬間は訪れるだろうと覚悟してはいました
が、『ついに会っちゃった』という感じです。
ずっと怖れていた瞬間でした。
なにしろ相手は、毎夜、私の部屋のカーテンの乱れをチェックしにくる『覗
きの男の子』なのです。
そして私は、実際この子に恥ずかしい光景を見られてしまっているのです。
でも、顔を合わせてしまった以上は堂々とするしかありません。
覗かれたことなど、まったく知らないことになっているのですから。
内心の動揺を悟られないように、
「おはようございます」
いつものように挨拶しました。
「お、お、おはようござい・・・」
モヤシ君は、相変わらず小さな声です。
私と目を合わそうとしません。
いつもにも増して、私の顔を見られないようです。
直感的に察しました。
大丈夫です。
危険はありません。
むしろ『この子なりに、私に対して後ろめたさを感じているんじゃないか』
とさえ思えました。
こうやって面と向かうのは久しぶりな気がしますが、『彼に演技をしかける
チャンス』だというのは瞬時に判断できました。
それなのに、どうしても次の言葉が出てきません。
無言のまま立ち止まっているわけにもいかず、
「すみません」
体が勝手に動いて、彼の横をすり抜けようとしていました。
立ち去ろうとしたときに、
「あ、あの・・・」
モヤシ君が話しかけてきました。
(え!?)
ドキッとして、一気に『ものすごい警戒モード』になりました。
(なに?なんなの?)
(こわい。。。)
緊迫感が走ります。
「はい?(なに?いったいなんなの?)」
モヤシ君は、おどおどした感じで、
「あ、あ、あの・・・」
「なんですか?」
「うちのテレビ、夜中うるさくないですか?」
見るからにガチガチに緊張した様子で話しかけてきました。
「え?(いきなり急になに?)」
意味がわからず、一瞬絶句しかけた私に、
「あの、あの・・・ボリュームが大きくて、迷惑をかけてないですか?」
唐突すぎる内容の問いかけでしたが、おどおどしながらも頑張って話しかけ
てきているのが、痛いほど伝わってきます。
大丈夫です、心配するような問題はなさそうです。
ほっとして、こわばった全身から緊張がほぐれていきます。
「だいじょうぶですよ」
微笑みをつくります。
「ぜんぜん気になったことないですよ」

彼の態度から伝わってくるものがあります。
この子は私と話したいのです。
きっと精一杯の勇気を振り絞っているに違いありません。
「私こそ、ご迷惑をかけてないですか?」
逆にこちらから聞き返します。
「あ、いえ、ぜんぜん・・・です」
「本当ですか?よかったですー」
モヤシ君はもういっぱいいっぱいのようです。
私も、もう行かなければなりません。
「あの・・・会社に行かなくちゃ。失礼します。」
ニコッと微笑みかけて、会釈しました。
歩き出す私の後ろから、
「い、いってらっしゃい」
モヤシ君の蚊のように小さい声が聞こえました。
私は、後ろを振り返って、
「いってきまーす」
もういちど、彼に笑顔を投げかけていました。

職場に向かいながらも、明るい気持ちになっていました。
私が意識しすぎていたのでしょうか。
あれほど恐れていたモヤシ君との顔合わせでしたが、何も問題ありませんで
した。
それどころか・・・
またも『うぬぼれ』かもしれませんが、やっぱりあの子は私に好意を持って
いるのかもしれません。
精一杯頑張って、一生懸命に話しかけてきたあの姿は、すごく印象的でし
た。
とは言っても、私はいまさら彼に対して好意なんて抱けませんが・・・

この日は帰宅してくるときの足取りも気楽でした。
たとえモヤシ君と顔を合わせたとしても、もう問題はありません。
集合ポストで夕刊を取ってから、自分の部屋へと進みます。
「コツン、コツン、コツン・・・」
101号・・・、102号・・・
(モヤシ君、顔をだすかな?)
そう思った瞬間、
「ガチャ」
私の目の前で、本当に103号の玄関ドアが開きました。
モヤシ君が出てきます。
考えたとおりの展開に『わっ』と思いつつ、足がとまります。
私が完全に105号の玄関の中に姿を消してしまってから、その玄関ドアの
前を通って建物の横に回りこむのが、彼の行動パターンだったはずです。
今朝、私と会話を交わしたことが、結果的には彼に勇気を与えたということ
なのでしょうか。
「こんばんは」
とりあえず警戒しながらも、私のほうから挨拶をしました。
「あ、ど、ども」
もじもじしています。
「おでかけですか?」
笑顔で話しかけます。
「あ、はい、ちょっとコンビニ」
(うそだ)
と思いながらも、
「あー、ファミマですかぁ?」
私は会話を続けました。
「あ・・・、はい」
もじもじしながら、私の顔をちらちら見ます。
「このへん、セブン無いですもんねー」
実は駅に向かうのとは逆の方向に少し行けば、セブンがあるのは私も知って
います。
「え?・・・あるけど」
彼が意外そうに言います。
「本当ですかー?えっ、どのへんにー?」
私は目を輝かせるようにしながら、モヤシ君の瞳をみつめました。
「あ、あの、あっちにまっすぐ行って・・・、左に曲がって・・・」
どもりながら、懸命に説明してくれます。
「四つ角のところですよね?」
私は、説明に問い返しながら、彼の瞳をみつめ続けます。
「そうなんだー、知らなかったぁ。ありがとうございます」
モヤシ君・・・、嬉しそうです。
「私、あそこのおでんが好きなんですよねー」
「あ、あ、僕もです」
ここまで話が続くとは思いませんでしたが、その後も少しだけコンビニ会話
に花が咲きました。
モヤシ君も、だいぶん私の顔を見ながら話をすることができるようになって
います。
覗かれたときのことを思い出しながら私がオナニーするのと同じように、こ
の子も私を思い浮かべながらオナニーしたりするのでしょうか。
(顔を見て。。。)
顔をよく見せてあげたいと思いました。
(これが、あなたが覗いたお姉さんの顔なのよ)
(毎晩チャンスをうかがってるよね?・・・あなたはこの顔の女を覗こうと
しているのよ)

2~3分、立ち話をしたと思います。
会話が途切れたところで、
「あ、じゃあ・・・、ありがとうございました」
そう言って私は話を切り上げました。
「ど、どうも」
私は105号の自分の玄関に入りました。
ドアスコープに目を向けます。
コンビニに行くと言っていたモヤシ君がこのドアの前を横切っていきます。
(今日・・・、やる?)
ためらいました。
タイミング的には最高だと思いましたが、準備ができません。
部屋に入った私は、迷いながらもカーテンの隙間はつくりませんでした。
(明日、やっちゃおう。。。)
決めました。
(明日、ちゃんと準備してから覗かせよう。。。)

翌日は、いつも以上に業務がたてこんで、慌ただしい1日になりました。
仕事に追われているうちに、あっというまに夜になってしまったという感じ
です。
くたくただったはずなのに、疲れはありませんでした。
わくわくしながら帰宅の途についていました。
ついつい、歩く足が速くなります。
(あの日といっしょだ。。。)
着替えを覗かれようとテンションが上がってしまい、早足で帰ったあの日を
思い出します。

コーポまで帰ってきたとき、今夜はいつものように靴音を響かせないように
気をつけました。
自分が帰ってきたことを103号のモヤシ君に気づかれないように、そっと
歩いて自分の部屋の玄関に入りました。
ちょっと準備したいことがあったのです。
照明はつけずに暗くしたまま、ガラステーブルの場所を調整します。
今日は横窓の壁際にくっつけるのではなく、少し距離を置いたところに持っ
ていきました。
レースのカーテンを通して窓から光が入ってきています。
月明かりだったらロマンティックですが、ただの住宅街の人工的な明るさで
す。
気になって、隣室側の壁にそっと耳を当ててみました。
かすかにテレビのような音が聞こえます。
まだ何もしていないのに、胸がどきどきしてきます。
あるブランドのバッグを床に置きます。
ちゃんと計算しつくした位置です。
もういちど確認しながら、置き位置を微調整しました。
横窓の反対側の壁側には、洋タンスがあります。
私の腰ぐらいまでの高さのものです。
タンスの上には雑貨がごちゃごちゃ置いてあります。
この雑貨の中に卓上鏡もさりげなく立ててありました。
前回、下着姿だけ覗かせたときに試してみたのですが、この小さな鏡によっ
て、私は背後のカーテンの隙間の様子を確かめることができるのです。
角度に問題がないことを確認します。
タンスの横で再び壁に耳を当てると、隣室でなんだか『ゴトゴト』音がして
います。
(いる。。。)
いちおう、考えていた限りの状況が整っていました。
玄関に戻ります。
最後に、洗濯機の上に家の固定電話(?)の子機を置いておきます。

計画は完璧なはずです。
手順も、何度も頭の中でのシミュレーションを繰り

計画は完璧なはずです。
手順も、何度も頭の中でのシミュレーションを繰り返してありました。
いよいよです。
どこまで上手くできるかわかりませんでしたが、とにかく胸がわくわくして
いました。
静かにドアを開け、玄関から外に出ます。
靴音を鳴らさないように、そっと集合ポストまで戻りました。
ポストの鍵を開けて、夕刊を取ります。
本当にいよいよです。
不思議なことに、緊張はありませんでした。

演技を始めました。
今度は靴音を響かせて、自分の部屋に向かいます。
「コツン、コツン・・・」
予感がありました。
今日も、モヤシ君が部屋から出てくるんじゃないかと。
二晩連続でたまたまこのタイミングで顔を合わすのは、不自然です。
それでも彼は顔を出す気がします。
昨夜のあの子の嬉しそうな顔が印象に残っています。
女性である私と、たかが雑談をしただけのことです。
でも極度に内向的そうな彼にとっては、大きなことだったんじゃないかと思
えたのです。
あの子は、私に対して思いがある・・・
女としての直感でした。
あの子のドアの前を通り過ぎます。
「コツン、コツン、コツッ。」
私の部屋の前です。
「ガチャ」
103号の玄関ドアが開きました。
(やっぱり。。。)
驚きはありませんでした。
モヤシ君がけんけんで靴をはきながらドアの向こうから姿を現します。
私は、本当はもう開いている鍵をガチャガチャさせていました。
その手を止めて、
「あー、こんばんはー」
挨拶を投げかけます。
「こ、こんばんは・・・」
微笑みながら、
「今日もコンビニですか?」
会話を切り出しました。
「は、ちょっと、・・・はい」
すかさず続けます。
「今日はけっこう暖かかったですね」
昨日よりはちょっと距離があったせいで、彼も私の顔を見やすいのかもしれ
ません。
ぽーっと(?)、私の顔を見続けることができています。
「は、そうですね、はい」
・・・感じとることができました。
この子は、やっぱり私の外見に魅かれています。
中身はともかく、私の『見た目の外見』に魅力を感じているのは間違いがあ
りませんでした。
とっさに思い出しました。
つい2~3日前、コンビニで買い物したときに、お弁当の割引クーポン
(?)みたいなのをもらったことを・・・
それが、いま手に持っているこの通勤バッグのサイドポケットに突っ込んで
あったことを・・・
「あ、そうだー、コンビニ行くんですよね?」
サイドポケットに手を突っ込みながら、モヤシ君に近づきました。
「これ、よかったらどうぞ」
レシートみたいな感熱紙(?)のクーポン券を差し出します。
もともと捨てるつもりだったので、ちょっとクシャクシャになっています。
「あっ」
腕に挟んでいた新聞をさりげなく落としてみます。
反射的にモヤシ君がしゃがんでいました。
まるで機械じかけのような動きです。
新聞を拾い上げて渡してくれました。
私と彼との距離が一気に縮まります。
「ありがとう」
嬉しそうな笑顔をつくって微笑んであげました。
「はい、これ。」
私があらためてクーポン券を差し出すと、モヤシ君は言われるままに手を出
しました。
その手に載せるように、クーポン券を渡します。
私の指先が、彼の手のひらにちょっと触れました。
「よく見てないから、ちゃんと使えるかわかんないですけど」
彼が恥ずかしがっているのがわかります。
「あ、あの、・・・ど、どうも」
恐縮したように、目を伏せてしまっています。
会話を途切れないように、
「大学生さんなんですか?」
彼の瞳をみつめます。
「あ、・・・はい」
多少おどおどした様子ながらも、私に目を合わせて返事してきました。
「勉強たいへんですねー?」
正面から彼の目をみつめ続けます。
「あ、いえ・・・」
恥ずかしそうに、どもっています。
私の目をみつめ返せないようで、彼の視線は一定しないようです。

「あ、あの・・・」
何か言おうとしています。
「はい?」
「あの、モデルとかしてる人ですか?」
またも唐突すぎて、一瞬あっけにとられそうでした。
もしかすると、あの『ひとりファッションショー』が間違って効いてしまっ
たのかもしれません。
(このスーツ姿を見れば、どうみてもOLでしょう?)
内心では驚きながらも、思いました。
(モデルみたいな顔って、思ってくれてるってこと?)
彼のこのひとことは、私の自尊心をものすごくくすぐってくれました。
「え・・・?あ、ちょっとね」
モヤシ君の目がひとまわり大きくなったような気がします。
「会社が休みの日とかに、バイトでね」
つい、嘘をついていました。
そんなふうに言ってもらえたのは、女として素直に嬉しかったのです。
「雑誌とかで・・・見ました?」
彼は呆然とした表情でした。
私は『ニコッ』と微笑みかけました。
「お勉強、がんばってね。」
「あ・・・、はい・・・」
この子にとって、目の前に立っている私は『かなり美人なOL』です。
そう思われているだけの自負がありました。

立ちつくすモヤシ君を後に残して、自分の部屋に入りました。
ドアスコープに目を寄せます。
間髪をあけずに、モヤシ君が横切っていきました。
10秒前まで自分に微笑みかけていた、その私を覗くチャンスを窺いに行っ
たのです。
嘘をついてしまいましたが、あの子の『私に対する憧れ(?)』は、さらに
増したことでしょう。
会話を交わしたことによって、親近感も持たれたかもしれません。
(ああ。。。)
あの子は、『何とかまた私のことを覗きたい』と衝動にかられていることで
しょう。
『あの美人のお姉さんを覗きたい』と・・・
私のプライドが・・・、プライドが、ますます高ぶります。
(こんな私が覗き見られちゃうだなんて。。。)
靴を脱いだ私は、台所スペースを抜けて部屋に入りました。
いきなり照明をつけます。
通勤バッグから携帯電話を出します。
ガラステーブルの上に置きました。
バルコニー窓の厚いカーテンを閉めました。
そして横窓に歩み寄ります。
厚いカーテンを雑に閉めました。
はしっこまで行きとどかないように・・・
そしてこのとき、レースのカーテンも上手くずらします。
厚いカーテンだけでなく、レースカーテンも1.5cmぐらい隙間を生んで
しまっています。
狙いどおりでした。
彼にとっては、たったこれだけの隙間でもじゅうぶんなのです。
窓ガラスに顔を押しつけるように目を寄せれば、室内を見渡すことができま
す。
そして・・・、きっともう覗いているはずです。

私はコートを脱ぎました。
きちんとハンガーにかけます。
いちど台所スペースに出ました。
「カチ」
浴室の照明をつけます。
「ガチャッ」
浴室の扉を開けます。
中央の部分が折れるようにして開閉する浴室のこの扉は、構造上、けっこう
大きな音をたてます。
浴槽にお湯を出しました。
浴室を出て、部屋に戻ります。
『いつもどおり』を心がけますが、胸のどきどきは、どんどん強くなってき
ています。

スーツを脱ぎます。
1枚1枚ハンガーにかけて片付けていきます。
ブラウスもストッキングも脱ぎ去り、ブラとパンティだけになりました。
(恥ずかしい。。。)
パンティがお尻に食い込んでいます。

ラグマットの上にぺったり座って、床に新聞を広げました。
彼は、私を斜め後ろから見るような角度です。
新聞を読んでいるふりをしながら、床に置かれたバッグを見ます。
このバッグには、ブランド名が刻印された小さなメタルプレートが付いてい
ます。
この銀色のプレートを鏡の代わりにして、カーテンの隙間の様子を見まし
た。
・・・覗いています。
もちろん表情まではわかりませんが、隙間に寄せられている顔の存在が、は
っきりわかります。
このバッグを使う方法を、試しておいてよかったと思います。
『覗かれているに違いない』と思いこんで演技するのと、『確実に覗かれて
いる』その前で演技するのとでは、恥ずかしがる私の意識に大きな差がある
のです。
今、私は確実に下着姿を見られています・・・

ほどよく緊張しながらも、私は冷静でした。
今のところ、予定どおりです。
バッグのメタルプレートを確認しては興奮していました。
彼の顔らしきものが窓の向こうにぴったりくっついているのが、はっきりわ
かるからです。
新聞を読むふりをしながら顔色ひとつ変えない私ですが、心の中では、お尻
に食い込んだパンティに恥じらいを抑えきれません。
モヤシ君には、もう見なれた場面(?)なのかもしれませんが・・・。

そろそろ浴室のお湯を止める頃合いです。
立ちあがった私は、台所に行きます。
もう彼からは死角です。
彼に見えないところで全裸になり、浴室に入りました。
入浴中も、頭の中でこのあとの演技のシミュレーションを繰り返しました。
(きっとできる)
あの子が、私のお風呂上がりを待っているのは100%確実です。
私がお風呂上がりも下着姿で部屋に戻ってくることを知っているからです。
あわよくばと、下着がずれたり乱れたりしたような私の姿を期待して待って
いるはずです。
浴槽のお湯につかりながら、気持ちを落ち着かせていました。
これからの行動に対する、物怖じの気持ちはありませんでした。
『わざと覗かれる』という、非常識な『いけないこと』をしようとする罪の
意識が強くありました。

ひととおり入浴を終えました。
あとはお風呂から上がるだけです。
ここからが本番です。
完璧な『ひとり演技』を貫かなければなりません。
深呼吸しました。
演技の途中で途絶えたりすることのないように、頭に叩き込んだたくさんの
セリフをゆっくりと反芻します。
ひとりでずっとしゃべり続けることになりますが、大丈夫です。
自信はあります。
自然に口から出続けるはずです。
最高のシチュエーションです。
準備も完璧にできています。
あとは、実行するだけです・・・。

最後の最後になって、なかなか勇気がでませんでした。
ものすごく自虐的な気分です。
私は自分でわかっていて、これから覗かれようとしているのですから・・・
ここにきて、モヤシ君に対する恨み(?)のようなものは消えていました。
むしろ、喜ばせてあげたいと思いました。
あの子に、女の子の友達なんかいません。
いるはずがありません。
そんな彼に覗かせて『あげる』のです。
内気なあの子が密かに興奮してくれる姿を想像します。
内向的なあの子が、ひとり感激してくれる姿が目に浮かびます。
つまりそれは、その分だけ私が恥ずかしさを耐え忍ばなければならないとい
うことです。
あの子の憧れのお姉さんでありながら、覗かれてしまう・・・
あの子の覗きたいという欲求の犠牲者になる・・・
この被虐的な気持ちは不快ではありませんでした。

「ガチャ」
浴室の扉を開けて台所スペースに出ました。
この扉の音は、間違いなくモヤシ君の耳にも届いています。
続いて、浴室の照明を消しました。
建物の横のスペースに潜んでいる彼に、浴室の窓が暗くなったのが一目瞭然
です。
すぐにカーテンの隙間に顔を寄せて、覗きのスタンバイに入ったことでしょ
う。
モヤシ君にしてみれば、私の行動パターンはもう把握している気になってい
るはずです。
いつもどおり、あと1~2分もすれば、下着だけを身にまとった私が部屋に
入ってくると、身構えているに違いありません。

大急ぎでバスタオルを手に取り、ざっと全身を拭きました。
濡れている髪や体から、滴が垂れない程度にしか拭きません。
浴室を出てから、まだ30秒ぐらいしか経っていないはずです。
いかにも『髪を拭いている途中』っぽく、バスタオルをすっぽり頭にかぶせ
ました。
あらかじめ洗濯機の上に置いておいた『家電話の子機』に手を伸ばします。

モヤシ君の気持ちを想像します。
ガラスに顔をくっつけて『早く来い、早く来い』・・・
下着しか身につけていない私が現れるのを『今か、今か』と待ち受けている
ことでしょう。

緊張で、指がうまく動きません。
(イヤっ、裸を見られるなんてイヤっ。。。)
プレッシャーで息苦しくなります。
電話をかけました。

部屋で、着信音が鳴り響きました。
私は子機から、自分の携帯に電話にかけたのです。
2回・・・、3回・・・
戸の向こうで、着信音が鳴り続けています。
もちろん、窓ガラス1枚だけしか隔てていないモヤシ君の耳にも届いてない
はずがありません。
ついにこのときが来ました。
私は頭からかぶったバスタオル以外、身につけていません。
(こんな姿を覗かれちゃうなんて。。。)
(そんなの絶対に無理。。。)
4回・・・、5回・・・
(行くよ、モヤシ君、・・・行くよ!)

戸を開けて、部屋に入ります。
慌てる素振りもみせず、歩いていきました。
(あぁ、ああ、イヤっ)
脈拍が急上昇して、顔が『カーッ』と熱くなります。
(イヤっ、イヤっ、見られちゃう。。。)
狭い部屋ですから、歩くと言ってもテーブルの上の携帯電話まで、ほんの7
~8歩です。
(あ、あ、あああ・・・きっと見られてる。。。)
内股気味に近づいて、ガラステーブルの上に手を伸ばしました。
(あぁん、わたし真っ裸だよぅ。。。)
拾い上げるように携帯を手に取った瞬間に、指で通話を切ります。
頭からかぶっているバスタオルの下に差し込むように、耳に当てました。
「はい、もしもし。」
電話に出たふりをしました。
(いやぁん、見てるの?モヤシ君・・・)
横窓のほうに体の正面を向けて、仁王立ち(?)です。
下着すら身につけていません。
本来ならパンティに隠れている部分の肌まで晒され、アンダーヘアまで素の
状態です。
もともとあまり濃くないヘアです。
チラッと見ました。
さっき中途半端に拭いただけだったせいで、そのヘアが『モシャッ』と膨ら
むように立ってしまっています。
(いやぁあ、見ないで、モヤシ君・・・)

「あっ、あー、S美!?」
架空の電話の相手を確認して、ぱっと顔を上げます。
「いやぁだぁ、もうかかってこないと思ったよぅ」
口だけぱくぱく話しているふりをするというわけにはいきませんでした。
ガラス1枚だけしか隔てていないのですから、彼に声が聞こえるぐらいでな
ければ不自然です。
バスタオルの隙間から、さりげなく横窓の様子を窺いました。
目と目が合わないように焦点をぼかすようにしながら、視界の隅にカーテン
の隙間を合わせます。
「うん、うん、・・・元気」
います・・・、確かに窓の外から覗いています。
(イヤぁっ、へんたい・・・)

私は今まさに、モヤシ君の前に素っ裸で立っています。
(あっ、あっ、あああ。。。見られてる)
オールヌードで立っているのです。
「あー、うん、お風呂あがったとこ・・・」
もうカーテンの隙間のほうを見ることはできませんでした。
(見てる?見てるよね?)
お風呂上りのピュアな状態の私が、2本足でまっすぐ立っています。
(モヤシ君、嬉しい?・・・モヤシ君、喜んでる?)
ひざから力が抜けてしまいそうです。
気丈にしていないと、がくがく震えだしそうな感じです。
「やだぁ、そんなことないよ・・・」
その場に立ち続けているのも『間』が持たず、意味なく部屋をぐるぐる歩き
始めます。
(ああん、おっぱい・・・、ああん、おしり・・・)
「うん、行ったけど、あれコショウが効きすぎだったよ・・・」
ここにはあまり書ききれませんが、実際には相手なしで、ずっと会話しっぱ
なしです。
左手に携帯を持ち、左耳に押し当てています。
空いている右手で、頭にかぶせていたバスタオルを取りました。
部屋の照明の明るさが目に染みます。
ざっとしか拭いてありませんでしたから、体はまだ濡れています。
部屋の中央で、ぐるぐる歩きの足を止めました。
左手で持った携帯で会話を続けたまま、右手だけを使って髪を拭きます。

片手ですので、あまり上手に拭けません。
それでもモシャモシャと髪をふく動作にあわせるように、おっぱいが『ぷる
ぷる』震えます。
右腕だけを上にあげるようになりますので、右側のおっぱいのほうが激しく
動きます。
斜め上に引っ張られるように形を変えたままで、そのままぷるぷるするので
す。
恥ずかしさで顔が上気します。
こんなとき男の子は胸のどこを見るのでしょう。
乳首をじっと見つめているのか、それともふるえる乳房全体を眺めるの
か・・・
モヤシ君は興奮してくれているでしょうか・・・
私は、顔が真っ赤になっていないことを祈るばかりです。
(ああ、もうだめ。。。)
本当にもう耐えられないと思いましたが、私は頑張っていました。
(いまどこを見てるの?)
(私もうだめ、もうやめていいでしょ?)
私の欲求は、すでに満たされていました。
自分の部屋で、顔見知りに全裸を覗かれてしまう・・・
このプレッシャーの重さは、私の想像をはるかに超えるものでした。
もう耐えられません。
本当はもっと先までイメージはあったのですが、もう限界でした。
(・・・でも、モヤシ君。。。)
正直な心情として、このときの私は、モヤシ君に『見せてあげる』ために頑
張り続けていました。
(私の裸を覗けて、感激してくれてるよね?)
(幸せを噛みしめてくれてるよね?)

首、胸、おなか・・・
片手だけ使って、不器用に体を拭いていきました。
「えー?・・・J子が?」
途中から、モヤシ君に背を向けました。
タンスの上の卓上鏡に目をやります。
(ああ・・・)
しっかり覗いているのがわかります。
後ろ姿ですから、彼にお尻を向けています。
白くて小さいこのお尻・・・
自分の恥ずかしさよりも、なぜか『あの子のために』という意識が先に立っ
ていました。
右腕を折り曲げるようにして背中を拭きます。
私は、やせていて、お尻の贅肉もあまりありません。
背中を拭きながら、左右の足の間を、交互に重心が移動します。
(やん、見えちゃうよ。。。)
お尻の割れ目が開きそうで興奮します。
これまでは、いつもパンティに包まれていたお尻です。
そのお尻が、今は完全に無防備なのです。
「このまえ会ったけど、そんなこと言ってなかったよー」
私が足の置き位置を変えるたびに、お尻の割れ目が微妙に開きそうになりま
す。
(あん、あぶない。。。)
キュッと締めるように、お尻のお肉に力をこめて、耐えるしかありません。
きっと彼も凝視しているはずです。
私のあそこを目にしようと・・・
「・・・うん、土日は休めてるけどねー」
左右のお尻のお肉が開きそうになるたびに、どきどきしました。

用意しておいたセリフを思い出します。
彼の視線は、私の1点に集中しているはずです。
お尻の割れ目の下から、性器が見えるんじゃないかと興奮しているはずで
す。

「スキー?」
ぱっと顔を輝かせて、壁のカレンダーのほうを向きました。
「まだ1度も行ってないよー・・・」
「行く、行くー」
「えー、どこにする?」

「○○は?・・・じゃあ△△?」
スキー場の名前を出しながら、『ひとり会話』を続けます。
「えー、それ去年も行ったじゃん」
バスタオルを首にかけます。
フリーになった右手で、スキーのストックを持つようなマネをします。
タンスの上の鏡を見ます。
(見てるよぅ。。。)
あるはずもないストックを握った右手のこぶしを握りしめます。
「モーグルとか挑戦しちゃう?」
お尻を振りました。
(きゃあああ・・・)
「こぶ、やってみたいしー」
実際のスキーのようにひざを使うのではなく、腰を左右に振ります。
(見られてるのに、見られてるのに。。。)
小さなお尻をわざとぷりぷり(?)させました。
(ああん、赤っ恥。。。)
恥ずかしさ全開です。

頭の中で何度も繰り返しシミュレーションしたイメージだけは、最後までや
り通さなければいけないような、奇妙な義務感に急きたてられていました。
私の容姿に魅かれてくれたあの子に対する、根拠のない使命感のようなもの
でした。
私のあそこ・・・
それが彼のいちばんの望みであるはずだと、私は理解しています。
モヤシ君に見せてあげなければならないという気持ちになっていました。

「えー、S美はボーゲンでしょ?」
言って、ぴょんと、両脚を『ハ』の字に広げました。
ひざとひざをくっつけるような感じで、大袈裟なほどの内股です。
両方のお尻のお肉が、抵抗するまでもなく左右に広がっています。
(あっ、あ・・・イヤぁ。。。)
「ボーゲンしかできなかったじゃーん・・・」
(いやぁん。。。)
「ボーゲンだってばー」
本当にボーゲンで滑っているみたいに、前傾姿勢になります。
わざとへっぴり腰にお尻を突き出しました。
(はああ、あぁ。。。)
2秒?・・・3秒?
(見た?もう見たよね?)
腰の状態をもとに戻しました。

「うん、J子も行きたがると思うけど・・・」
「ボードやりたいって」
ほんの3~4秒だったとは思いますが、彼は確かに目にしたはずです。
極端な内股状態のまま、突き出されたお尻・・・
その広がったお尻の割れ目の下から繰り出されるように姿を現したはずの、
細い唇のような割れ目を・・・。
これであの子も感激してくれたでしょう。
彼にしてみれば、毎夜の努力が、結果として実を結んだわけですから。
いまごろ興奮しているに違いありません。
『ついにあの美人OLのあそこを見た!』
そんなふうに喜んでくれているはずです・・・

「Y美が連絡しておいてよー」
「いっつも私ばっかりだもーん」
恥ずかしさをこらえて、あの子のために頑張れた気がします。
『やりきっちゃった』という思いに、安堵感さえありました。
もう、終わりでした。
「うん、電話して。」
「待ってる」

文章にすると、とてつもなく長くなってしまいましたが、実際には部屋に入
ったあの瞬間から3分ぐらいなものです。
さすがにそろそろ下着ぐらいは身につけなければならないタイミングです。
電話中だったとはいえ、いつまでも全裸でいるのは不自然になってきます。
演技を終わらせて、カーテンの乱れを直さなければなりません。
「じゃーね・・・はーい」
携帯のボタンを押して、通話を切ったふりをしました。

終わりにしなければなりません。
カーテンの乱れに気づいたふりをしなければなりませんでした。
でも、・・・後ろ髪を引かれるような思いでした。
どうしてもカーテンの乱れに手を伸ばせませんでした。
とっさに、首からぶら下げていたバスタオルを取りました。
脚はまだ拭いていなかったのを思い出したのです。
いつのまにか乾いてしまっていて、もうほとんど拭くまでもありませんでし
たが・・・
バスタオルで、脚を拭いていました。

モヤシ君は、私の性器を見ることができて興奮を得たかもしれません。
私も、そんな彼の期待に応えようとしたことに後悔はありませんでした。
やろうと思っていたことをやれたという気持ちはあったのですが、何と言え
ばいいのか・・・
屈辱感の余韻がまったくありませんでした。
心残りでした。
もちろん部屋に入ってきたときから電話を切るときまで、恥ずかしさでいっ
ぱいでした。
必死になってプレッシャーをこらえたぐらいです。
今だってそうです。
脚を拭きながらも、お尻も、胸も、ヘアだって丸出しの姿です。
そして、一方的に覗かれているのです。
こうやっている間も、私のこの体を観察されているに違いありません。
自室で裸でいるところを、覗き趣味の変質者にこっそり覗かれてしま
う・・・
本来ならば恐怖に身をすくませるほどの最悪の状況です。
相手があんな子だったからこそ、わざと覗かせるなんてことをできたので
す。
私なりに計算して緻密に誘導していったとはいえ、常識的には、こんなシチ
ュエーションはまずありえません。
彼がやっている『覗き行為』は、犯罪そのものです。
ですから、彼は『人知れずこっそりと』覗いている気になっています。
こんなシチュエーションは、おそらく2度とないでしょう。
私にしても『人知れずこっそりと』羞恥心に心を焦がすことができるので
す・・・
覗かれていると気がついていないふりを通すのが絶対条件です。
そのためには、このまま中途半端にだらだら続けるわけにはいきません。
いつまでも全裸でいることに説得力がありません。

バスタオルをハンガーにかけました。
台所には行かず、とりあえずタンスのつまみのところにかけます。
もう作戦など何もなかった私は、思いつきのまま姿見の鏡の前に立っていま
した。
体を拭き終えて、そのままボディラインのチェックのために、・・・という
ことぐらいしか、パンティを履かないでいる理由が思いつかなかったので
す。
鏡を正面にして立っています。
モヤシ君は私の体の右面を横から見ることになります。

鏡の中に、裸の女が立っています。
このあいだと違うのは、パンティをはいていないということです。
股間のヘアが、まる見えです。
半乾きのヘアは全体ごとモシャッと起き上がっていました。
(あっ)
ドキッとしました。
もともと密度の薄いアンダーヘアです。
それがまるで寝ぐせのように逆立っていて、その下に隠れていたはずの
『溝』が、はっきり見えていたのです。
まるっきりノーガードの状態です。
何かで頭を叩かれたぐらいの衝撃を受けました。
自分ではそのつもりではなかったのですが・・・、
もしかしたら普通に正面を向いて立っていただけでも、モヤシ君には私の性
器が見えていたのかもしれません。

鏡に映った顔を見ました。
あの子が、モデルかと見間違ってくれた顔です。
その男の子の前で、私は今、真っ裸でいるのです・・・。

モヤシ君のほうに体の正面を向けました。
首を左にひねって、顔だけ鏡を見ます。
アンダーヘアの下から、『溝』をのぞかせたまま・・・
私からは確認することができません。
でも、彼の視線がそこに集中しているのは間違いありません。
まさに『晒し物』でした。
心の中で、恥ずかしさに火がつきます。
私は、素知らぬ顔でボデイラインのチェックを続けています・・・

180度、体を反転させました。
モヤシ君に背を向けて立ちます。
今度は首を右にひねって鏡を見ます。
彼に、私のお尻を見せます。
ボーゲンのときより、はるかに近い距離です。
恥ずかしさが加速します。
さっきも書きましたが、私のお尻は小さいんです。
左右のお尻のお肉が小さいので、意識的に『きゅっ』としていなければなり
ません。
そうでないと、普通に立っているだけでも、お尻の割れ目が開き加減になり
やすいのです。

恭子ともやし君1

読んでくださっている方には理解していただけるかわかりませんが、私はお
尻の穴に強い羞恥を感じます。
性器を見られるよりも、何倍もの恥ずかしさです。
だってここは、私がう●ちを出している場所です。
人に見せられるような場所じゃないんです・・・。
油断してお尻の割れ目が開いたら・・・、その奥に潜んでいる汚い穴が見え
てしまいます。

彼は、きっとそんなお尻の穴なんかより、性器ばかりに注目していることで
しょう。
こうやっている今も、お尻の割れ目の下から『股間の唇』がちらつくことを
期待しているはずです。

私は、顔だけ鏡に向けたまま、そこに映った自分のボディラインを見ていま
す。
鏡への体の角度を微妙に調節するような雰囲気で、脚への重心のかけ方を変
えます。
そして少し足幅を開きました。
きゅっとしていたのを緩めます。
左右のお尻のお肉が、互いにくっついている感覚がなくなりました。
お尻の割れ目に空間ができているのです。
真後ろから見ているモヤシ君は、目にしているはずです。
開きかけたお尻のお肉の下のほうで、隠れるように『奥ぶたえの割れ目』が
縦にのびているさまを・・・。
お尻の割れ目の中心では、そこに奥まってお尻の穴が姿を見せているはずで
す。

私の性器・・・
前からのときよりも、よっぽど見えているはずです。
それこそ唇のような形そのままで・・・。
ボーゲンのときより、はるかに至近距離です。
モヤシ君は、ここぞとばかりに観察しているでしょう。
女の子のあそこの形を・・・
私のあそこの肉感を・・・

でも、でも・・・
そのちょっと上には、見えそうになっているお尻の穴があるのです。
この私の、いちばん恥ずかしい場所です。
心の中で叫びたい気持ちでした。
横向きだった顔を戻して、視線を足元に落とします。
足幅はそのままで、ひざを曲げてすっと腰を落としました。
(お尻の穴を見て!)
両ひざをそろえるようにあわせ、腰を横にひねるみたいにして右手を下に伸
ばします。(ちょうど、落としたものを拾うような感じと言えば、イメージ
してもらえますか?)
その体勢のまま、右足の指の爪を、手の指先でなぞりました。
体を斜めにひねった、かなり強引な姿勢です。
お尻のお肉が左右に分かれ、隠れていた部分がまる見えになっているのが自
分でわかります。
(イヤぁん、見ちゃだめぇ。。。)
足の指には薄い色のペティキュアを塗ってあります。
そのペティキュアについた汚れをこするかのように、親指の腹でなぞりま
す。
けっこうつらい姿勢です。
斜めにひねった体を真っ直ぐに戻し、バランスを取るためにそのぶん後ろに
お尻を突き出します。
ひざと太ももを前でぴったり合わせてあります。
ちょっと苦しいのですが、お尻を上げずに腰を落とした姿勢のまま頑張りま
した。
私は性器よりも、あの子にお尻の穴を見られたかったのです。
角度が悪いながらも、きっと性器も見えてはいるでしょう。
でも、それ以上にお尻の穴は完全にまる見えになっています。
お尻のお肉が左右に割れてしまって、『見てください状態』です。
両手を使って、ほこりでも取るかのように爪のペティキュアをなぞり続けま
した。

突き出したお尻の真ん中で、お尻の穴が無残にも剥き出しになっています。
(見て。。。)
女として、他人に見せるべき場所ではありません。
(ああ、見て。。。)
あの男の子だって、こんな汚い部分、見たくはないかもしれません。
もしも私が彼の立場だったら、憧れのお姉さんの『う●ちの穴』なんか目に
したくないと思います。
きっと幻滅すると思うからです。

それとも・・・
あの子にとっては、私はあくまでも『美人OL』なのです。
そんな女の『お尻の穴』まで覗き見ることができた幸運に、興奮しているで
しょうか。
あの子の認識では、すでに私は『モデルとして雑誌に載るほどの女』なので
す。
そんな女の『う●ちの穴』を凝視しているのでしょうか。
(イヤぁ、見ないで。。。)
最高に興奮しました。
隣の爪に親指を移します。

正面の洋タンスが、はるか遠くにあるように思えます。
その上に乗っている卓上鏡・・・
ここからでは小さすぎて映しているものまで見ることができません。
でも、モヤシ君が見ていないはずがありません。
ただのヌードではありません。
彼のすぐ目の前で、あのお姉さんがとんでもない部分を披露してしまってい
るのですから。
本来なら決して目にすることなどなかったはずの、私の肛門です。
(イヤぁ、やめて。。。)
彼は、偶然通りかかった他人ではありません。
私の顔に魅かれた、私を知っている男の子なのです。
その男の子に、私は肛門を見られています。
実際、しわを数えられるぐらいの距離です。
この広がったしわの1本1本、その中心からう●ちが出てくるのです。
そんな恥ずかしいところがまる見えなのです。
そう思うと急に泣きそうになってきました。
(だめぇ。。。)
彼は・・・、覗き趣味のあの子は、どんな思いで覗いているのでしょう。
私という清楚な外見の女の子を前に、『ケツの穴まで見てやった』と優越感
にひたっているかもしれません。
(いやぁん)
(恥ずかしいよ。。。)
屈辱でした。
(お願い、見ないで。。。)
ますます泣きそうです。
かすかに残っている私のプライドが、この状況を受け入れようとしません。
(いやぁ、ほんとにいやぁ。。。)
無意識に自尊心が働いて、伸びきった肛門のしわをキュッと締めようとしま
す。
お尻の割れ目自体が開いてしまっているのですから、お尻の穴がひくひくす
るだけです。
(はああぁ。。。)
かえって羞恥に苛まされます。
(さっき、にっこり微笑んであげたよ)
(あなたにやさしくしてあげたよ)
(だから、私のそんなとこ見ないで。。。)
(もう許して。。。)
爪を触り始めてから20秒・・・、いえ30秒ぐらいでしょうか。
お尻の穴を晒し続けた私は、姿勢を戻しました。

直立の姿勢に戻ったとき、内ももの奥が濡れました。
性器から溢れたおつゆが、伝ったのです。
慌てませんでした。
このまま消えてしまいたいぐらいに、死ぬほど恥ずかしいのですが・・・
すでに陶酔感に溺れていました。
頭の中がふわふわしているような感覚です。
ぜんぜん動揺することなく、体が機械的に行動していました。
あたりまえのように、床に置いてあったティッシュの箱に手を伸ばします。
横窓側を向きました。
内ももを拭きます。
そして、性器を拭いました。
おつゆは垂れるほどに溢れていて、ティッシュ1枚では足りません。
新しい紙を取った私は、立ったままガニ股になって拭きました。
下から前へとすくいあげるように、割れ目をティッシュで拭きます。
(見てるんだろうなぁ・・・)
湿って丸まったティッシュを床に落とします。
(すごい格好だもんねぇ・・・)
他人事のように思いました。
普通の人なら逆かもしれません。
でも、お尻の穴を見せつけた直後だった私は、性器を見られることに無頓着
になっていました。
相手は大学生の男の子・・・
その男の子の前で、まる見えの性器を拭いてみせる・・・
私の職場の同僚たちがこのことを知ったら、どう思うでしょう。
女性は皆、私のことを軽蔑するに決まっています。
男性社員たちは、モヤシ君のことを羨ましがるに違いありません。
私のイメージは崩れ去り、取り返しのつかないことになるはずです。
それだけの大胆な行為の渦中に、私はあるのです。
私が主役なのです。
アンモラルな気分でした。
快感がわきあがってきます。

ティッシュを離した右手を、そのまま性器に持っていきました。
もう我慢できませんでした。
中指の先を、クリに当てていました。
快感が、電気のように体内を走ります。
腰が『ビクッ』と反応しました。
(はああん)
頭の中が空っぽでした。
その場で、ラグマットの上にひざまづいていました。
中指に薬指を添えて、性器全体をそっとさすります。
下から上へ、上から下へ・・・
左手を胸にかぶせました。
手のひら全部を押しあてるような感じで、おっぱい全体をソフトにさすりま
す。
モヤシ君にも、私が何を始めたのかはわかったはずです。
ティッシュを取ります。
取った右手で、そのままクシャクシャして、指のべとべとを拭いました。
ふわーっとして、夢見ごこちです。
幸せでした。
(見てて。。。)

両手で、胸をさすりました。
モヤシ君がすぐそこで見守る前で、自分のおっぱいをもみます。
勃って飛び出した乳首をつまみました。
ひねるように転がします。
つい無意識にカーテンの隙間に視線をやりそうになります。
目をつぶりました。
(見てて、見ててね。。。)
右手を股間に這わせ、指を動かしました。
クリを触るだけで、快感が走ります。
どうしようもないぐらいに感じていました。
左手でおっぱいをつかみながら、人差指で乳首を乱暴に転がします。
右手の中指でクリを刺激します。
指先をちょっと動かすだけでも、ものすごく敏感に快感が襲ってきます。
ビクッとなるたびに、目つぶったままの顔が歪んでいたはずです。
演技なしの私の表情です。
自然体の私の顔を、あの子に向けていました。
ビクッ、びくっ・・・
「あん」
弾みのように声が出てしまいました。
ガラスの向こうのあの子にも聞こえてしまったに違いありません。
恥ずかしさで顔が『かーっ』と熱くなります。

ビクッ・・・「あっ」
びくっ、「あん・・・」
勝手に出る声を、抑えられませんでした。
体内のエネルギーが、少しずつ頂に向って疼きだしています。
もうだめです。
頭が真っ白になって、モヤシ君の存在すら意識の外に消えそうになります。
自分ではどうにもなりません。

ひざまづくのをやめて、直接ラグマットにお尻をつけます。
そのままそっと、体を後ろに倒しました。
仰向けです。
目を閉じたまま、開けることができません。
曲げたままの脚を、ゆっくりむこうに伸ばします。
伸ばしきる前に、足の先が壁にぶつかってしまいました。
躊躇はありませんでした。
脚を左右に開きます。
脚を開くことによって、足の先が壁にぶつからないようにしました。
オールヌードのまま、完全に仰向けになりました。
脚を広げて、ラグマットの上で『Y』の字の状態です。
大胆に性器を晒しました。
さんざん指でいじられて、おそらくは形も歪んでしまっているはずです。
でも、ぜんぜん恥ずかしくありませんでした。
心地よい陶酔感にひたっていました。
あの子の視線が私の性器に注がれているはずなのは、見なくてもわかってい
ました。

両手を、左右の乳首のそれぞれに持っていきました。
仰向けになったことで、おっぱいもやや平面的に形を変えています。
(ちゃんと見てて。。。)
指先で乳首の先端に触れます。
「あ」
声が出てしまいます。
「あん」
そっと、そーっと瞼を動かします。
薄目にしました。
あの子が見ています。
真っ裸で脚を広げているこの私を・・・
羞恥心が渦巻きました。
私はなんとも憐れな女の子です。
こんな恥ずかしい場面を覗かれてしまっているのですから。
(ああん、いやっ・・・)
あの隙間に押しつけられているのは、男の子の顔です。
あれが顔で、あれが目です。
あの目が、私の痴態をとらえているのです・・・
私はなんとも悲惨な女の子です。
隣の大学生に覗かれているとも知らずに、ひとりオナニーしているのですか
ら。
恥ずかしくて狂いそうです。
目がしらと、鼻の奥が『じーん』としてきます。

右手を下半身に伸ばします。
薄目ながらに、私はモヤシ君の目だけを注目していました。
あの子の目線が落ちています。
私の手の動きを追っているのでしょう。
親指と薬指で性器をつまみます。
中指の先でクリを転がしました。
「んっ、うっう・・・」
快感が駆けぬけます。
思わず、顔がゆがんでしまいます。
不細工になった表情を見られるなんて、いやです。
「んっ、んぁん」
すごい声を出してしまいそうで、必死に噛みしめます。
快感が、急カーブを描くように上昇してきています。
(気持ちいい。。。)
ゆがめた表情を素に戻すことができません。
こんな顔、見られたくありません。
恥ずかしくて、涙がにじんできます。
「あっ、ああん」
あっという間でした。
もうイキそうになってきています。

左手も股間に伸ばしました。
両手でクリをいじります。
「あん」
口から洩れてしまう声が、恥ずかしくてたまりません。
「あん」
(気持ちいい)
薄目を開けます。
「はあ、あん」
あの子が、微動だにしないで見おろしています。
(恥ずかしい。。。)
あの子は自分の罪を知るべきです。
まじめな女の子のこんな姿、こっそり覗くなんて卑劣すぎます。
実は覗かれてしまっているなんて、私、かわいそうすぎます。
涙が顔の横を伝って落ちていきます。

「はっ、あん」
このままだと、本当にイってしまいます。
さすがにためらいがありました。
プライドが許しません。
私は絶対にそんな『はしたない女』ではないのです。
私はいつも優等生でいたいのです。
涙の粒が、次から次へと流れ落ちていきます。

「はあん」
そんな自分に『赤っ恥』をかかせてみたい・・・
「はああん」
一生でいちばん恥ずかしい思いをしてみたい・・・

(大胆に・・・、なるべく大胆にしなきゃ)
寄せてくる快感の波が、気持ちを後押しします。
(なるべく恥ずかしい姿をしておかなきゃ)

Yの字に開いたまま伸ばしていた脚を、体のほうに引き寄せました。
ひざを曲げます。
両脚を宙に浮かせて『M字』にしていました。
(はあん、だめ。。。)
開脚の度合いは、さっきの比ではありません。
(みちゃだめ。。。)
こんな格好・・・
赤ちゃんがオムツを換えてもらうときのポーズ同然です。
私は24歳なのに・・・
(ああ、ほんとにだめ)
私の体は、赤ちゃんのようにふっくらしていません。
脚は細いし、お尻も小さいのです。
それなのにこの格好では・・・
私のすべてがまる見えです。
隠れていたお尻の穴が、斜め上を向いて開いています。
そっちは、あの子の視線の正面なのに・・・
(ああ、見ないで。。。)
涙が溢れてすごい状態です。
半分は、もう泣いてるみたいなものです。

手で股間をなでまわします。
どこがクリで、どこが穴の入口なのかもよくわかりません。
溢れ出たおつゆで、性器はぐじゅぐじゅでした。
なでまわす手を下にまで伸ばしてみると、お尻の穴に指が触れます。
肛門が盛り上がったように剥き出しになっています。
しわの部分が開き切って痛いぐらいです。
さっきのペティキュアのときのように、力を込めてお尻の穴をすぼめようと
してみました。
無理やり剥き出しにされた肛門が、ひくひくするだけです。
宙に浮かせた自分の両脚の向こうに、モヤシ君の目が見えます。
あの目が舐めるように、すべてを見ているはずです。
(ああ。。。)
指先でクリを転がします。
(いやぁ。。。)
彼が見ています。
全裸でオナニーしている私のことを・・・
初めて顔を合わせたときから、私は心のどこかで、ずっとあの子のことを見
下していたような気がします。
『ネクラそうな子だな』そして『情けない男の子だな』って。
そんな私の今の姿は・・・
(恥ずかしい)
(恥ずかしいよ)
(見ないでよ)
彼が私の気持ちなんて知る由もありません。
きっと瞬きもせずに観察していることでしょう。
私の指に虐げられているあそこを・・・
垂れてきたおつゆをかぶっている肛門を・・・

オナニーしながら泣いていました。
あまりの恥ずかしさに、気持ちが耐えられませんでした。
そんな私の顔もあの子にまる見えなのです。
あの子には、私がオナニーの快感に悶えているようしか見えなかったかもし
れませんが・・・

宙に浮かせた両脚がすぐに重くなって疲れてきます。
体を丸めて、M字の脚をもっと引き寄せます。
脚の体重分を体に乗せるような感じになって、ずっと楽になります。
その分、まる見えの股間がますます広がって強調されてしまいます。
お尻の穴がさらに上を向きました。
おつゆを溢れさせている性器とともに、照明の光が直接照らしているに違い
ありません。

「あん」
(気持ちいい。。。)
あの子が覗いています。
清楚なお姉さんのあられもない姿を・・・
美人OLの恥ずかしい姿を・・・
溢れてくる涙が止まりません。
正真正銘の私の泣き顔です。
(こっちを見ないで。。。)
(顔を見ないで。。。)
頂は、もう目の前です。
(イク。。。)
最高です。
(イッちゃう。。。)
快感の波が最高潮になって押し寄せました。
最高でした。
「あっああ、ああああ・・・」
体内を快感の波動が突き抜けました。
「あああん・・あん・・はあぁぁ・・・・」
イキました。
イッてしまいました。
・・・男の人に見られながら。

M字のまま浮かしていた脚を落とします。
全身がビクンビクン痙攣しました。
呼吸が荒れています。
「あ、あん、はぁ、はぁん」
吐く息に乗せて、まだ声が出てました。
何度も余波のように波動が押し寄せます。
「はぁ、はぁ、はぁん・・・」
まだ終わらない、まだ終わってくれない・・・
体のビクビクが少しずつ落ち着いてきます。
脱力感でした。
だらしなく仰向けになっていました。
まだ体の中を、快感の余韻が暴れまわっています。
ちょっと体を動かしたら、その震動だけで何度もイってしまいそうです。
体を横たえたまま、しばらくその場で動くことができませんでした。

ぐったりと天井を眺めていました。
顔が涙で濡れていました。
自分の意思と関係なく、とどめなく溢れてきます。
胸でもなく、下半身でもなく、とにかく泣き顔を見られるのが恥ずかしくて
たまりませんでした。
快感の頂が、少しずつ引いていくのを待ちます。

どれぐらいの間、その状態でいたでしょうか。
重たい体を起して、ようやく下着を身につけました。
まだモヤシ君はそこにいるのでしょうか。
もうとっくに立ち去ったでしょうか。
さりげなくカーテンの隙間を直しました。
激しい罪悪感に襲われていました。


わざと覗かせたのはそれが最後になりました。
とんでもないことをしてしまったと思いました。
いまさら『もっと自分を大切にすべき』とか、そんなきれいごとを言うつも
りはありません。
人それぞれ、いろいろな性格の人がいて考え方もそれぞれです。
『時間がたてばいい思い出』と、すぐに割り切れる人だってたくさんいるは
ずです。
でも私はやっぱり、根がまじめなんだと思います。
あんなことをしてしまって、私はかなり強い罪悪感に苦しめられていまし
た。
本当に性格がまじめなら、最初からそんなことしなければいいだけの話で
す。
私は『覗かれた』のではなく、自らの意志で『覗かせた』のです。
そして後になって、良心の呵責に苦しめられています。
私は弱い人間なのです。
他人の前でオナニーをしてしまったという事実は、その後しばらく私の自尊
心を揺るがし続けました。
自分という女が、落ちるところまで落ちてしまったような気分でした。

その後、モヤシ君とは1回だけ顔を合わせました。
例によって、私の帰宅時にバッタリと出くわすようなパターンです。
私に選択肢はありませんでした。
それまでのとおり、何ひとつ変わらない態度を貫くしかありません。
彼も、一見それまでのとおりでした。
口調も相変わらずです。
ただ、目だけは明らかに違いました。
それは、世間話を続ける中ではっきりと感じたことです。
私の顔を見つめる彼の視線に、以前のような遠慮がないように思えてなりま
せんでした。
本人は気づいていないのでしょうが、『あからさま』なのです。
会話をしながら、モヤシ君は私の顔を真っ正面から捉えています。
前だったらすぐに目線を反らしていたくせに・・・
この子は、どんな思いで私の顔を見ているのでしょうか。
きっと、私の全裸姿を重ね合わせていたはずです。

いちばん印象的だったのは、会話の中であの子が私に『どの雑誌に載ったの
か』を尋ねてきたことです。
私は、あいまいに『読者モデルとかでときどきね』とごまかしました。
そんな私を見る、彼の目が勝ち誇っています。
このときだけは、あの子の心情が露骨に出ていたような気がします。
『俺はそんな女の裸を見た』と誇らしげに思ったのかもしれません。
私は、『今度また載るんですよ』と嬉しそうに満面の笑みをつくりました。
モヤシ君は、どもり口調で『す、すごいですね』と返しながらも、ニヤニヤ
が隠せていません。
その表情が、彼の心情のすべてを物語っていたように感じます。
『おまえのあそこを見てやった』そして、『おまえの尻の穴まで覗いてやっ
た』と。
モヤシ君には、私の引っ越しが数日後に迫っていることは、最後まで伝えま
せんでした。


(PS)
おかげさまで、引っ越しは先月無事に終えることができました。
モヤシ君とはそれっきりです。

これでも自分の心境の部分については、そのときそのときの気持ちを素直
に、そしてなるべく正直に書いてみたつもりです。
ですから自分の容姿に関して自画自賛になっている部分が多くなってしまい
ました。
読んで気分を害された方・・・
ごめんなさい。

モヤシ君本人が、今回の私のこの投稿を偶然に目にすることはまずないでし
ょう。
そんな確率はすごく低いはずです。
でも、もしこれを読まれたりしたら・・・
きっとすぐに『モヤシ君=自分』のことだとわかるに違いありません。
もしそうなったら、あの子はどう思うでしょうか?
『私が演技でわざと見させていた』ということを知って、がっかりするんだ
ろうなという気がします。
それとも、自分の『覗き癖』を他人に知られたことで焦るのでしょうか。
やっぱり彼には、ずっと真実を知らないままでいてほしいなと思います。
モヤシ君にとって私はあくまでも、いっとき『たまたま隣に住んでいたO
L』です。
春に引っ越してきて、冬には去ってしまったお姉さんです。
彼はその私の恥ずかしい姿を目にすることができました。
本当だったら、決して人目に触れさせることなんかできない姿をです。
すましたOLの『ひとりファッションショー』・・・
清楚でまじめそうなお姉さんの『密かなオナニーシーン』・・・
『覗き』という卑怯な手段を使ったがゆえに、誰にも言えない彼だけの一生
の秘密として・・・。
ずっとそう信じていてほしいなって思います。

そしてできることなら・・・
彼がよく通うという近所のコンビニで、私の顔を思い出しながらファッショ
ン誌でも漁っていてくれていないかな、とか思います。
載っているはずのない、私の姿を追い求めて・・・
不幸にも、彼にすべてを晒してしまった憐れなモデルの晴れ姿を探し求め
て・・・
お尻の穴まで見せてあげた私の願いです。
でも、それはさすがに私のエゴですよね。

銭湯での露出

その①:
 ようやく今日、それも、たった今、銭湯に行けました。すでに十一時を回り、銭湯には私以外二人しかお客さんがいません。二人とも、おばあさんと言っていい年齢でした。
 番台には彼の姿はありませんでした。私は目的は達せなかったけど、疲れたときには、銭湯っていいんだって発見しました。身体も髪も家で洗うことにして、ひたすらゆったりと湯につかりました。小さなカゴに入れてシャンプーも持って来たのに、石鹸さえ使いませんでした。

 長湯していると、いつの間にか誰れもいません。少し暗くなって、番台にいたおばさんさえ、いなくなっていました。ちょっと夢のような不思議な気分です。
 少しフラフラしながら脱衣場に行くと、中庭に面した縁側にモップをかける男の人がいました。こちらに気がついている様子はありません。以前、飲み屋さんに彼女と来ていた男の人でした。

 三十歳後半ぐらいの男が堂々と女湯にいるのです。銭湯って、何て不思議なところなのでしょう。しかも、番台ではなく、中にいるのです。このまま出て行けば、私は彼の前に全てを晒すことになります。いえ、全てを晒してもいいんです。
 私は音をたてずにガラス戸を開け、彼の反対側から、自分のロッカーに向かいました。ハンドタオルさえ使わず、全裸のままです。床が濡れました。
「すいません、ここ、濡れてますよ」と、声をかけたい気持ちを抑え、私はロッカーのカギを開けようとしました。そのとき、彼がこちらを見ているのが鏡ごしに分かりました。もちろん、お客の帰るのを確認したかっただけなのでしょう。でも、私には、銭湯には少し若過ぎる女のお客の裸に興味をもった彼が、こちらを見ているように思えました。

 彼からはお尻が見えるはずです。腰のくびれも見えるのでしょう。彼女と比較しているのでしょうか。少し屈めば、アソコも見せられます。
 私はバスタオルを手に、フラフラと彼のほうに向かって歩いてしまいました。自分でも、なんでそんな大胆なことができたのか分かりません。彼との距離はほんの少し。いつもの街角や公園よりも明るい場所です。何もかもが見えてしまいます。
 彼は近づく私を無視するように下を向いたままモップをかけていました。私は「すごい、大きい」と、池の鯉を見て言いました。その言葉に反応して、彼は「高い鯉なんですよ」と、言いながら私のほうを見ました。ちょうど髪にタオルをのせていましたから、おっぱいもヘアーもまる見えです。私は「そうでしょうね」と、言いながら池を覗きこみました。

「お近くなんですか」
 と、彼が言うので「ええ、銭湯ってはじめてなんですけど、いいものですね」と、答えました。全裸のままこんな話のできる女があるものなのでしょうか。
 彼は「広いからね。それに、ジェットバスも気持ちよかったでしょ」と、言いました。わりと平気で私の全裸を見ています。何故か私も、どこも隠すことなく身体を拭きました。そして「気持ちいいから、また、来ますね」と、笑って言ったときには、少し足を広げていました。彼にはラビアが見えたはずです。立ったままラビアが見えるなんて、エッチなアソコだと思ったかもしれません。彼女のアソコは子どものようで、垂れ下がるものなんてないのかもしれません。

 それを考えると、急に恥ずかしくなりました。
 彼が私と飲み屋さんで会っていることに気がついたかどうかは分かりません。でも、また、行くつもりです。銭湯にも飲み屋さんにも。

 銭湯での露出の余韻に浸って、鏡に自分の裸を写してオナニーしました。銭湯で彼がいた位置に鏡を置き、彼の目に私のアソコがどう写っていたのかを確認してはオナニーしてしまうのです。
 最初に彼が見ていたのはお尻だけです。お尻の穴は見えなかったはずです。前屈みになって写しましたが、それでも見えません。足を広げて膝を曲げて前屈みになれば見えるのですが、そんな格好はしていません。いえ、そんな不自然な格好を銭湯ですることはできそうにありません。

 正面から写し、昨夜と同じぐらい足を開いて立って見ました。私のヘアーは薄いので、割れ目の上が見えています。上から見ているのですが、ラビアが垂れているのも見えました。それは彼もきっと見たはずです。
 本当は今夜も行きたかったのです。それどころか、アソコのヘアーを全て剃って行こうとか、小銭をたくさん持って行って彼の前で落として、それを拾うふりで、お尻の穴まで見せてしまおうと考えたりしていました。
 彼が私と出会う飲み屋さんで、私のアソコのことを話している姿も想像し、それでもオナニーしてしまいます。

「あの、たまに聞てる女の人ね、この前、うちの銭湯に来てね。全裸のまま平気で話してるんだよ。あれ、もしかしたら変態だよ」なんて言っているかもしれません。
「ああ、毛が薄くてね、アソコは綺麗じゃないよ、ラビアなんか垂れてるからね。オナニーのし過ぎなんじゃないかな、色もけっこう黒いほうだったしね。やっぱり変態なんじゃないかな」
 そんなことを言って欲しいのかもしれません。そして、そんな変態なら、今度、店に来たときに、酔わせて脱がしてしまおう、そんな相談をしてほしいのです。
 そして、私は男の人も女の人もいる店の中で全裸にされ、みんなのテーブルをまわって、アソコを見せ、その都度、お酒を飲まされ、ついには歩けなくなったところで、アソコにボトルを挿入されてしまうんです。みんなは、その様子を見て、なんて恥ずかしい女なんだ、あんな女とだけはセックスしたくない、そんなことを思うのです。
 女の人たちは、自分の彼や、憧れている男の人にアソコまで見せた女として、おもしろくなく思うのです。ですから、私が全裸のままトイレに行くと、いっしょにトイレに入って、お尻やおっぱいやラビアを抓り上げるんです。

 そんなことは現実に起きるはずのないことです。でも、銭湯に行ったというだけで、私はそこまで妄想してしまうのです。おかげで、今夜は露出に行きたいという欲求はおこりそうにありません。


その②:
 銭湯の番台には彼がいました。彼は私に気がついてはいないようです。本当なら、私から話しかける予定でしたが、止めました。お客さんが多かったからです。
 私以外に四人の女の人、三人はおばあさんでした。でも、一人は私より若い、もしかしたら二十代と思われるような女の人でした。
 私は、緊張しながら全裸になりましたが、彼は私の裸よりもテレビに熱中しているようでした。それも、番台に置いた小さなテレビなので、こちらを見るような様子はまったくないのです。

 すこしガッカリして、私は洗い場に向かいました。
 今夜は、このまま何もなく帰るのだろうな、と、気持ちを切り替え、私は銭湯を楽しんでいました。露出なんかしなくても、銭湯は十分に楽しめるものです。
 ぼんやりと湯舟につかっていたからなのでしょうか、気がつくと、洗い場には誰れもいません。脱衣場を見ると、二十代と思った女の子が全裸のまま、彼と話をしています。彼は、すでに番台を降り、女湯の脱衣場にモップをかけていたのです。

 衝撃でした。銭湯の男の人と全裸のまま話をするのは、露出痴女の私ぐらいだと思っていたからです。もしかしたら彼女も露出なのかも、そうも思いました。
 私は、シャワーもそこそこに、あわてて脱衣場に出ました。何を話しているか聞きたかったからです。
 私としては、本当に急いだつもりだっのに、私が脱衣場に行ったときには、すでに彼は別の場所にいて、彼女と話しはしていませんでした。彼女は、何事もなかったように、服を着はじめました。

 少し太り気味の彼女ですが、おっぱいやお尻は張り裂けそうなほど張りがあります。私は彼女と全裸で並び、それを比較してもらいたいと思いました。そして、若くない私の肉体をねちねちと酷評して欲しかったのです。
 彼女が帰ると、また、私と彼は二人きりになりました。私は、小銭を落とすか、マッサージチェアーを使うか迷いました。どちらをするのにも勇気がいります。どうしようかと迷っていると、私は彼の姿を見失ってしまいました。大きな鏡の中にも彼の姿はありません。

 私は彼の姿を鏡の中に探しながら、鏡にお尻を写し、少し前屈みになってみました。アソコが写っています。銭湯は明るいので、はっきりと見えます。
 これを彼に見せるのだと思うと興奮しました。
 その興奮を抱いたまま、私は服を着て、仕方なく、誰れもいない銭湯を出ました。銭湯を出ると「ありがとうございました」と、声をかけられました。彼がいつのまにか、銭湯の外の自動販売機のところにいたのです。たぶん別の場所から外に出たのでしょう。
「おせわさまです」と、私はそれでいいのかどうか分からないようなあいさつをして家に帰りました。
 チャンスはまだあるはずです。


その③:
 報告が少し遅れてしまいましたが、銭湯に行きました。番台に座っていたのは、おばさんでしたが、掃除には彼が出て来るはずだと私は思いました。なんとなく、銭湯というものの仕組みが分かって来たのです。
 私はいつものように、ゆっくりとお湯につかっていました。
 私の他にもお客さんはいましたが、たいていの人は、終わり間際には何も言われなくても帰って行くようなのです。電気を消され、掃除がはじまるまでいる人は、どうやらいないようなのです。ある意味、私って、かなり迷惑なお客かもしれません。

 身体を洗うこともなく、私は湯舟につかっていました。以前は身体も髪も洗わなければ、と、思ったのですが、そんなことを気にしている人もいないようなので、私は、洗うのは家にもどってからにしようと思ったのです。水も違うし……
 湯舟から番台を見ると、すでにおばさんの姿はありません。たったそれだけで、私はドキドキしてきました。

 タオルで軽く身体を拭き、全裸で脱衣場に出ました。直接、彼の姿を捜す勇気のない私は、大きな鏡の中に彼を捜しました。いません。
 今日は、失敗だったかな、と、思い、ロッカーもあけずに、中庭に出ました。鯉なんて、好きでもないし、興味もないけど、見たいと思ったんです。
「あれ」
 思わず私は声を出してしまいました。彼が池のところにいたからです。驚きました。庭は少し低いところにあるので、彼の顔は私のアソコの正面なんです。
 少し上を向いて彼は「あっ、○○屋さんの……」と、言いました。彼は下から見ています。もしかしたらアソコの奥まで見えているかもしれません。
「どこかで見たなって思ったんですよ、先日、あの、いましたよね」
 私はあまりの驚きに自分が全裸であることを忘れているような演技をしていました。しているつもりでした。そうしなければ不自然だと思ったからです。

「ええ」
 彼は私の裸には興味がないようで、すぐに下を向いてしまいました。私の裸より、何か別のものが気になっていたようです。私はそれをいいことに、少し足をひろげました。もう、不自然な格好です。
 彼はチラッと私を見て「あの前にも会ってましたよね、でも、うちのお客さんの顔ってね、外では一致しないんですよ」と、話しました。
「なんか、ちょっと、恥ずかしいですよね、知らない人だと思うから平気なのに、知ってる人の前で全裸なんて」
「でも、お風呂ですから」
 彼はにっこり笑って言いました。彼には本当に私の裸に対する興味がないみたいなんです。

「ハーブにしたんですね」
「ええ、毎週違うものにしているんで、ちょくちょく来てくださいよ。いいものでしょ」
「ええ、疲れてるときには最高」
 そう言って、私はロッカーにもどりました。バスタオルを出し、もう、ほとんど乾いている身体を拭きました。庭に背を向け、前屈みになって足を拭きました。もし、彼が庭から見ていれば、少し距離はあっても、私のアソコ、それも、ぱっくりと割れたアソコ、そして、お尻の穴も、恥ずかしいとこ、みんな丸見えになっているはずです。
 鏡の中に彼の姿を捜しました。どんなに興味がなくても、見慣れていても、こんなところまでは見たことないでしょ。こんな姿なら見たいでしょう。そう思っていました。
 でも、彼の姿はそこにはありませんでした。

 私は服を着て、家にもどりました。でも、彼が庭から隠れて私の姿を覗いている姿を妄想し、何度もオナニーしました。
 ただ、本当は、彼は私なんかにまったく興味ないんでしょうけどね。彼の「お風呂だから」という言葉はそれを象徴していたような気がします。

 昨夜は、いつも行く飲み屋さんに行きました。本当は午前二時には帰るつもりだったのですが、二時少し前に、前に書いた銭湯の人が来たのです。そろそろ帰ろうとしていたのですが、私はお酒を追加してしまいました。
 それまで、会社は違うのですが、同じ業種の方たちと、仕事の話しに熱中していましたから、周囲の人たちは、私の行為を不思議には思わなかったはずです。
 銭湯の人は、やはり彼女と来ました。ボックス席ではなく、カウンターに坐りました。坐るとき、チラッと私を見ました。ドキっとしました。

 私は彼の前で、アソコも隠さず、まったくの全裸で立ち、そして、話をしたことがあるのです。彼は私のラビアが立ったままでも露出していることを知っています。ヘアーが薄く、クリトリスのあたりには、もう何もヘアーがないということも知っています。小さくはない乳首の色も、おっぱいの形や大きさも彼は知っているのです。
 私の顔を見たように思ったのですが、お店の変わった色の照明のためか、気がつかなかったみたいです。
 いえ、もしかしたら、彼の仕事柄、お客さんと外で会っても、無視するようにしているのかもしれません。
 私はしばらく話をした後、トイレに立ちました。彼の後ろを通ることになるからです。別にトイレに行きたかったわけではありません。

 彼の後ろを歩くとき、店が狭いので、私は「すいません」と、声をかけました。全裸のまま「鯉が大きい」なんて話していた女の声です。彼はまた、チラッと私のほうを見ました。そして、ジーンズの股間のあたりに目を落としました。私に気がついて、股間のあたりにあったものを思い出そうとしたのかもしれません。もちろん、嘘です。妄想です。でも、私はその妄想をもったままトイレに入り、オナニーしてしまいました。
 トイレを出ると、今度は、彼の正面に立つことになります。彼が入って来たときよりも、ハッキリと顔が見えるはずなんです。彼は、そのときも、チラッと私を見ました。もしかしたら、本当に気がついているのかもしれません。

 席にもどってからも、私の手は、何度もアソコに伸びました。授業中にしたのと同じような、こっそりとしたオナニーです。しばらく忘れていた感覚でした。
 チャンスはもう一度あります。レジがカウンターの横にあるので、帰りに、もう一度彼の横に立てるのです。私は今度は、ハッとした顔で彼を見ようと思いました。こちらも気がついたことを知らせたかったのです。そのほうが恥ずかしいからです。あわてて目をそらせば、彼は私が恥ずかしがっていると分かってくれるでしょう。もしかしたら、私のことを彼女に話すかもしれません。

 少しいけないことなのですが、セックスのときに、私のことを想像するかもしれない、と、そんなことも考えてしまいました。
 でも、あまりに、いろいろ妄想していたからでしょうか。私がカウンターを見たときには、もう、二人の姿はありませんでした。時計を見ると、もう、四時です。お店は五時までですが、私は、一人寂しくレジで精算して帰りました。そのとき、やっぱりここに立つと明るいから、彼からははっきり、私と分かったんだろうな、と、そう思いました。

その④:
 昨夜、珍しく銭湯に行きました。久しぶりでした。昼間、下からアソコを見上げられるという経験をしてしまったために、見せずにはいられないような気持ちになっていたんです。
 ところが、銭湯にはたくさんのお客さんがいて、私が一人になるチャンスはなさそうでした。それでも、私はギリギリまで湯舟にいました。
 思えば、深夜だというのに、銭湯はどうして、お年よりが多いのでしょうか。お年よりの方も、最近は夜更かしなんですね。

 私以外はおばあさんばかりで、一人だけ、三十代と思われる方がいました。彼女は、浴室でも、脱衣場でも、タオルを使いません。アソコを晒しながら堂々と歩いています。番台にいた彼が床を掃除している真横も、そのまま堂々と歩きます。
 おっぱいのことは私も言えませんが、私よりも小さなおっぱいで、男の人に見られるのは、ちょっと恥ずかしい気がするのですが、平気そうでした。
 彼女があんなに堂々としているのだから、と、私もタオルで隠すこともせず脱衣場に出て行きました。

 今なら、彼は中央のロッカーの後ろにいるから、私は先に出た彼女に隠れてアソコを彼に見てもらうことができると思ったのです。もちろん、浴室にはまだお客さんがあったので、その人たちが出て来てしまえば、私の計画は終わりです。
 私は小さなカゴにタオルを乗せ、全裸のまま脱衣場に出ました。

 そして、彼に「いいお湯でした」と、話しかけました。もう慣れているので、全裸で彼と話をするのは平気になりました。
 チャンスはすぐに来ました。彼が私の後ろに回ったのです。ロッカーから、乾いた小さなタオルを出し、私はそれで立ったまま足の指を拭き始めました。
 女としては、もっとも恥ずかしいポーズで、本当ならパンツをはいていても見せたくないポーズです。アソコだけでなく、お尻の穴も晒すことになります。

 私はいっしんに足の指を見つめました。股の間から彼と目が合ってしまうのは、どうにも恥ずかしかったからです。でも、彼に見られているか確かめたい。その欲求に負けて、チラッと彼のほうを見てしまいました。目が合いました。見ていたのです。
 私はあわてて立ち上がり、後ろを向きました。彼は何もなかったかのようにモップをかけていました。
 ものすごく興奮しました。

 あわてて家にもどり、何度も何度も、鏡の前でそのポーズをしました。そして、彼の目にどんなものが写っていたのかを確認しました。
 いくらお風呂屋さんだからって、あそこまでしたら、彼にも、私が変態だと分かったのではないでしょうか。もう、銭湯には行けないかもしれません。彼と夜中に会う飲み屋さんにも、ちょっと怖くて行けそうにありません。
 いえ、本当は、それだからこそ、行きたいのですが……。


その⑤:
 昨夜、突然、銭湯に行きたくなりました。あの銭湯での体験を、どうしても、もう一度してみたくなってしまったのです。ただ、同じ銭湯に行くのには抵抗があったので、家の近所の銭湯に行くことにしました。
 自然といえば、そのほうが自然ですよね。わざわざ遠くの銭湯に行くほうが不自然ですよね。
 銭湯はどこもそうなのでしょうか。家の近所の銭湯も、ほとんどお客さんはありませんでした。番台には、おばさんが座っていました。さすがに、おばさんで、銭湯をやっているぐらいですから、女の裸には興味などないでしょう。
 それでも、私はなんとなく興奮できます。服を脱ぐ予定のない人の前で全裸になる、と、それだけでもドキドキするんです。

 銭湯には数人のおばあさんがいました。二人は知り合いらしく、大きな声で、中学校の取り壊しについて話していました。私はタオルも使わずに、全裸のまま湯舟につかりました。そのとき、どこから現れたのか、おじさんが何でもないことのように、ツカツカと女湯の中を歩いて来ました。そして、無言のまま散らかっていたオケをきちんと並べ、奥のドアに消えて行きました。
 いるのがおばあさんだからなのでしょうか、誰れも気にしている様子はありません。
 私は湯舟に首までつかっていたのですが、それでも、ドキドキしてしまいました。

 もう一度、今度は奥のドアから現れるだろうから、そのときに、足を広げて、おもいっきりアソコを見せる方法はないかと考えました。身体をシャワーで流すふりをしながら前屈して、後ろからアソコを見てもらおうかとも考えました。でも、そのためには、タイミングよく洗い場にいなければなりません。
 そんなことを考えていたら、少しのぼせてしまいました。私はお湯には強くないのです。
 フラフラとしながら、湯舟を出ると、おじさんが奥のドアを開け、また、女湯を通り、今度は中庭のほうに消えて行きました。立ち上がって洗い場にいた全裸の私のすぐ横を彼は通り抜けました。全裸の女のすぐ横を男が歩いたのです。それなのに、番台のおばさんも、他のお客さんも、何も感じていないようなのです。私だけが興奮していました。
 身体を洗うだけで、ジーンと全身がしびれるほど感じていました。これは私が変態だからこそ、エッチな状況なのでしょうね。もし、私が普通の女だったら、嫌だとも何も感じなかったのに違いありません。変態だからこそ、過敏なのだと思います。そして過敏過ぎるから変態なのだとも思いました。


その⑥:
 銭湯に行きました。仕事の疲れを癒すなら大きなお風呂、と、いうのが私の理由でした。もちろん、そのときにも、露出したいという気持ちはあったのだと思います。
 いつものようにお客は少なく、私以外はお婆さんが二人だけでした。私は、いつものように、身体だけ洗うと、湯舟につかったり、脱衣場で涼んだりをくりかえしました。
 番台には、おばさんがいて、いつもの男の人は、どうやら庭にいるようなのですが、はっきり、どこにいるとも分かりませんでした。

 私は、十分にあたたまった後、庭にある縁側の椅子のようなものに、バスタオルを巻いてすわりました。おっぱいは隠れますが、少し膝を開けばアソコは庭から丸見えです。
 最初はうたた寝するふりをして、膝を開きました。目を閉じているので、いつ、男の人が来るかとドキドキでした。目を開けたら、そこにいたって不思議ではありません。何しろ、この時間、男の人は、たいてい庭や脱衣場を掃除しているのですから。
 カサカサと枯れ葉が鳴りましたが、目を開けたいのをガマンしました。うたた寝を男の人が注意しに来たら、その時は、アソコの奥まで見てもらえる、と、そう思ったからです。でも、ガマンできずに目を開けると、そこには男の人の姿はありませんでした。

 もう一度、目を閉じて、私は手を股間に持っていきました。タオルの上から敏感な部分を探したのですが、タオルが厚過ぎて感覚が鈍いのです。もっと刺激したければ、タオルの下から、その部分に触れればいいのだ、と、思いました。
 でも、そんなことをしたら、私がオナニーしているのが分かってしまいます。

 しばらく悩みました。目を閉じたまま悩んでいたので、その間に男の人が庭に来ていてもおかしくありません。怖くなりました。銭湯に来てオナニーしていたなんて、そんふうに思われるのは嫌です。

 その男の人と出会う飲み屋さんで、そんなことを言われたら、ものすごく惨めです。
 そう思うのに、手は、ふともものタオルをすこしめくって、アソコに触れました。一瞬、アソコから頭に電気のようなものが走りました。快感というよりは、寒い日にオシッコをしたときのような感じでした。
 声が漏れそうでした。

 あわてて、目を開けました。誰もいません。それでも、心臓は信じられないほど、高鳴っています。振り返ると、脱衣場でお婆さん二人が番台のおばさんと話しこんでいました。はっきりと、その声が聞こえます。でも、私は、お婆さんたちが、いつから、そこで話しはじめたのか気づいていないのです。それほど、自分の世界にはいりこんでいたということなのでしょう。

 話し声も聞こえないほどだったのですから、人の気配なんか分からなかったはずです。もし、その間に男の人が庭に来て、あまりにも変態な私の行為に同情して、こっそりと、その場を去ってくれたのだとしても、私には分からなかったに違いありません。
 服を着て外に出ると、そこに男の人がいました。販売機の周囲を掃除していたようです。いつもと変わらないあいさつ、でも、私は、本当は私のオナニーを見たんだ、と、勝手に妄想して、ドキドキしていました。


その⑦:
 あまりに寒いのでお風呂屋さんに行きました。久しぶりのお風呂屋さんです。彼がいることは期待していませんでした。こんな寒い日は彼がいたとしても、どうせ混んでるに違いないと思ったからです。ところが銭湯はガラガラでした。
 番台には彼がいました。

「混んでると思って来たんですよ」と、私は服を脱ぎながら番台の彼に話しかけました。もう、何度となく私の裸を見ているからでしょうか、彼は遠慮することもなく私のほうを見て「こんな寒い日は、ガラガラなんですよ。帰りに冷えちゃうでしょう。だから今日は男湯もお客さんなしですよ」と、言いました。

 私は「寒いからこそ、家の小さなお風呂より暖まるのに」と、何事も気にしていないふうを装って返しました。でも、内心はドキドキです。飲み屋さんで会う私は、それなりにおしゃれを気にしていますが、お風呂屋さんに来るときは、ジャージにダウンを羽織ったような格好です。彼は飲み屋さんでは私の裸を想像し、ここでは服を着た私の姿を思い出しているのでしょうか。

 ジャージ姿ですが、でも、下着はおしゃれしています。こまかな刺繍が自慢のインポートもので、正面から見ればヘアーが透けて見えます。おかしいですよね。全裸を見せているのに、下着姿を見られると思うと、恥ずかしいのです。下着に凝っているのは私の淫乱の証のようで気になります。

 私は話を途切れさせないようにしました。彼に見られながら下着をとりたいと思っていたからです。
 正面を向いたままブラをとりました。軽く手で胸を隠しながら私は「こちらにとっては最高の贅沢ね」と、言いました。彼は「もう、貸しきりだと思って泳いでもいいですよ」と、笑いました。
 私は内心では、喉がカラカラで言葉に詰まりそうなのに無理して話していたのです。そして、さり気なく後ろを向いてパンツを降ろしました。お尻を彼に突き出しています。チラッと見たのですが、パンツの恥ずかしいその部分が汚れていました。番台からそんなとこまで見えるとも思えないのですが、恥ずかしくなりました。こんなことなら、家で替えてくればよかったと後悔しました。

 パンツを脱いですぐに振り返りました。近所に出来たジムのプールの話をしていたので、当然、彼はこちらを見たままでした。私は全裸のまま胸だけを少し隠してしばらく話していました。上からでもヘアーは見えるはずです。正面からならラビアも見えるはずですが、上からだとどうなのでしょうか。

 浴場にはいり、まずはシャワーを使いアソコに触れると、完全に濡れていました。帰りにも、と、思ったのですが、終わり間際になって、女湯男湯ともに、バタバタと人が入って来て、私が出る頃には番台もおばさんに代わっていて、彼の姿は見かけませんでした。
 雪になったのは、そのずっと後のことでした。


その⑧:
 目の前のロッカーに洗面用具を置いて、小さなタオルで身体を拭こうとしたとき、庭に彼を発見しました。さり気なく番台を見るとおばさんの姿はありません。もうこの時間から入って来る人はいないからなのでしょう。
 身体を拭いてから、私は庭に人がいることなど気がつかないふりで、縁側に出ました。手には小さなタオルを一つ持っただけです。そのタオルで身体なんか隠したら逆に自分のエッチな部分を強調することになりそうな、そんなタオルです。

 もうすでに、ほとんど濡れてもいない身体を執拗に拭きながら「あっ」と、私は小さな声を上げました。そこに人がいたことにようやく気づいたというふりです。彼は私の声に振り向きました。隠されているのは胸だけです。少しふくれてきた下腹部、その下の決して多くないヘアー、そして、普通に立っていても見えてしまう私の恥ずかしいラビア、そのすべては晒されたままです。

「お久しぶりですねえ。しばらく見ないから引っ越されたのかと思いましたよ」
「田舎にもどらなければならない事情があって」

 太ももに汗が伝いました。外気に冷やされた汗の冷たさに、一瞬、私はアソコがぐっしょりと濡れてしまって垂れて来たのではと思いました。彼は池の様子を見るためか、しゃがんでいましたから、彼の頭は私の腰より低い位置にあるのです。手が震えそうになるのを必死でおさえながら私は意味もなく首のあたりを拭きました。さすがに下半身を拭く勇気はありませんでした。

「あの店、閉めたの知ってますか」
 あの店とは、私と彼と彼の恋人が出会う飲み屋さんのことです。私は自分の裸を見たことのある彼が、そこに恋人といる姿を見ることに、ものすごいエロティシズムを感じていました。

「ええ、ショック」
「いいお店でしたよね。私も好きだったので残念です」

 実は私はそのお店がなくなったことは知っていました。お店の前を通っていたからです。でも、そんなことはどうでもよかったのです。私はお店がなくなったショックで油断した様子を見せたかっただけなのですから。

私は彼に背を向け、そして、太ももを拭きました。少し汗ばんでいますが、もう濡れてはいません。膝が震えて来るのが分かりました。太ももから膝にタオルを移動させると、彼にはお尻を、いえ、アソコを突き出すような格好になります。

 そのとき、私の正面の遠い鏡の端に彼が小さくですが写っていることに気がつきました。彼は下から私のアソコを覗き込むような仕種をしていました。太ももの内側を拭きたいようなふりをしながら私は足を少し広げました。
彼が私のアソコが見えやすい位置に移動したように見えました。鏡の端に少し写るだけですから、全ては私の勘違いかもしれませんが、それでも私を興奮させるには十分でした。

「今日は、涼しいですよね」
 前屈の姿勢を直し、振り向いてそう言いました。彼は池のほうを見ていました。
「ええ、寒くてもお客さんは来ませんが、夏が涼しくてもウチは厳しいですね。過ごしやすいのはいいんですけど」
 私はクスクスと笑いながら、脱衣場にもどりました。
別におかしくなんかありませんでした。ただ、そうしなければ、他には、私はオナニーして果てないかぎり、その場から動く方法を失ってしまいそうな気がしたのです。
 家にもどると、オナニーしました。少しで止めました。でも、オナニーし、露出を妄想したことは私にとっての大きな変化でした。

友達の手コキ

ある日、女友達A子の家に遊びに行った。
A子とは何でも話せる関係で、もちろん下ネタも大丈夫な仲だ。
肉体関係こそないもののエロ話には進んで食い付いてくるような変わり者で、
その日もソファーに並んで腰かけいつものように猥談に花を咲かせていた。
そして話の流れから俺がインポであることをカミングアウトしたところ、
思わぬ方向に話が進んだ。

一応勃起はするがオナニーの最中に萎えてしまうためイケない、
半年以上射精していないと説明したら、
「他人にやってもらえば勃起するんじゃない?」
とA子。
「彼女がいないから困ってるんだろ。相手が見つかれば苦労しないよ」
俺がそう答えると、
「じゃあ私が勃起させるの手伝ってあげる。イキたかったら自分でやってね。
ティッシュ使っていいから」

と予想外の答えが。
正直迷ったが他人に触られるのもかれこれ1年以上ご無沙汰なので、
その場でリハビリを手伝ってもらうことに。
「じゃあよろしくお願いします」
とおどけて頼むと、A子はソファーから降りると笑いながら
俺の正面に周って脚の間に跪き、股間に手を伸ばしてきた。

最初はズボンの上から触られ、しばらく優しく揉んでくれたが案の定反応しない。
正確には一応反応はするのだがいわゆる半勃ち止まりで一向に固くはならないのだ。
「ちょっと大きくなってきたけどまだ柔らかいね。刺激が足りないのかな?」
俺の顔を見上げながらA子が言う。
俺はなんだか恥ずかしく、また勃起しないのが申し訳なくなり目を反らして言った。
「気持いいんだけどなんか足りないんだよなぁ。あと一歩って感じ」
「ん〜なんか悔しいな。こうなったら意地でも勃起させてやる。
 ちょっと[俺]、パンツ脱いで!」

俺は我が耳を疑った。流れで股間をまさぐられてはいるものの、
直に触られるとは思いもしなかったからだ。
「それはさすがにマズイんじゃ…手コキするってことでしょ?」
「コケるほど固くなってないんだけど」
「それを言うなよ…それにこの体勢で我慢できなくなったら顔射になっちゃうじゃん。
 思いっきり射程距離だよ」
「あ、もし顔にかけたら玉握り潰すからね」
恐ろしいことを言われたような気もするが、
俺は更なる快感への誘惑に勝てず提案通りズボンとパンツを下ろした。

「ふーん、[俺]って包茎だったんだ。半分くらい皮被ってるね」
第一声がそれかよ、と思いつつも最早羞恥心は
とうの昔にどこかへ去ってしまっている。
「能ある亀は頭を隠すのさ」
と冗談で返してみた。
「これって仮性?」
「ソウダ、ワレワレハ、カセイジンダ」
「我々って一人じゃん」
「いや、二人。俺と息子で二人」
「何言ってんのさ」
A子は笑いながらそう言うと、いきなりクルッと皮を剥いてきた。

「あっ…」
突然の刺激に思わず声が出る。その瞬間A子はいやらしい笑みを浮かべ、
「ん〜?そんなに気持よかったのかな?」
と言いながら剥いたり戻したりを繰り返してきた。
俺はもう冗談を言う余裕もなくなり悶えていた。
「あ〜ヤバイ、めっちゃ気持いい」
「これまだMAXじゃないよね。微妙に柔らかいし。アルデンテだよ」
そう言いながらも顔は妖艶な笑みを浮かべたままのA子。
俺はなんとか耐えていたが、A子は容赦なく責めてくる。そして
「えいっ」
とA子がカリを越えて根本まで一気に皮を引き下げた。

「あぁっ!」
思わず情けない声を出す俺。すると、
「あ、先走り!まだ柔らかいのにいっぱい出てるよ〜」
A子は嬉しそうな声を上げた。
見ると確かに我慢汁が溢れてきている。
オナニーの時はほとんど出ないので俺自身も驚いていると、
A子は我慢汁を指で亀頭に塗り始めた。
特に尿道口と裏筋を中心に指先で責めてくる。
その間も我慢汁は溢れ出てくる。
「すご〜い!こんなに濡れる人初めて見た」
クチュクチュといやらしい音を立てながら人指し指で尿道口を擦りあげるA子。
反対の人指し指は裏筋を擦り続けている。
「あ、裏筋はヤバイ!ヤバイって!」
「分かってるから責めてるんでしょ」

全く責めを緩めない様子のA子。
カリの外側にも汁を塗って擦り始めた。すると息子に変化が現れた。
「お、固くなってきたね。それにまた大きくなって…
 え、ちょっとやだ、めっちゃ大きいじゃん!」
ムクムクと膨らみ始め、完全に勃起した我が息子。
膨張率が自慢で普段は6センチほどだが最大値は21センチになるのだ。
「あぁ〜気持よすぎ!ちょっとしごいてみてくれる?」
聞いてみるが返事がない。
「おーい、A子さーん?」
「あ、ゴメン。予想外に大きかったからびっくりしちゃった。皮も全部剥けてるね」
そう言って我に返った様子で手コキを始めるA子。
しかしそれまで責められ続けたため限界は近く、
それ以上我慢できそうになくなってきた。
「あ、ヤバイ。イキそうかも」
「ダメ」
「あ、出る!」
「ダ〜メ!」

そう言うとA子はおもむろに玉を親指と人指し指の2本でグリッとつねってきた。
「うあっ!!痛え!おい何すんだよ!」
激痛に思わず声を上げる。A子が手を止めたせいもあり、射精感は一瞬で消えた。
「さっき言ったでしょ。顔にかけたら潰すって」
「まだかけてないじゃん!」
「だから手加減したでしょ。それとも本気で私の顔にかけるつもりだったのかな〜?」
A子は俺の目を見ながら再びグリグリと玉を指圧し始めた。
「かけない!かけないから離して!」
「どうしよっかな〜w」
「マジで痛いから!!お願いだから玉はやめて…」
「でもこっちはまだこんなに固いよ?」
「うあっ…ダメ…潰れる…っ!!」
本気で涙目になってきた俺を見てようやく離してくれたA子。

「ゴメンゴメン。あんまり痛がるから面白くてw」
「洒落になんねーよ…腹痛いし涙出てきた」
「顔射しようとした罰だよ。懲りた?」
罰も何も俺は悪くないのに、
と思ったがこれ以上玉を責められるのが恐くて素直に従うことにした。
「…はい、スミマセンデシタ…」
「分かればよろしいwじゃあ後は自分でやってね」
「え?ここまで来たら抜いてくれるんじゃないの?」
「…そっか、そんなに潰されたいんだね」
「ウソです!自分でやります!ちょっとトイレ借りていい?」
「イヤ。私が見ててあげるからここでして」
さすがに人前でオナニーするのは抵抗があったので断ったが、
「皮剥いて勃起させて玉まで握ったんだよ?これ以上恥ずかしがることないでしょw」
と食い下がるA子。かと言ってこのままイカないでいるのも辛いので、
仕方なくその場で始めることにした。

「うんうん、素直でよろしい。イクときは言ってね」
自分でしごき始めて2分ほど経った頃だろうか、
意外にも見られることが激しい快感となり再び射精感が込み上げてきた。
「あの〜そろそろイキそう…」
「早っ!」
限界だったのでティッシュを数枚取って用意すると、A子は
「じゃあちょっとだけサービスするね」
と言って俺の手からティッシュを取った。
「私が受けるからこの中に出して」
とティッシュを広げる。
「あ、イクよ!見てて!」
A子の広げたティッシュに狙いを定め、我慢していた半年分のモノを全て放出した。
ドクン、ドクンと脈動に合わせて何度も精液が飛び出た。
自分の精液は何度も見てきたが、今までのどの時よりも濃く、
また量も異常なほど多かった。
そして何より尋常じゃない快感。セックスより何倍も気持いいような気がした。

束の間快感の余韻に浸っているとA子の声がした。
「すごい一杯出たね〜。こんなの初めて見たわw」
俺もなんとか笑って答える。
「うん、俺も初めてw」
そして最後の一滴まで絞り終えると、
精液の溜ったティッシュを丸めてA子は新しいティッシュを数枚手に取った。
「頑張った[俺]にご褒美をあげよう。チンチン拭いてあげる」
微妙な褒美だな〜と少し不満に思いながら、
射精直後に刺激されるくすぐったさに耐えているとA子が話し始めた。

「でも信じられないね〜」
「何が?」
「だって最初は皮被った小さいチンチンだったのがあんなに大っきくなるんだよ。
 女から見たら不思議だよ」
「そんなもんかね」
「それに[俺]はとびきり大きかったからね!立派な大人のチンチンだったよ」
「最初から子供じゃねーしw」
反論してみるが、A子はあっさりとかわす。
「え〜小さくなったらほら、また皮被ってきたw」
「う…確かにそうだけど…」
「でも私包茎嫌いじゃないよ。皮剥く感触が気持いいし」
また皮を剥いたり被せたりしながらA子が言う。
「じゃーいつでも俺の皮をどうぞ」
「調子に乗らないのw」
軽く玉をグリッとされた。

その後は二人でしょうもない話をしたが大分時間も立っていたので帰ることにした。
「じゃーそろそろ帰るわ。なんかいろいろとありがとね」
「自分だけ気持よくなって帰るとは…現金なやつめ」
ん?これは誘われてるのか?
でももう満足したし俺から責めるのも面倒臭いしな…などと考えていると、
「私は気持よくなってないんだけどなー」
などとのたまうA子。
しかし射精後特有の冷静さに支配されていた俺は
早く帰ってDVDでも見ようと考えていたため、
「今日はもう疲れたからパス。それに車路駐してあるから心配だし」
と言って断った。
「うわ〜マグロ男だ。最低」
そう冗談を言いながら笑うA子だったが、少し不満そうだったのは気のせいだろうか。

「もう帰っちゃえこのマグロ!」
「ふん、極上の本マグロだぜw」
「包茎で早漏で巨根でマグロだってみんなに言っちゃおうかな〜」
「おい包茎と早漏とマグロは余計だ。
 それに早いのは興奮してたからだ。普段はもっと遅いんだぞ」
「冗談だってw」
またいつものように軽口を叩きながら玄関へ向かった。
文句を言いながらも見送りに来てくれるA子。
そして靴も履き終わりドアを開けて部屋を出る帰り際、A子は俺の耳元で囁いた。
「今度は私を思いっきり気持よくさせてね」

A子とはそれ以来連絡を取っていない。

女の子の露出3

プール。
私はさっそく水着を買いにでかけることにしたのです。
おこづかいは祖父からたくさんもらっていました。
資金は豊富だったのです。
小さなデイパックだけを持ってホテルを出ました。
駅に大きなショッピングセンターがあることを思い出し、そこで買おうと思ったのです。
始めはタクシーを拾おうとしたのですが、ここでちょっといたずら心が起きたのです。
そのとき私はジーンズをはいていました。
人があまりいないのを見計らって木立の陰でジーンズのファスナーを下まで下ろしたのです。
ホテルのそばにバス停があります。
私はデイパックで前を隠してバスを待ちました。
すぐにバスが来たので、デイパックを背負いました。
下を見てみると歩いたときに中の白いパンティが見え隠れします。
「閉め忘れたんだと思ってくれるよ」
私は知らんぷりしてバスに乗り込みました。
座席は満席でした。
私は「誰の前に立とうかな」あたりをうかがって、後ろの方の大学生らしき男の人の前に立ちました。
目は車外を眺めているふりをします。
でもしっかりとその男の人を観察していました。
始めはまったく気づいてくれませんでした。
でもバスが交差点に差しかかったとき、足の位置を変えたのですが、そのときにその男の人もようやく気づいてくれたようです。
さっきまで起きていたくせに突然寝たふりを始めたのです。
まぶたがぴくぴくしています。
薄目を開けているようなのです。
その人の目の前に私の股間があるのです。
見えないはずがありません。
私は知らんぷりして窓の外を眺めているふりをしています。
「ああ、今この人にパンティごしとはいえ大事なところを見られてるんだ」
私は足を少し開き気味にしました。
ゆったりとした新品のジーンズでしたので、ごわごわしてファスナーの部分も動きによっては大きく開いてしまうんです。
何げなくファスナーがどうなっているか確認するとひし形に大きくぱっくりと開いていました。
それを見ると私のおま○こはきゅーんと熱くなりました。
「だめ、濡れちゃう。パンティに染みてきたらどうしよう。自分がわざと見せて興奮していることがばれちゃうじゃない」
男の人のまぶたはぴくぴくしています。
やっぱりこっそりと見ているのです。
私は足を閉じようか、そうすればファスナーも閉まってくれるよとも思ったのですが、できませんでした。
見られることがやはり快感なのです。
自分でもパンティがしとっとしてきたのを感じました。
「ああ、このままここでジーンズを脱いでしまいたい。おま○こをいじりたい」
でもそのときバスは終着の駅に到着したことを知らせたのでした。
ほっとするやら、がっかりするやら。
私はバスを降りてステーションビルのショッピングセンターへ行きました。
男の人は駅の改札口へ向かったようです。
私はすぐにトイレに入ってジーンズを下ろしてみました。
パンティはやっぱりべちょべちょになっていました。
「あれだけでこんなに感じるなんて」
いまさらながらに自分のいやらしさを痛感しました。
「こんな冷たいパンティ、いらないよね」
私はパンティを脱いでジーンズをじかにはきました。
パンティは目の前にあった汚物入れに捨てちゃいました。
そして今度はちゃんとファスナーをしてトイレを出ました。
まず、スポーツ用品売り場へ行きました。
まだシーズンではないので水着の種類はあまりありませんでした。
私が買いたい水着は決まっていました。
薄い色のワンピースです。
おとなしめでしょ。
ただし、ちょっと小さめのものなんです。
これで私が何をしたいか、わかっちゃったでしょうね。
目的の水着を見つけました。
私の身長よりもワンランク小さいやつ。
薄いピンクです。
これならぴったりすぎるくらいに私のからだにフィットするでしょう。
それから手芸屋さんを捜して小さなハサミを買いました。
これはわかんないでしょうね。
そのあとでスカートと白いブラウスを買いました。
それから本屋でコミックを数冊買いました。
そしてついでにちょっとHっぽい、でもアニメ風の表紙の本を2冊買いました。
そして、下着売り場ですける下着を買いました。
これはちょっと恥ずかしかったけどね。
これで私の買い物はおしまいです。
またトイレへ行き、買ったものをデイパックにしまいました。
これからホテルへ帰ります。
でもその前にお着替えです。
私は個室の中で素っ裸になり、それまで着ていた洋服をデイパックにつめこみました。
もうぱんぱんでした。そして、さっき買ったばかりのシースルーのパンティをはいてみました。
薄いピンクで、お尻だけでなく前もすけすけです。
少しきついくらいでしたので、遠目には何もはいていないように見えたかもしれません。
ブラウスの下にはもちろん何もつけません。
目をこらすとうっすらと乳首がうつるくらいのシースルーです。
スカートはもちろんひざ上です。
ふわっとした生地のもので、後ろにファスナーがあるやつです。
準備は整いました。
私は意を決してこの姿でショッピングセンターを歩いてみることにしたのです。
スカートのファスナーはもちろん全開にしました。
太もものうしろまで見えちゃいます。
どきどきしながら個室を出ると誰もいませんでした。
トイレの入口まで行くとにぎやかな音楽が響いています。
GWということでたくさんの人がいます。
「ああ、ファスナーが開いてて、直接お尻に空気が触れてるよお」
私の動きはぎくしゃくしていたと思います。
うしろにたくさんの人の気配がします。
そのうちのどれくらいの人が私のファスナーの状態に気づいているのでしょう。
多分、「閉め忘れたんだな」と苦笑いして見ていることでしょう。
中には「おっ、ノーパンか」と驚く人もいるでしょうが、よく見ると薄いながらもパンティをはいているのです。
前から来る人は私のノーブラの胸に気づく人もいるでしょう。
私はエスカレーターで地階へ降りていきました。
デイパックをコインロッカーに入れるためです。
私のうしろにもたくさんの人がいます。
でも誰も見て見ぬふりをしてくれているようです。
ようやく地階でコインロッカーにデイパックをしまいました。
今度はエスカレーターで屋上まで行くのです。
下から眺められるのです。
おま○こは熱く、ジュースがパンティを濡らしています。
1階から私のすぐうしろに背広を着たサラリーマン風の男の人が立ちました。
「ああっ、この人絶対に気づいているわ」
お尻に視線を感じます。
むずむずします。
その人は一定の距離を保ってずーっと私のあとからエスカレーターでついてきます。
私はどきどきしながら知らんぷりをしていました。
屋上につきました。
そこは子供のための小さな遊園地でした。
男の人にはまったく縁がないはずなのに。
私もそこで何をしようというわけではありませんでした。
それでいっぱいの子供たちをかきわけて金網の方に行き、街並を眺めてみました。
するといつの間にか男の人もいなくなっていました。
ほっとしました。
あのとき、声をかけられたらどうしただろう。
「わざと見せてるんだろ」
そうしたら多分私は器械人形のようにうなずいていたかもしれません。
私は金網に手をかけてわざとお尻を突き出すようにしてみました。
こうすればはっきりとファスナーのあいだからお尻が見えると思ったのです。
子供たちはそんな私を気にもとめずに大声をあげてはしゃいでいます。
ぼやっと下を眺めているとそばから母親らしき人がおずおずと声をかけてきました。
「あの、ファスナー外れてるわよ」
私はびくんとしてその人の顔をまじまじと眺めてしまいました。
そしてどうしていいかわからず、ただぺこんと頭を下げてその場を走り去ったのです。
ファスナーは直そうともしませんでした。
その人も変に思ったことでしょう。
私は階段ですぐ下の階に下り、トイレを見つけて飛び込みました。
走ったこともあって息がはあはあしています。
「どうしてあのまま逃げちゃったんだろう。ありがとうございますと言ってファスナーを上げればそれですんだのに」
やっぱり私は見せたいのです。
見せたがりなのです。
パンティはびちょびちょでした。
たったあれだけのことなのに。
もったいないけど、パンティは丸めて汚物入れに捨てました。
ノーパンでいることに決めたのです。
私はブラウスを下に思いっきり引き下げました。
するとノーブラの乳首がはっきりと浮き出てしまいます。
とんがっているので乳首が勃起していることはよく見ればわかってしまいます。
そしてファスナーを開いたままスカートを少し上にあげてみました。
するとファスナーからはブラウスの裾が出ています。
でもお尻のすべてが隠れるわけではないのです。
足を開けばおま○こもファスナーのあいだからさらされてしまいそうです。
どきどきしました。
「そうよ、この格好で歩くのよ」
私は自分で自分に命令しました。
個室の外には誰かいるようです。
でも私は思い切って個室をでました。
おばさんです。
私がトイレを出ようとするとそのおばさんが
「あらっ」
と声をあげました。
気づいたようです。
私は逃げるように飛び出しました。
エスカレーターに乗りました。
お尻のあたりがすーすーと頼りなげです。
うしろから女の人たちが乗ってきました。
両手が思わずうしろにまわります。
私はその階にあるCDショップに入りました。
中学生や高校生がいっぱいです。
私はCDを捜すふりをしてあちこちを見て回ります。
するとやっぱり男の子たちが気づいたようです。
私は知らんぷりしてCDを見ているふりをします。
制服を着た男の子たちが私の真後ろで何やらこそこそ話しています。
私は振り向かずに下の棚にあるCDをとるふりをして前かがみになりました。
多分お尻ははっきりと見えたはずです。
頭の中がくらくらします。
ジュースがつーっと内股を伝いました。
見知らぬ男の子たちの視線が突き刺さるような感じでした。
「だめ、これ以上ここにいてはとんでもないことになってしまう」
私は後ろを振り返らずにそこから逃げ出しました。
またトイレに飛び込みました。
息が荒くなっていました。
どきどきはなかなかおさまりませんでした。
「あのままあそこにいたら私は取り返しのつかないことをしてしまう」
自分で自分が恐ろしくなってしまいした。
からだががたがたと震えています。
さっきの男の子たちをうまくまけたんだろうか。
ひょっとしたらあとを追ってトイレの前で待ち伏せしていないだろうか。
このときばかりは本当に怖くてしかたがありませんでした。
私はブラウスとスカートを元に戻し、ファスナーもしっかりと閉めました。
でもノーパン、ノーブラでいることには変わりがありません。
何度もトイレを出ようと思ったのですが、怖くて尻込みしていました。
誰かが入ってきたようです。
私はびくっとしました。
でもその人は私の隣の個室に入って用を足し始めました。
ほっとしました。
その人が個室を出るときに私も一緒にその人とトイレを出て行きました。
トイレの外には男の子たちはいませんでした。
私はそばにあったエレベーターに乗りました。
たくさんの人が乗っていました。私は
「早く、早く着いてよ」
と気が気ではありませんでした。
ようやく地階に到着しました。
コインロッカーからデイパックを取り出し、またまたトイレに駆け込みました。
そして急いで着替えました。ノーパン、ノーブラでしたが、とりあえず周りからは何も見えない格好です。
さっきの男の子たちがまだ自分を捜しているんじゃないかとびくびくしながら駅前でタクシーを拾ってホテルまで戻ったんです。
フロントでカギをもらって部屋に戻るとからだ中の力が抜けていきました。
私はベッドの上に倒れ込んでしまいました。
時計を見るともう昼過ぎでした。

急におなかがすいてきたので、私はホテルの下のレストランで軽い食事をしました。
おなかがいっぱいになると、私がこれからやるべきことを思い出しました。
私は部屋へ戻り、さっき買ってきた水着とハサミを取り出しました。
水着には胸と股のところにサポーターがついています。
私は小さな手芸用のハサミでそれを丹念にはずしていったのです。
1時間ほどかかったでしょうか。
ためしに私は水着を着てみました。
思っていたよりも小さめでした。
きちきちで肩と股が痛いくらいです。
股間からは少しでしたが毛がはみ出していました。
お尻もずいぶんはみ出しています。
「ちょっと小さすぎたかなあ」
でもそれを着てプールに行かなければならないのです。
部屋の三面鏡に自分の姿を写してみました。
おっぱいがぎゅーっと押し付けられて変形しています。
でもそのしめつけが逆に何となくいい気持ちでした。
サポーターを外しているので、乳首の形までしっかりと写っています。
下に目をやると、おまんこの毛が黒く写っています。
「このまま水に濡れたらどれくらい透けるんだろう」
私は身震いしました。
でも、しなきゃいけないんです。
だって私はこんなにHなんだから。
「さっきだって見知らぬ人たちに自分からいやらしい姿をさらしたじゃないの」
思い出すだけで胸がきゅーんとなります。
おま○こが熱くなりました。
私はさっき買ったスカートとブラウスだけ着替え、小銭入れとカギだけを持って部屋を出ました。
そしてフロントでカギと引き換えに宿泊を証明する書類をもらってプールのあるフィットネスクラブへ向かったのです。
このとき、この旅行で最大のピンチが訪れることを知らなかったのです。


プールでの出来事です。
入口で宿泊者の証明書を見せると大きなタオルを貸してくれました。
一般のお客さんもいるらしいのですが、GWというのにあまりお客さんはいませんでした。
更衣室で何人かの人が着替えていました。
「さあ、ここでさっきのとんでもない水着を着て泳ぐんだ」
私はどきどきしました。
私は隅の方にあったロッカーにタオルとポシェットを入れ、洋服を脱ぎ始めました。
といってもスカートとブラウスだけです。
あっと言う間に素っ裸です。
更衣室のひんやりした空気が私のお尻をなでました。
ぶるぶるっとします。
「まずこのままの格好で歩いてみよう」
私は素っ裸のまま中央にあるベンチの方に歩いて行き、そのままそこに腰掛けました。
他の人たちがちょっとびっくりした顔をしています。
でもその人たちは着替えて帰る人たちばかりです。
私はベンチに片足を乗せて足の爪を気にしているふりをしました。
そのうちにその人たちもいなくなりましたが、それだけで私はもう興奮していました。
そしてさっそく水着を着てみました。
やっぱりきついのです。
でも私はわざとおま○この毛を水着の外に出してみました。
かなりHです。
乳首は勃起していて薄いピンク色の水着の下からはっきりと浮き出ています。
お尻も横からはみ出ていて、お尻の割れ目のかたちまではっきりとわかるようでした。
「どうしよう、本当にこのままで人前に出ちゃっていいのかな」
私は不安になりました。
でも、
「今やらないで、今度こんな機会がいつくるというの」
別の私が命令します。
私はその命令に従わなければならないのです。
どきどきしながらプールの方へ行きました。
歓声が聞こえてきます。
足がすくみました。
無意識にからだを隠してしまいました。
「何してるのよ、早く行きなさい」
私はその命令に逆らうことはできないのです。
私は引き出される奴隷みたいにおずおずと明るいプールの方へと歩いていきました。
入口に消毒槽があります。
そこに腰までつかりました。
とても冷たかったです。
立ち上がって下半身を見て愕然としました。
さっきよりもずっと透けているのです。
おま○この毛の1本1本までがはっきりとわかるくらいです。
「だめ、帰らなくちゃ」
でも私は戻ることができませんでした。
私の意に反して足は機械じかけのように前へ前へと進むのです。
次にシャワーがあります。
頭から温水を浴びました。
水着がぴったりとはりついてまるで素っ裸でいるようです。
私はさっき受け取ったタオルでからだを隠すようにして隅の方にあったビーチチェアーをひとつ確保しました。
そこに横たわって上からタオルをかぶせました。少ないとはいえ、ときどき人が通り過ぎます。
そのたびにタオルの下で私はからだを固くしていました。
「どうしよう。まさかこのままここに座ってるわけには行かないよね」
周囲に人が少なくなったころを見計らい、私は思い切ってバスタオルをはずしました。
そして比較的人の少ないあたりのプールにゆっくりと入りました。
「誰か気づいたかな、私のこと」
あたりをきょろきょろしましたが、誰もが自分のことに熱中しています。
それでいくらかほっとしました。
どぼんと頭まで見ずにもぐってみました。
私は素っ裸のように見えます。そして水からあがってチェアーの方へ歩いて行きました。
すると向こう側の男の人が私の姿に気づいたようです。
素っ裸と見間違えたのでしょうか。
わざとらしくこちらの方に歩いてきます。
私はチェアーに寝そべって頭にバスタオルをかけました。
でも下からは周りの様子がわかるようにです。
その男の人は私の前で立ち止まりました。
どちらかというとおじさんです。
気づかれていないと思ってじろじろと私のからだを見ています。
見られることによって私のおま○こは濡れてきました。
「見られてる、見られてる」
恥ずかしいけど、でもとてもすごい興奮でした。
私は顔を隠しているという安心感からか、大胆にしてしまいました。
「えーい、もっと見せちゃえ」
私は足を少し開いてみせました。
その人はちょっとびっくりしたようですが、2,3歩私の方に近づきました。
水着におま○こにちょっとくいこんでいるのがわかりました。
外側は見えているばすです。
ジュースが染みだしそうでした。
私はバスタオルをはずしてチェアーに起き上がりました。
その人は驚いたように何事もなかったような顔をして通り過ぎました。
そしてそのとき、突然後ろを振り返ってにやりと笑ったのです。
どきんとしました。
「お前、わざとそんな格好でいるんだろ。俺は知ってるぞ」
まるでそう言っているようでした。
私は頭の中がぐらぐらしてきて、バスタオルをチェアーに置いたまま逃げるようにして更衣室へ戻ったのです。
誰もいませんでした。
ベンチに腰掛けて息を整えました。
トイレに行って自分の姿を映し出してみると、目を細めただけでまるで素っ裸です。
乳首も毛もはっきりと透けているのです。
「こんな格好でみんなに見られたんだ」
前の日はお風呂でした。ですからはだかでいても言い訳はできます。(やっぱりできないか)
でもこのときはプールです。
みんな水着を着用しているのです。
こんな姿でいるのは変態です。
足を開いてみました。
水着はひものようになっておま○こにくいこんでいます。
「さっきのおじさんにはこんな姿を見られたんだ」
私はあたりに人がいないのを確かめて水着を脱ぎました。
そしてトイレの鏡の前でオナニーを始めました。
腕にコインロッカーのカギのついたゴムを巻いていました。
でも邪魔なのでそれもはずしました。
そして水着と一緒にトイレの鏡の前に置きました。
でもいつ気配を知ることはできるとはいえ、いつ誰が入ってこないとも限りません。
私は素っ裸のまま個室に入り、かきむしるようにオナニーをしていました。
何度目か頭が真っ白になりかけたときです。
トイレの外でにぎやかな女の子たちの声がします。
私は息をひそめました。
音を立てないようにじっとしていました。
「・・・先生が・・・」
「・・・部活・・・」
「・・・高校入試・・・」
といった会話が聞こえました。
どうやら私と同じ中3のようです。
私はどきどきしました。
今まで同じ年齢の同性の子に見られたことはありませんでした。
それは私にとって何より恥ずかしいことなのです。
女の子たちはどうやら個室の方に入るのではなく、入口付近の洗面台のあたりでおしゃべりしているようです。
「こっちへは来ないでね」
私は口に手を当てて祈っていました。
おしゃべりは10分くらい続いたでしょうか。
私も
「プールに来たんでしょ、早く行きなさいよ」
と心の中で毒づいていました。
すると、外から声がしました。
「ねえ、こんなところに水着があるよ。忘れ物かなあ」
私はどきっとしました。
「ねえ、カギも一緒にあるよ。事務所に届けた方がいいんじゃない」
とんでもない、そんなことされたら私はどうやってホテルへ帰ればいいの。
どうしようか迷っていると、彼女たちが立ち去りそうな気配がしました。
だめ、持っていかないで。
私は個室の中から言いました。
「あの、それ私のです」
彼女たちはびっくりしたはずです。
だって誰もいないと思っていたところから突然声があがったんですから。
「そのままにしておいてください」
私は思わず大きな声を出してしまいました。
するとその声に気を悪くしたのか、ひとりの子が言ったんです。
「本当にあなたのですか。取りに来てください」
私は絶句しました。
私は素っ裸です。
それも10分くらい彼女たちが出ていくのを待ってじっとしていました。
彼女たちは私が個室で何をしていたと考えるでしょうか。
目の前がぐらぐらと揺れだし、だんだんと意識がもうろうとしていきました。
でも素っ裸のままホテルに戻ることはできない。
私は意を決してドアを開けて首だけ出しました。
スクール水着のような水着を着た女の子が3人でした。
私が自分たちと同じ年齢とふんだのでしょう、そのうちの意地悪そうな子が私の顔を見てびっくりしたように
「どうしたの、早く取りに来てよ」
と言うのです。
水着をかかえていた子が私の水着をみんなの目の前に拡げました。
そして
「ねえ、こんなのだよ」
とにやにやしながら見せたのです。
「こんなの」とはどういうことなのでしょう。
いえ、もちろんわかっています。
すけすけのとんでもない水着だということです。
「ねえ、本当にこれ着てプールに入ったの」
と聞かれ、私は思わずうなずいてしまいました。
彼女たちは大声で爆笑しました。
「やだ、本当なんだ」
「すごーい」
私は多分涙が流れていたと思います。
私は個室を飛び出して水着とカギを取り返そうとしました。
素っ裸の私の驚いた彼女たちはあぜんとしていました。
そして私の勢いに押されたのか、更衣室の方に3人とも逃げ出しました。
でもすぐに多勢に無勢、そして私が素っ裸であることに自分たちの優勢を知り、きゃあきゃあ言いながら逃げ回り出したのです。
私は水着を持った女の子を隅に追い詰めました。
するとその子は水着をロッカーの上にほうりなげたのです。
私はそれを取ろうとしましたが手が届きません。
女の子たちはその光景をにやにやして眺めていました。
でも私は気づきました。
「水着なんてどうでもいいんだ」
カギは別の子が持っていました。
その子はカギを持って通路に出て行ってしまったのです。
目の前が真っ暗になりました。
すると残りの子が素っ裸の私に近づいてきて言いました。
「ねえねえ、どうするの。カギ、持ってっちゃったよ」
私はその場にいたたまれずに再びトイレの個室に逃げ込みました。
そこで素っ裸のまま大声で泣いてしまったのです。
その声に驚いたのでしょう。
こわごわと女の子たちがトイレの前に集まりだしました。
カギを持っていった子も戻ってきたようでした。
そして私に声をかけてきました。
「ほら、カギはここに置いとくからね」
と言って個室の前を去っていきました。
私はこわごわと薄くドアを開けました。
カギは床に置いてありました。
私は彼女たちの気が変わらないうちにとカギをつかんでトイレを出ました。
新しく来た若い女の人たちがいました。
私はうつむいたままその横を通って自分のロッカーへ行きました。
ところがその子たちが私のロッカーの前でにやにやして待ちかまえていたのです。
変なものを見るように私のからだをじろじろと眺めています。
私は素知らぬふりをしてロッカーを開けました。
そしてまた気づいたのです。
「しまった、下着はなかったんだ」
彼女たちは興味深げに私のしぐさを間近で見ています。
私は決心して素肌の上にブラウスを羽織りました。
女の子のひとりが
「うっそー」
と小さく叫びました。
「どうしよう」
でもこのままではいられません。
私はスカートを取り出してこれまた素肌の上にはいたのです。
「えーっ」
3人はいっせいに声をあげました。
小銭入れをスカートのポケットに入れてロッカーの扉を閉めました。
中にはあと何もありません。
女の子のひとりがわざと私の耳元に手をあててささやきました。
「あんた、変態でしょ」
頭の中がぐらぐらしました。
倒れ込みそうな言葉でした
私は急いでその場を立ち去ろうとしました。
さっきの若い女の人たちの横を通り過ぎようとしたときです。
さっきささやいた子が私のスカートを大きくまくったのです。
女の人たちは何が起きたのかと驚いていました。
私は恐怖心でいっぱいでした。
スリッパをはいてプールの入場口を逃げるように通り過ぎました。
女の子たちは水着だったので途中であきらめたようでした。
ホテルへの通路の中で私は涙を流しながら歩いていました。
彼女たちの笑い声がいつまでも頭の中で鳴り響いていました。
ホテルに戻ってロビーのそばのトイレに入り、顔を洗いました。
鏡をふと見ると、今までにないぐちゃぐちゃの顔をした私がいました。
でもその表情のどこかにいやらしいものがこびりついているようでした。
安全圏に戻れたことによってこの事件はやはり私にとっての魅力的な思い出に変わってしまっていたようなのです。
あの事件が魅力的だなんて。
でも私はそう感じてしまうタイプの人間なのです。

私はフロントでカギを受け取りました。
そのときロビーには大きな荷物を持ったたくさんの人でごったがえしていました。
ホテルには結婚式場があり、披露宴が終わって帰る人たちの波でした。
私は波をかきわけ、エレベーターで自分の部屋へ戻りました。
さっきの子たちはここまでは来れないでしょう。
でも外に出てひょっとして彼女たちと会ったらどうしようと思い、私はさっき買ってきたコミックを読んだりテレビを眺めたりして過ごしました。

2冊買ったH本は、1冊だけ「当たり」がありました。
露出系コミックだったんだよね。
そうやって時間を過ごしているうちに6時をまわっていました。
私は下のレストランに夕食をとりに行きました。
おなかがすいていたので、大きな和風定食をぺろりとたいらげました。
隣のテーブルにはどうもさっき式をあげたばかりのカップルがいました。
話の様子だと今晩はこのホテルに泊まって明日の朝新婚旅行に出発するようです。
女の人ははとてもきれいで若い人でした。
でも男の人は「えーっ、何でこの人が」というようなタイプでした。
愛があるって素晴らしいよね。
でも今晩このふたりはHするんだろうな。
どんな顔して、どんなことするんだろうな。
鎮まっていたもやもやがまた目を覚ましてしまいました。
私は席を立って部屋に戻りました。
7時ちょっと前でした。
ホテルのそばにコンビニがあります。
私はブラウスとスカートだけを身につけて部屋を出ました。
廊下の奥に大きな窓があります。
下を通る人や自動車の明かりが見えます。
私は下に向かってスカートをあげてみました。
どきどきします。
でももちろん誰も気づいてくれません。
廊下の反対側には非常口があります。
そちらを開けてみるとちょっとした踊り場があって、下まで急な階段が続いています。
そちら側にはあまり建物がありません。
あたりはかなり暗くなっていました。
「ここから降りてみよう」
私はそっと非常口のドアを閉めました。
風がとても強いのです。
下を見るとめまいがしそうです。
私はちょっとのあいだその場にたたずんでいました。
「私、何をしようとしているの」
自分で自分に問いかけました。
するとすぐに答えが返ってきました。
「わかってるくせに。ここで脱ぐんでしょ」
おま○こがきゅーんと物欲しげに声をあげました。
私はブラウスのボタンをはずしました。
冷たい風が私を吹き飛ばそうとします。
上半身はだかになってしまいました。
スカートのファスナーを下ろしました。
町の明かりが見えます。自動車の明かりも行き交っています。
歩道にはたくさんの人の姿も見えます。
私はなまつばを飲んで、一気にスカートを脱ぎました。
ズックだけの素っ裸です。
下では誰も気づいていないようです。
私はこのままで下まで降りていきたかったのですが、ダメでした。
自動車の行きかう音がすぐ聞こえてくるのです。
私は仕方なくそこでブラウスとスカートを着ました。
そして自分の部屋のある階に戻って非常口を開けました。
そっと開けると、無人の廊下でした。
ほっとしました。
私はブラウスの胸元をわざと大きく開いて、スカートのファスナーを半分だけ下ろしました。
でも、ブラウスの裾でお尻ははっきりとは見えないのです。
エレベーターで下に下りて道路にでるとたくさんの人です。
薄暗いとはいえ、すれ違う人にノーブラがばれているような気がします。
後ろの人にノーパンがばれているような気がします。
あまりきょろきょろするとかえってあやしまれるので、素知らぬ顔をして歩きました。
コンビニの前には自転車がたくさん駐車してあります。
でも中をのぞくと大きなバッグを持った中学生らしき男の子がいくらかいるだけでした。
プールの女の子たちがいたらどうしよう。
でもいいじゃない。
すぐにホテルに逃げ込めば。
みんな塾の帰りなのでしょうか。
私はどきどきしながら中に入りました。
あたりをぐるっと歩き回りましたが、あの子たちはいませんでした。
私はほっとして雑誌のコーナーへ行きました。
同じ年齢くらいの男の子が真剣に雑誌を立ち読みしています。
私はその脇に立って適当な本を選んで立ち読みのふりをしました。
男の子はなかなか気づいてくれません。
私はせきばらいをひとつしました。
するとその男の子がはっとしたように横目で私をみました。
小学生みたいな可愛い男の子でした。
ブラウスの脇から私の乳首が見えているはずです。
男の子はすぐに雑誌に目をうつしましたが、ちらちらとときどき私の胸元をうかがっていました。
私はうれしくなりました。
そして別の雑誌をとるふりをしてその男の子の方にお尻を向けました。
「ねえ、気づいてね」
男の子の「うっ」という小さな声を私は聞き逃しませんでした。
見つけたのです。
私のお尻を。
するとその男の子は雑誌を置いて別の売り場に行ってしまいました。
ちょっとがっかりしたのですが、私は雑誌を読むふりを続けました。
するとうしろに人の気配を感じました。
前のガラスにさっきの男の子の姿が映っていたのです。
目は私のお尻の方を向いています。
「そうよ、もっと、もっと見つめてちょうだい」
おま○こからとろっとジュースがわき出てきました。
それが内股を伝っていくのを感じました。
男の子にもわかったでしょうか。
心臓がどくどくしていました。
「だめ、このまま続けていたら何するかわかかんない」
私は雑誌を置いて何も買わずにコンビニを出ました。
息がはあはあしています。
通りは人がいっぱいです。
私は逃げるようにホテルにたどりつきました。
興奮が冷めないのです。
エレベーターで自分の階に戻ると、廊下はしんとしていて誰もいる気配がありませんでした。
私はそこで素っ裸になりました。
私は音を立てないように脱いだズックを持ち、カギをしっかりと握り締め、そしてもう片手にブラウスとスカートを持ちました。
できるだけゆっくりと走っていってドアにカギを差し込みました。
するとそのとき、廊下の奥のエレベーターが作動し始めたのです。
私はあせってなかなかカギを開けることができません。
エレベーターの上の現在の階数を示すランプが上へ上へと近づいてきます。
手が思うように動きません。
でもなんとかノブを回して転がるように部屋の中に入ることができました。
ドアの内側で聞き耳を立てていると誰かが私の部屋の前を通り、そして隣の部屋に入っていったのです。
「あぶなかった」
またまた素っ裸の冒険でした。
気持ちが落ち着いてくると、隣の宿泊客が気になりだしました。
私は素っ裸のまま壁に耳をあてて、隣の部屋の様子をうかがいました。
話の様子から、さっきレストランで隣り合わせた新婚さんだと気づきました。
そうです。
その晩私が何をしたかわかりますね。
お隣の様子を盗み聞きしながらオナニーしちゃったんです。
ベッドのきしむ音、女の人のため息、「いや」とか「だめ」といった声、などなど。
壁のほんのすぐ向こうで繰り広げられている行為に私自身も一緒に参加しているような気分でした。
でもその様子は特にここで書くことでもないので、実況中継はいたしません。
あしからず。

次の日、オナニー疲れの私は8時すぎまでぐっすりと眠っていました。
9時過には両親が迎えに来ました。
そして病院に祖父を迎えに行き、帰ることになったのです。
自動車の中で私はぐっすりと眠っていました。
これが私の一番すてきな露出旅行の顛末です。
今思い出しても濡れちゃう、濡れちゃう。
こうして書き込んでいるだけで私のおま○こは発情しています。
ちょっとごめんなさい。
マジック、入れちゃった。
腰を振るとおちんちんが生えたみたい。
だめ、ハイな気分です。
ここまでとしちゃいます。

女の子の露出2

通路を駆けていくと、さっきおしっこをしたところにティッシュがかけられていました。
「さっきのおばさんたち、やっぱりおしっこだって気づいたんだ」
でもいまはそんなことにかまってはいられません。
私はうしろを振り返りながら走りました。
こんなところをさっきの人に見つかったら何をされるかわかんない。
「もうすぐ、もうすぐよ」
ようやく誰にも会わずに浴衣のあるところまでたどりつきました。
ほっとしてからだの力が抜けていきました。
ところがドアを開けてびっくり。
浴衣のおじさんたち数人がそこでタバコを吸っていたのです。
おじさんたちはびっくりして私の方を見ました。
私もびっくりして素っ裸のままだというのに一瞬からだが固まってしまいました。
私はからだも隠すことがてだきずにただ立ち尽くしてしまいました。
するとおじさんのひとりが、
「お嬢ちゃん、どうしたの」
とにやにやして聞いてきました。
私はそれに答えることもできず、真っ赤になって浴衣を捜しました。
ところが、ないのです。
私の浴衣をいれたカゴが。
あちこち首だけ動かして目で捜しました。
すると、おじさんたちの座っているベンチの下に私の浴衣の入ったカゴがありました。
私がベンチに近づくとおじさんたちは何事かと思ったのでしょう、ベンチを立ってくれました。
私は浴衣を取り出し、大急ぎで羽織りました。
羽織るとようやくほっとしたのですが、逆におじさんたちの目が気になりだしました。
みんな素っ裸の私が何をするのかとじろじろとあからさまに眺めていたのです。
私は急に恥ずかしくなり、飛び出そうとしました。
ドアを出たところでまた気づいたのです。
カギを忘れたことに。
今度はおずおずとドアを開けて入りました。
中のおじさんたちが
「また来た」というような顔で私を見ました。
そしてひとりのおじさんが言いました。
「だめだよ、お嬢ちゃん、こんなところで裸になっちゃ」
といいました。
私は真っ赤になってカギをにぎりしめてその場所を出ていきました。
「見られちゃった。それもあの言い方は私が故意にこんな格好でいるということに気づいているんだ」
中からどっという感じで笑い声がおこりました。
私はいたたまれずに大急ぎでエレベーターで部屋に戻りました。
部屋に戻ってまた泣きました。
泣くのがいやならしなきゃいいのに。
泣き疲れた私は、でもHな女の子です。
「さっき、あの人たちにどう見られたんだろう」
私は浴衣を脱いで、部屋にあった三面鏡の前でポーズをとってみました。
おっぱいがとがっています。
「さっきのおじさんやおばさんたちに全部見られたんだ」
そう思っただけでおま○こからはジュースがしたたってきます。
「そうだ、お風呂にいた若い男の人にはおま○こやお尻の穴まで見られたかもしれない」
私は鏡の前で後ろを向き、さっきと同じポーズをしてみました。
お尻を高く持ち上げると確かにおま○こだけじゃなくお尻の穴まではっきりと見えるのです。
私はそのままのポーズで目をつぶり、後ろからおま○こに指をいれました。
するとさっきのお風呂でその若い男の人にいたずらされているような気分になります。
お尻の穴にも指を入れてしまいました。
ジュースでぬらぬらしていたので、ずぶっという感じでかんたんに入ってしまいました。
もう一方の手でおっぱいをもみました。
そしてそのまま立ち上がり、窓の方へ行きました。
私の部屋は最上階です。
ガラスごしには見えないでしょう。
でもそんなのじゃいや。
私はわざと窓を大きく開けました。
外は薄暗くなっていました。
駐車場を隔てた向日には別館があって、開いている窓も閉まっている窓もあります。
中で人が動いている様子もわかります。
なのに私はそのたくさんの窓に向かって素っ裸ではしたないオナニーをしたのです。
「ねえ、誰か気づいて。私、今、こんなことしてるのよ」
そのとき、部屋の電話がなりました。
「しまった、誰かに気づかれた」
私はびくびくして受話器をとると、支配人さんからのものでした。
明日からのホテルは市内で病院に近いこと、祖父は大丈夫だということ、そして、食事の準備ができたとのこと。
もう6時をまわっていたのです。
私は急いで着替えてレストランで食事をしました。
子供向けのようなメニューでした。
始めは支配人さんも一緒にいてくれたのですが、途中で席を立ちました。
私はテーブルでひとり食事を終え、残されたホテルでの時間を「有意義」に使うことを考えていました。
明日の朝食をとったら私はここを出でいかなければならないのです。
私は急いで部屋に戻りました。
また、長くなってしまいました。
でもこのときは本当にいろいろなことが起きて私の人生を変えちゃったのです。
あのときの人たち(これから出てくる人も含めて)にお騒がせしてごめんなさいと言いたいです。
でも私のこの性癖はどうにも変えられないのです。
私は今でもこんなことばかりしています。
これを書いたらまた私はこのままの格好で深夜のお散歩に出掛けます。
もちろん素っ裸です。
近所からは物音ひとつ聞こえません。
まったくの住宅街なのです。
今の私(ようやく20歳)も基本的に当時と変わっていないのです。
いえ、見られることに慣れてきたとでもいうのでしょうか、ますますあぶない目に自分を追い込んでしまっているのです。
さて、長くなってしまいました。それでは続きはまた。いってきます。(なんてね)

えっと、温泉の続きです。
長くてすみません。
食事が済んだ私は部屋に戻ってまた浴衣だけ羽織り、今度はタオルと小銭入れとカギの入った袋を持ってお風呂に向かいました。
でも、露天風呂はまたさっきの人たちと会うんじゃないかと考えて、1階の普通のお風呂に行くことにしたんです。
1階のお風呂に行く途中にもゲームセンターがあります。
でもたぶん食事や宴会の時間だったのでしょう、私と同じくらいの男の子とその弟らしき小学校低学年の男の子が遊んでいるだけでした。

ふたりともホテルの浴衣を着ています。
それを見て私は思ってしまったのです。
「おとな(と言っても今から考えると若い人もいたけど)に見られるだけじゃなく、やっぱり同じくらいの年齢の子にも見られたい」
私は小銭入れからお金を取り出して自動販売機でコーラを買いました。
ふたりともテーブル型のゲームに熱中しています。
私はタブを開けてそのそばのソファーに腰掛けました。
ふたりは向かい合ってゲームをしていたのですが、プシュッという音にちょっと私の方を見ました。
弟の方は私に背中を向けています。
中学生の男の子の顔はこちらを向いています。
私はその中学生の男の子と向き合うような形になっていたのです。
ソファーは低く、私は足を投げ出すように座っていました。
そして私は少しずつ足を開いていきました。
パンティはもちろんつけていません。
中学生の男の子がちらちらと私の方をうかがいます。
私は心臓がどきどきしました。
「私は今自分から見せようとしている。それもさっきのお風呂ならはだかでいても言い訳はできたけれども(そんなことないですよね)今は自分から見せているってあの子に気づかれるんだ」

私は他の方を見るふりをして、少しずつ足を開いていきました。
ちょっと浴衣の帯を上にあげました。
すると、おへその下あたりから浴衣が開いて、おま○こに空気が触れるのを感じました。
「ああ、とうとうやっちゃった」
横目で眺めると、男の子は気づいたようでした。
びっくりしたような顔をして私の方を見ていました。
「ノーパンでいることに気づかれちゃった」
私はとんでもないことをしているんだという気持ちになりました。
でも裾を直すことはしなかったのです。
それどころか、男の子からおま○この奥がよく見えるようにとお尻を少し浮かしていたんです。
おま○こはべっとりと濡れています。
男の子の視線が刺さるようです。
「もっと見て、奥までよく見て、もうぐちょぐちょに濡れているのよ」
私の頭の中は真っ白になっていました。
そのとき、背中を向けていた弟君が
「あーあ、終わっちゃった」
と声をあげました。
その声にどきっとした私は思わず足を閉じて裾を直しました。
そして素知らぬ顔をして立ち上がりました。
でも立ってどうしようということも考えていませんでしたので、古臭いゲーム機を眺めるふりをしてそのあいだをうろうろしたのです。

中学生の男の子は黙って私の方を見つめています。
私はその視線がうれしくて、またとても気持ちよかったのです。
「やっぱり誰かに見られたいんだ」
私はそんな自分を再確認したのです。
ふたりはまたさっきと同じゲームを始めました。
私は今度は中学生の男の子の斜め前にあるゲーム機にとりつきました。
コインを入れてプレイボタンを押します。
私はゲームに熱中するふりをしてテーブルに前かがみになりました。
もちろん襟元を大きくはだけて。
今度はおっぱいが見えるはずです。
でもゲームはすぐに終わってしまいました。
私はコーラを持って自動販売機の脇のベンチに腰掛けました。
私の前にもベンチがあります。
たぶんあの男の子もここへ来るはずです。
私は予感していました。
「あーあ、また終わっちゃった」
弟君の声がします。
「喉が渇いたな。ジュースでも飲もうか」
これは男の子の声です。
私の予感は的中したのです。
ふたりはジュースを買って私の前のベンチに腰掛けました。
私は素知らぬふりをしていました。
すると弟君がまたお金を持ってゲーム機に向かいました。
私はどきどきしました。
男の子との距離は3メートルくらい。
「今やるのよ、やらなきゃまた邪魔が入っちゃうのよ」
私は自分に言い聞かせました。
胸元はさっきのままでかなり大きく開いています。
のぞきこめば乳首まで見えるくらいです。
帯は上の方にずり上がっています。
「さあ、どうしたの、どうせ、もう2度と会うことのない子じゃないの」
私は足を組んでみました。
下からすーっと空気が入り、おま○こにあたりました。
「あっ、見えちゃうんだ」
でも私はもっと大胆なことをしたのです。
その組んだ足をそのままベンチに持ち上げてよっこらしょとそのまま体育座りをしたのです。
裾はもちろん大きく割れています。
顔だけはあらぬ方向に向けていました。
男の子の視線が私のおま○こにくぎづけなのがわかりました。
そして私は裾をすっかりはだけました。
お尻は直接ベンチにあたり、下半身は完全に露出してしまったのです。
男の子はびっくりした顔をしてベンチを立っていきました。
その勢いに私も我に返り、急いで裾を直してその場を逃げるように去ったのです。
このときは「見られた」のではなく、「見せた」、いえ、「見せつけた」のです。
あの男の子も「変態に会った」と友達などに話すのでしょう。
顔もしっかりと見られてしまいました。
でも、おそらくもう2度と会うことはないだろうと思うと気が楽なのです。
そのまま1階のお風呂のそばのトイレに駆け込みました。
個室に入ると急に腰から力が抜けていきました。
便器の上にぺたんと座り込んでしまいました。
「とうとうやってしまった」
私はたった今してきたことを思いだし、なんだか怖くなってしまいました。
「あの男の子が追ってくるかもしれないから?いえ、こんなことまでしてしまう自分自身が怖かったのです」
でも、おま○こはぬるぬる、乳首はぴんぴん、クリトリスも大きくなって充血していました。
私は浴衣を脱いで素っ裸でオナニーをしました。
ちょっと触れるだけでもうからだは過剰なほどに飯能するのです。
「このまま、どうなったっていいや」
たった今の気持ちがもう消えうせていました。
私はトイレの上から浴衣を個室の外に放り投げました。
もう身にまとうものもありません。
でもその心細さがまた快感だったのです。
そしてオナニーを続けていました。
「さて、浴衣を取ろうか」
とカギをはずしたそのとき、トイレの入口のドアが開く音がしたのです。
私はトイレの個室のカギを握ったまま固まってしまいました。
「浴衣を片付けられたらどうしよう」
我に返った私は血の気がすーっと引くのを感じました。
入ってきた人は私の浴衣に気づいたようです。
がさがさと何かしている様子です。
「だめ、持って行かないで」
私は必死になって祈りました。
と、隣のドアがばたんと開き、中に人が入りました。
私はその音とともにかぎを開けて飛び出しました。
私の浴衣はきれいにたたまれて洗面台の脇においてありました。
私は個室に入った人が出てくる前にと急いで浴衣を羽織って帯をしめてトイレを脱出したのです。
恐怖感と安心感から足が思ったように動きませんでした。
でも何とかからだにいうことをきかせて、よろよろとお風呂の脱衣所に入ったのです。
イスに腰掛けました。
息がはあはあしています。
こういう遊びにはリスクはつきものです。
でもそのリスクをできるだけ少なくして行動しなければ身の破滅を招くこともあるんだなと改めて思い知らされました。
気持ちが落ち着いてきてあたりを見回すと、脱衣カゴには何枚かの浴衣が入っていました。
ここは女湯です。

中にいるのは女の人だけです。
なぜか私はほっとしました。
やはり同性だとかなり気が楽なのです。
でも、私はたとえ同性であっても見られるといい気持ちになってしまうのです。
以前に小学校の正門で女の人に見られたときもずいぶんとどきどきしました。
結局、私はHな自分を他人に知られることに快感を覚えるのだと思います。
だから相手が男の人でも女の人でもあまり関係ないのでしょう。
私は浴衣を脱ぎました。
そして洗面台の鏡に自分の素っ裸を映してみました。
いやらしいからだです。
「さあ、このからだを中の人たちに見てもらうのよ」
私はタオルを持ってお風呂へのドアを開けました。
女の人たちが一杯いました。
私はわざとタオルでからだを隠さずにずんずんと歩いていきました。
そしてシャワーへ行き、わざとからだを見せつけるようにたくさんの人に向かってシャワーを浴びました。
他の人たちは同性の中とはいえ、やはりタオルで大事なところを隠しているのです。
私はわざと足を拡げてシャワーを浴びました。
「今このままおしっこしてもわからないんじゃない」
シャワーの中でそんなことを思いつきました。
他の人たちは自分のことに気をとられています。
私は目を閉じておなかに力を入れました。
すると意外とすんなりとおしっこが出てきたのです。
シャワーと一緒にゆっくりと内股を伝っていったのです。
「ああ、とうとうたくさんの人たちの前でおしっこしちゃった」
私はぶるぶるするほどの快感を感じていましたが、気づかれないように気をしっかりと持とうと努力していました。
そしてシャワーを浴びて湯舟につかりました。
他の人の真似をしてタオルは頭の上に乗せました。
おしゃべりをしている人もいますが、洗い場にいる人はたいていはからだを洗うことに専念しています。
私はそれを観察していました。
周りに人がいるにもかかわらず、大概の人はおま○こまで丁寧に洗っているのです。
「人に見られておま○こを濡らしている人はいないんだろうか」
「実は洗ってるんじゃなくてオナニーしている人もいるんじゃないだろうか」
そんな馬鹿なことを考えていました。
ひとりふたりとあがっていき、私を含めてほんの数人の人だけになりました。
私は洗い場の方へ行きました。
わざとひとりでいる私の母よりも少し若い程度の女の人の隣に腰掛けました。
その人は髪を洗っています。
私は備え付けのボディシャンプーでからだを洗い始めました。
女の人は目をつぶって髪を洗っています。
私はどきどきしながらそっとおっぱいをもんでみました。
「どうせ洗ってるようにしか見えないよ」
私はシャンプーの泡で乳首をそっとなでまわしました。
声が出そうです。
でも我慢しました。
女の人は気づいていません。
私は手に泡をつけて足を開きおま○こをそっとなでまわしました。
敏感になっているクリトリスに指が当たると思わずからだがかくっとのけぞりました。
おま○こにあまりせっけんをつけるとあとでひりひりするのでお湯で流しました。
からだは泡だらけでそこだけがむきだしだととてもいやらしく見えます。
私はその人とあたりをうかがっておま○こに指を入れました。
ジュースでぬるぬるです。
指をちょっと動かしただけなのに、ついうっかり「うっ」と声が漏れてしまいました。
すると隣の女の人がはっとしたような顔をして私を見たのです。
私は素知らぬ顔をしてからだを洗うふりをしました。
「気づかれたのかな」
私はどきどきしながら備え付けのシャワーで泡を落とし、湯舟につかりました。
あぶない、あぶない。
スリルから解放されたときのあの気持ちが好きなんです。
ゆっくりつかっていると他の人たちもあがっていき、お風呂場には私ひとりになりました。
私はタオルの両端を縛り、お湯の中で後ろ手にそこに両手を入れて輪をぐるぐるとねじりました。
これで簡易手錠のできあがりです。
私は脱衣所への磨りガラスの方をうかがいました。
誰も入ってくる様子はありません。
私は後ろ手に手錠をしたまま立ち上がりました。
そして磨りガラスの方に注意しながらその格好でお風呂場をうろうろしました。
「誰も来ないでね、誰も来ないよね」
そう考えるだけでおま○こがきゅーんとなります。
そして、そのまま湯舟のへりに寝そべりました。
おま○こも乳首もいじれません。
でもそのもどかしさがまたたまらないのです。
そしてまた立ち上がって奥のサウナの入口のところまできました。
すると、その中に誰もいないと思っていたのに、誰かが座っているのです。
サウナの中は薄暗いので、よく見えなかったのです。
私はあわててタオルを振りほどいて脱衣所に逃げ込みました。
その勢いに残っていた人たちがちょっと驚いた顔をしていました。
私は浴衣を羽織り、カギと小銭入れの入った袋をもってお風呂から逃げたしました。
上へ行くエレベーターの中で
「どこまで見られたんだろう」
とどきどきしました。
またまた泣きたくなってきました。
ここに来て一体何回泣けば気がすむのでしょう。
それだってあんなことしなきゃ泣くこともないのに。
私はさっきの自分を思い出しました。
「大丈夫よ、後ろにタオル持ってたって思ってくれるよ、それにお風呂は湯気がたっていたからサウナからは見えてないよ」
自分で自分をなぐさめるのですが、
「でも、やっぱりあの人、気づいたはずよ。私のこと変態の女の子と思って呆然としていたのよ」
と、自分を追い詰めようとする自分もいるのです。
二重人格なのでしょうか。
部屋に戻るとふとんが敷いてありました。
私はその上でまたまた泣いてしまいました。
「これで一体何人の人に見られたんだろう」
悔しいような、でも胸が甘くなるような気持ちでした。
泣きつかれて窓のカーテンを開けてみると、別館の窓のひとつひとつに明かりが灯っています。
中には窓が開いている部屋もあります。
別館とこちらの本館は独立していて通路ではつながっていないそうです。
「じゃあここに誰が泊まっているのか、向こうの人は知らないんだ」
そうです、やっぱり私は窓辺で浴衣を脱いじゃったんです。
「ほらほら見て見て、私今素っ裸よ」
そうつぶやきながら私は窓に向かってからだをなでまわしました。
ふと見ると上の階の方で誰かが窓辺に腰掛けて外を眺めています。
よく見えなかったのですが、感じからして髪の長い女の人のようでした。
私はその人が気づいてくれるようにとからだをくねくねとくねらせてみました。
でも、まだ気づいてくれません。
私は窓辺にテーブルを移動して、その上に立ちました。
「ほら、気づいてよ」
私の願い(?)が通じたのでしょうか、その人の影が驚いたようにぴくんと動き、その人は窓辺を離れたのです。
そしてそこの明かりが消えました。
「びっくりしていなくなっちゃったのかな」
私も明かりを消してその窓をうかがいました。
するとカーテンは引かれていません。
そして誰かがその暗闇の中で動いているのがわかるのです。
「やっぱり気づいたんだ」
からだの芯がじーんと熱くなるのを感じました。
「せっかくのぞいてくれているんだ。お望みどおり見せてあげなきゃ」
私はもう一度明かりをつけてテーブルの上にのぼりました。
「ストリッパーってこんな感じなのかな」
私はどきどきしながらテーブルの上に立ち上がりました。
そしておっぱいをもんだり、おま○こに指を入れたりしてみせました。
そしてそのおま○こを指で思いっきり開いて窓につきだしました。
「ねえ、見て見て。こんなに濡れてるよ」
ジュースが内股を伝っていきます。
他の窓もいくつか明かりがついています。
でもそこには誰もいないようです。
でも、ひょっとしたらあの人の他にも暗闇の中で息をひそめて私を眺めている人もいるのかもしれません。
「私は淫らなストリッパーよ、見られてこんなに興奮しているの」
思わずうめき声が出てしまいます。
私はそれまでにないくらいに動物みたいにオナニーをしてみせたのです。
「そうだ、せっかくなんだからもっと見てもらわなくちゃ」
私はテーブルを下りてバスタオルを持ってきてテーブルの上に敷きました。
そしてテーブルの上に寝そべって両足を思いっきり頭の方に近づけました。
目の前にぱっくり開いたおま○こが見えます。
首を思いっきり前に突き出しました。
舌をのばすとおま○このひだに触れました。
ぺろぺろ。
「ああ、こんなことまでしている私をじっくりと眺めて下さい」
私は一心不乱におま○こをなめまわしました。
そしておなかに力を入れます。
「さあ、今するのよ。あの人に見てもらうのよ」
頭の中は真っ白です。
すると一気にじゃーって感じておしっこがほとばしりでてきたのです。
びちゃびちゃとおしっこが私の顔や胸にこぼれおちます。
私は必死に口を開けてそれを受け止めます。
そしてごくごくと飲んだのです。
「驚いた?これが私のHなの」
私は顔さえも知らない人に見られながらひとりで興奮していたのです。
おしっこが終わるとたちまちからだ中の力が抜け、テーブルの上で大の字になってしまいました。
息がはあはあと荒くなっていました。
からだもバスタオルもおしっこでびちょびちょです。
下にもこぼれてしまいました。
私はバスタオルで床をしっかりとふきました。
「さて、このバスタオルどうしよう」
私は1階のお風呂場に備え付けのバスタオルの回収カゴがあったのを思い出しました。
でも浴衣におしっこの匂いがついては困るので、部屋のシャワーを浴びてから浴衣を羽織り、1階のお風呂場にまた行くことにしました。

でも、さっきのこともあったので、バスタオルを置いてくるだけにすることにしました。
部屋の明かりはそのままつけておきました。
別館でのぞいてくれた人はまだ続くと思って息を殺して見てくれているのでしょうか。
そうだったとしたらいまさらながらごめんなさい。(なんてね)
長く長くなっちゃっいました。
またまたごめんなさい。「続く」です。
そろそろ窓の外が白み始めました。
今日は午前は講義がないので、このままお昼まで眠りこけることにします。
へへっ、学生の特権ですね、ごめんなさい。
じゃあ、おやすみなさいませ。

ごめんなさい、大河告白になってしまいそうですね。
実はこのときのことはまだまだ続くのです。
浴衣だけ羽織った私はおしっこまみれのバスタオルをきれいにたたんで1階のお風呂に行きました。
バスタオルは鼻を近づけるとおしっこ臭かったです。
すでに0時をまわっていたので、誰とも行き会うことはありませんでした。
私は誰もいない脱衣所でそのバスタオルを回収のカゴに入れました。
そしてお風呂に入りました。
もうこの日は何度お風呂に入ったのでしょう。
誰もいません。
隣の男湯の方ではときどき桶の音がします。
からだが暖まった私はタオルをさっきのように輪にして後ろ手でねじってぶらぶらと奴隷のように歩いてみました。
でも誰もいないのでほとんどスリルを感じることができませんでした。
サウナがありました。
「まさかさっきの人、もういないよね」
私は恐る恐るのぞいてみました。
中は明かりがおちて真っ暗です。
もちろん、誰もいません。
中に入ってみると、余熱でまだ少し熱く感じました。
私はその暗闇の中で寝そべってオナニーしました。
「誰か来て,誰もいないと思ってさっきの私みたいにしないかな」
私はそんなことを考えていました。
でも誰も来ません。
がっかりしてお風呂場を出ました。
そして浴衣を着て脱衣所のトイレに入りました。
あの、恥ずかしいのですが、大きい方をしたくなったのです。(私はおしっこはどうってことないんだけど、大きい方には今でもどうしても抵抗があるのです。変でしょうか)

トイレの中でしばらくいると、誰か脱衣所に入ってきたようです。
声をひそめて聞き耳を立てていると、若い女の人たちの話し声がします。
このときは何も悪いことはしていないのに、なぜかどきどきしました。
女の人たちはお風呂に入ったようです。
私はこっそりと音を立てないようにして脱衣所に戻りました。
カゴの中に浴衣が3つ入っていました。
そのうちのひとつは浴衣の上にパンティがぱさっと無防備に置いてあったのです。
イエローのごく当たり前のちっちゃなパンティでした。
私はどきどきしながらそれをつまみあげてみました。
「これはいてた人はどんなひとなんだろう」
私はどきどきしながらその同性のパンティの匂いをかいだのです。
私と違う匂いがしました。
私はついついそのパンティを浴衣の袂に入れちゃったんです。(泥棒ですね)
そして脱衣所を出てそれを通路の真ん中に、それもわざわざ裏返しにして置き去りにしたんです。
女の人はたぶん脱衣所でパニックになるでしょう。
「最初からはいてなかったんじゃない」
友達にHな目で見られるでしょう。
否定しながら通路を通ると床に自分のパンティが落ちている。
「誰かが忍び込んでパンティをここに置いたんだ」
ひょっとするとホテルの人に連絡したかもしれません。
でも、女の私は間違っても疑われることはないはずです。
そんなことを想像しながら私はエレベーターに乗りました。
すると4階でエレベーターが止まりました。
「誰か乗るのかな」
でも誰もいませんでした。
私は
「ちょっと降りてみようか」
またまたいたずら心がむくむくとわきあがってきたのです。
その階には小さなロビーがあって、自動販売機もいくつかありました。
ソファーもいくつか置いてありました。
「ジュースでも買おうか」
でもただそれだけじゃつまんない。
私は浴衣を脱ぎました。
そしてそれをたたんでソファーの下に隠したのです。
知らない階で素っ裸になったのです。
どきどきしながら客室のある暗い通路をうかがってみました。
しんとしています。
どこかの部屋からはいびきの音も聞こえてきます。
誰もいません。
私はおま○こを指でひろげながら通路の方によたよたと歩いていきました。
「ねえ、見て見て」
でもどの部屋からも反応がありません。
「ひょっとして誰かドアミラーから息をひそめてのぞいているかもしれない」
勝手に想像して興奮しちゃいました。
するとそのとき、突然エレベーターが作動音をあげたのです。
「誰かのぼってくる」
私はあわててあたりを見回しました。
そしてロビーの隅に重ねてあったテーブルとイスのうしろに隠れました。
「ここで降りるとは限らないよね」
私はじっと身を固くしていたのです。
ところが、「チーン」と鳴ってエレベーターのドアが開いてしまったのです。
「しまった」
私はもう生きた心地がしませんでした。
しゃがんでいるとひざに心臓のどきどきが響くようでした。
浴衣姿の女の人が3人でした。
「あーあ、いつの間に盗られたんだろ」
ひとりの人がつぶやいています。
そうです、さっきのお風呂場の女の人たちなのです。
残りのふたりの人が慰めています。
この階の宿泊客だったのです。
彼女らがまだ起きていること、ちょっと考えればわかったはずなのに。
3人は自動販売機でジュースを買い、そのすぐ前のソファーに腰掛けておしゃべりを始めたのです。
私のいるところからは離れていますが、私の浴衣は彼女らのソファーのすぐ近くにあったのです。
「お願い、早く部屋へ戻って」
もし私の浴衣を発見されたらどうしよう。
私のことを捜すんだろうか、いえ、ホテルの人に届けられてしまうんだ。
そしたら私はどうやって部屋へ戻ればいいの。
いいじゃない、素っ裸で戻れば。
だめ、カギも一緒にあるんだもの。
届けられたら私が部屋にいないことがばれちゃうじゃない。
支配人さんに知られたら、おじいちゃんにも知られちゃうよ。
私はもう少しで悲鳴をあげそうでした。
そんな私の気も知らずに彼女らはのんびりとおしゃべりをしています。
「ホテルに届けようか」
「いいよ、もう」
「一体誰の仕業なんだろうね」
そんな会話が延々と続きます。
どれくらい時間が経ったでしょう。
私の足もしびれてきました。
「じゃあ、もう寝ようか」
その声を聞いて私はほっとしました。
3人は空き缶入れに缶を入れました。
がたん、がたんと大きな音が鳴り響くたびに私はびくっとしました。
そしてスリッパのすたすたという音、ばたんとドアの閉まる音、カチャッとカギの閉まる音。
それからも少しの間私は怖くて身動きできませんでした。
あたりのしんという音が耳に響いています。
私はようやく立ち上がりました。
しびれた足が思うように動きませんでした。
でも何とか浴衣のあるところまでたどり着きました。
浴衣に腕を通そうとしたとき、またどこかでドアがガチャッと開く音がしました。
私は足がしびれていたこともあって逃げることができませんでした。
とっさにソファーの陰に隠れたのですが、そこはエレベーターからは丸見えなのです。
さっきの女の人のひとりでした。
すたすたと私のいる方へ歩いて来ます。
「やっぱり気づかれていたんだ」
私は思わず目を閉じました。
するとまた自動販売機にコインを投入する音。
ひとまず私はほっとしました。
でも、エレベーターで今誰かが来たら、完全に見つかってしまいます。
「ねえ、早く行って、お願い」
私は祈るような気持ちでした。
すると女の人はその場ではプルタブを開けず、そのまま持って部屋へ戻ってくれたのです。
バタンというドアの閉じる音を聞いて私はその場に座り込んでしまいました。
「ああ、良かった」
お尻の下が冷たくなりました。
おま○このジュースでジュータンを濡らしていたのです。
あんな怖い目にあっていながら、私は感じていたのです。
「逃げなきゃ」
私は急いでエレベーターに乗って自分の部屋に戻りました。
時計を見るともう2時近くになっていました。
私は下着をつけて布団にもぐりこみました。
「明日の朝はこのホテルとさようならよ」
ちょっと寂しい気持ちになりました。
そしてあっという間に朝になっていました。
時計を見ると8時すぎでした。
朝食はゆうべのレストランでバイキング形式でしたが、「誰か」と会うかもしれないと考えると怖くて行くことができませんでした。
9時すぎに部屋の電話が鳴りました。
支配人さんが市内のホテルまで連れていってくれるとのことでした。
朝食はすませたと嘘をつきました。私は荷物をまとめてエレベーターで下に下りました。玄関に支配人さんが待っていてくれました。
すぐに出発しました。(支払いは祖父のカードで済ませることになっていたそうです)
そして、2人で祖父を見舞いました。
祖父はまったく元気でしたが、歩くのはまだ無理とのことでした。
私は着替えや荷物を渡し、今晩から私が泊まるホテルへと連れていってもらいました。
そこはゆうべのホテルと系列のものだということでした。
ですから支配人さんから事情が説明されていて、チェックインの時間よりも早く部屋に入ることができたのです。
今度も最上階の大きなスイートでした。
今晩は最上階に宿泊客はいないとのことでした。
11時ごろでした。
両親が自動車で迎えに来るのは次の日の昼頃です。
私はまた新しいホテルで「好きなこと」が思いっきりできたのです。

ふーっ、自分のこととはいえ、過激ですね。
思い出すたびに赤面してしまいます。
こんなだらだらした文章読ませちゃって、皆さん、ごめんなさい。
私、ゆうべはコンパでした。
あまりお酒に強い方ではないので、けっこう苦痛です。
それに酔った勢いでくどいてくる人もいるので、あまりコンパは好きではないのです。
私は他人にこうしろとかああしろと言われると反発してしまう性質なのです。
自分で自分に命令するのは好きなようなのですが。
さて、市内のホテルの最上階で私はこれからどうしようと考えました。
テーブルの上のホテルのパンフレットを見ると、このホテルから道路の上の回廊を通って向かいのフィットネスクラブやプールへ行けるということでした。

女の子の露出

中3のGWに祖父と温泉に行きました。
祖父は一代で会社を興し、私の父はそのうちのひとつを任されていることは前にも書きました。
母は週末に父のところへ行くので私は週に2日はひとりで自由に過ごせるのでした。
その祖父の温泉行きに私がお供することになったのです。
祖父とふたりっきりは退屈だなあと思ったのですが、父も母も祖父には逆らえないのです。
私はしぶしぶつきあうことになりました。
まあ、私もちょっと期待していたし、何よりもおこづかい目当てだったんだけどね。
その温泉は旅館ではなく6階建の立派な観光ホテルでした。
そこの支配人さんは昔祖父に世話になったとかで、私たちは最上階の見晴らしのいい大きなスイートに泊まることになったのです。
ところが部屋に着くなり祖父はさっそく風呂に入ると言い出しました。
私はやれやれと思いながらも興味津々です。
だって、大きなお風呂ならおおっぴらに裸でいられるんですから。
私はタオルだけ持って行こうとすると祖父が
「温泉では浴衣でいるのが流儀だ」
と言い出しまして、私も浴衣に着替えようとしました。
すると今度は
「浴衣の下には何もつけないのがマナーだ」
と言い出しまして、ちょっと私もびっくりしたのですが、私は下着姿になって祖父に背中を向けてブラジャーとパンティを脱ぎ、素っ裸のうえに浴衣だけ羽織りました。

どきどき。
でも祖父が一緒なので、自分が期待していることを気づかれないようにしなければなりません。
ぎゅっと浴衣の帯をしめるとおま○こがきゅーっとします。
私は物心がついてから温泉の大きなお風呂を経験するのは初めてでした。
胸がわくわくしました。
祖父とエレベーターに乗りました。
カギは祖父が持っています。
そこで私はタオルを忘れてきたことを思い出しました。
ところが祖父は
「子どもにタオルはいらん」
と言うのです。
いつまでも私を子ども扱いをするのです。
そのころの私は中3でもう胸もかなり大きかったし、毛だって生えていたんだよ。
それにおじいちゃんの知らないようなずいぶんHなこともしていたし。
エレベーターで地階に到着しました。
そこはゲームセンターがあって、奥の方に「露天風呂はこちら」という標識がありました。
私はどきどきしました。
だって露天風呂なら大っぴらに素っ裸のまま外をうろうろできるんですから。
私は祖父のあとを追いました。
長い通路を抜けるとあまり目立たないところに「男湯」と「女湯」の看板がありました。
ほっとしました。
やはり祖父と一緒では思い切ったことはできません。
「女湯」に入ると誰もいませんでした。
申し訳程度の脱衣カゴがあります。
私は浴衣を脱いでたったひとつあったイスに腰掛けました。
「さあ、いよいよだ」
甘酸っぱい唾液がこみあげてきます。
するとお風呂の方から祖父の声がします。
「おい、早くしなさい」
私はパニックになりました。
「えーっ、ここ混浴だったの」
外から祖父のせかす声がします。
どきどきしながらドアを開けると祖父がタオルで前を隠して立っています。
え?じいちゃんばかりずるい。
私は隠すものもなく、仕方なく手で毛とおっぱいを隠しながらドアを閉めました。
でも祖父は私を子どもと思っているのでしょう。
私の羞恥心にはまったく無頓着でした。
そこからまた下の方に通路が続くのです。
「風呂はこの先だろう」
ずんずんと進んでいく祖父のしなびたお尻をながめながら私はあとをついていきました。
通路の両脇にはときどき窓ガラスがあって外が見えます。
その窓ガラスのそばを通るたびに私は奥歯をかみしめました。
そして自分がこんなところを祖父と一緒とはいえ素っ裸で歩いているんだと考えるとおま○こがきゅーんとしてジュースが太ももを伝ってくるのを感じました。

おっぱいを見るととんがっています。
「やばい、このままじゃおじいちゃんに気づかれてしまう」
私はあせりましたが、祖父は後ろを振り向こうともしませんでした。
ようやく通路の突き当たりまで来ると今度は下の方に階段が続いています。
その階段を降りるとそこにまた「男湯」と「女湯」の大きなのれんがかかっているのです。
「えーっ、どういうこと」
私はわけがわかりませんでした。
「こっちが本物の脱衣所なんだな」
祖父ののんきな言葉に腹が立ちました。
とりあえず「女湯」ののれんをくぐるとそこはさっきとは全然違って立派な脱衣所でした。
脱衣カゴもいっぱいあるし、ドライヤーがセットされた洗面台もいっぱいあるのです。
そして脱衣カゴは3つ使われていました。
浴衣ではなく洋服が入っています。
たぶん宿泊ではなく入浴だけの人なのでしょう。
「そうか、人がいるんだ」
私はどきどきしました。
おひさまがある明るい外で同性とはいえ、自分の素っ裸、それも発情している姿を他人に見られてしまうんだと思うと胸がどきどきして息が荒くなります。

ところが、お風呂からは女の人の声に混じって男の人の声もするんです。
何と混浴だったのです。
さすがにどうしようと躊躇していました。
するとまた外から祖父の呼ぶ声がしました。
私は仕方なくそっとドアを開けました。
その日は天気が良く、昼過ぎの明るい日差しが降り注いでいます。
私は手で前を隠しながらゆっくりと進んでいきました。
大きな露天風呂でした。
湯舟には女の人が3人と男の人がふたりいました。
みんな首だけ出して湯舟につかっています。
いずれも若い人ばかりでした。
私の姿を見つけると急に笑い声が消え、5人とも私の姿に注目しているのがわかりました。
私はその人たちの方を向かないようにして祖父のいるそばに行き、そっと湯舟につかりました。
相変わらずその人たちは黙っています。
私は祖父に隠れるようにしながらその人たちとは反対の方向を向いていました。
するとその人たちがお湯からあがりました。
はっとしてその人たちの方を向くと、何とその人たちは5人とも水着を着ているのです。
「えーっ、ここは水着で入るお風呂なの」
5人は洗い場の腰掛けに腰掛けてひそひそと話を始めました。
「きっと私のことなんだ」  かなり長い間お湯につかっていたのでだんだんくらくらしてきました。
祖父はお風呂からあがって岩の上に腰掛けてあたりを眺めています。
お風呂の向こうに絶壁のような山がそびえたっていて緑がきれいでした。
でも私はくらくらしながらどうしようどうしようと考えていました。
すると5人の人たちは脱衣所の方に歩いていきました。
私たちに遠慮してくれたのかもしれません。
脱衣所のドアががらっと開きました。
すると岩の上の祖父が振り返ったのですが、バランスをくずして湯舟にどぼんと落ちてしまったのです。
その音にさっきの人たちがびっくりして振り返りました。
「いててて、足をひねってしまった」
祖父が湯舟の中で苦しそうな声をあげました。
せっかく戻ろうとしていた人たちがあわてて湯舟に戻ってきました。
「ちょっと肩を貸してくれ」
祖父は私に救いを求めます。
仕方なく私はお湯の中で祖父を抱き抱えました。
その人たちもみんな湯舟に入って祖父を助け起こしてくれます。
そのときは私もパニックで自分が素っ裸でいることを忘れるほどでした。
お湯の中で私が祖父の肩を抱きかかえました。
そうすると私は両腕がふさがってしまって素っ裸のからだは無防備になってしまうのです。
でもいまさらどうすることもできませんでした。
私は祖父を抱えて湯舟からあがろうとしますが、年の割にはがっしりとした祖父を上にあげることができません。
女の人と男の人が上から祖父のからだを抱き上げてくれました。
そして祖父をお風呂場の腰掛けに座らせましたる男の人たちは
「フロントに連絡する」
と言って出ていきました。
私はどうすることもできずに素っ裸のままおろおろしていいたのです。
すると女の人がひとり
「今のうちに着替えてきなさい」
と言ってくれました。
「ああ、よかった」
でも、思い出しました。
浴衣はずっと通路のずっと先にあるのです。
どうしようと思っていると女の人のひとりが
「心配しないで。私たちが見てるから。ほら、裸じゃ寒いでしょ」
と私を脱衣所に促しました。
その人と脱衣所に入ったのですが、私には羽織る浴衣もありません。
ただおろおろしていると女の人が
「どうしたの」
と不審そうに聴きます。
私は
「あの、浴衣は向こうの方の脱衣所の方に・・・」
と言いました。
その女の人は声を出して驚いていました。
あそこは今は使っていないそうなのです。
「じゃあ、あそこから裸でここまで来たの」
私はうなずくしかありませんでした。
するとその女の人は私のからだをじろじろと見るのです。
からだのお湯はすっかりひいていたのですが、おま○こは濡れているような気がしました。
それに乳首もこの場面にもかかわらず、つんととんがっていたのです。
私は淫らな自分を気づかれたと思い、いたたまれなくなって
「浴衣、取ってきます」
と言ってドアを開けて飛び出しました。
女の人の
「待って」
という声が聞こえましたが、私は階段を上がって通路を素っ裸のまま走りました。
「さっきの男の人たちがホテルの人を連れて来る前に浴衣を着なきゃ」
私は必死に走りました。
もう窓ガラスなんて気にしていられません。
浴衣を脱いだ部屋のドアの前まで来ました。
ほっとしてドアを開けると、そこに服をきちんと着たさっきの男の人2人がいたのです。
2人ともびっくりして素っ裸の私を見つめました。
「あ、あの、ここに担架があると聞いたんで」
私は小さな悲鳴をあげてその場に自分のからだを抱えるようにしてしゃがみこんでしまいました。
その人たちは私よりもどきまぎしながら担架を出しています。
私はその脇にあった脱衣カゴから浴衣をとって急いで羽織りました。
でもそれを男の人に見られてしまったのです。
そうです。
浴衣の下は素っ裸だってことを知られてしまったのです。
でもその男の人は素知らぬ顔をして
「さあ行きましょう」
と促しました。
私は担架を持った男の人たちのあとについていきました。
その後ホテルの人が来ました。
間一髪といったところでした。
私は浴衣のまま担架の祖父と一緒にホテルのロビーまで行きました。
救急車が来ていて祖父は市内の病院に運ばれることになりました。
祖父にはホテルの支配人さんが付き添ってくれました。
私はその5人の人たちにお礼を言いました。
でもその人たちは私が浴衣の下は素っ裸であることを知っているのです。
みんなが私を慰めてくれたのですが、心の中では「変な女の子」と思っていたと思います。
支配人さんの手配でロビーでジュースがみんなに出されました。
私もつきあったのですが、ソファーが低くてどうしても裾の前が割れてしまうのです。
男の人たちが目の前でちらちらとそれを眺めています。
浴衣の下がどうなっているか知っているのですから。
私は顔が赤くなるのを感じました。
あとで気づいたのですが、前かがみになると胸元からおっぱいが少しのぞいていたのです。
私はさよならをするために立ち上がりました。
すると、浴衣のお尻の部分が濡れていました。
そしてその染みを女の人たちに見られてしまいました。
女の人たちは絶対に気づいたと思います。
別れたあと、お尻の染みを手で隠しながらエレベーターに乗って部屋に戻りました。
カギをかけると知らずに涙が出てきました。
今までいろんなことしてきたくせに、白昼、それもたくさんの人にはだかを見られたのです。
それも自分の意思に反してです。
でも、涙がかれてきたとき、私はそのことが自分の望んでいたことなんだと気づき始めたのです。
ひとりじゃつまんない。
やっぱりいやらしい自分を誰かに見られたい。
そんな願望が強まっていったのです。

祖父は捻挫でした。
ですが、年齢のこともあるので市内の病院に入院することになりました。
私の両親は仕事の都合で2日後の昼に自動車で迎えにくることになりました。
私はその晩はせっかくだからこのホテルに泊まり、次の日は病院に近い市内のホテルに移ることになりました。
ですから、私はその晩はお風呂のいっぱいあるそのホテルにひとりで泊まることになったのです。
祖父には申し訳ないのですが、私はラッキーと思ってしまったのです。
知っている人が誰もいないこのホテルで、私は思い切ったことをしようと決心しました。
さっきのことを思い出すとまだどきどきしています。
目を閉じてその光景を思い出すとおま○こがしっとりと濡れてきます。
私はこのころからとんでもなくいやらしい女の子でした。
まだ午後の3時を過ぎたくらいでした。
夕食にはまだ時間があります。
夕食は2階のレストランでとることになっていました。
部屋でひとりの夕食は寂しいだろうと支配人さんの特別の厚意でした。
でも私にはそんな食事なんてどうでもよかったのです。
祖父は鎮痛剤で眠っているので、翌日に私が残った荷物を持っていくことになっていました。
下着やお金は救急車に同乗した支配人さんが持っていってくれていました。
だから私は何の気兼ねもなく(おじいちゃん、ごめんなさい)好きに過ごすことができたのです。
「もう一度さっきの露天風呂に行ってみよう」
私はもちろん浴衣だけ羽織ってエレベーターに乗りました。
「今度は自分の意志でするんだ」
そう考えるとからだがぶるぶるっと震えました。
Hな考えに早くもからだに変化が起きていました。
地階に下りると誰もいませんでした。
さっき脱衣所と間違えたところで私は浴衣を脱いでカゴに入れました。
「間違えたんだと思ってくれるわよ」
私は私に言い聞かせます。
カギは浴衣の下に隠しました。
このときもわざとタオルを忘れてきたのです。
何も隠すものがありません。
私はどきどきしながら通路に出ました。
心なしか通路の空気が冷たくなっていたような気がします。
そしてさっきよりも通路が長く感じてしまいます。
「誰かと会ったらどうしよう」
「でも、脱衣所を間違ったって思ってくれるよ」
「お風呂なんだもん、素っ裸でいたっていいじゃない、おかしなことないよ」
私は思い切って両手を後ろに組んで歩き始めました。
最初はどきどきしてなかなか足が前に進みません。
「さっきも通ったじゃない」
自分に言い聞かせてゆっくりと歩きました。
おま○こからつーっとジュースがこぼれてくるのを感じました。
でも私はわざとぬぐおうともしませんでした。
乳首もぴんととんがっています。
「さっき男の人たちもに見られたんだ。でも何も言わなかったじゃない。男の人に会ってもどうってことないよ」
窓ガラスのところではさすがに早足になります。
でも通路の真ん中あたりまで来るといくらか度胸がついてきたというか、窓から外を眺める余裕も出てきました。
周りは明るい芝生です。
向こうに緑の山が見えます。
誰もいません。
私は通路を見回して人がいないことを確認しました。
そして窓に向かっておま○こに指を入れてみました。
ぬるぬるしていてするっと指が入ってしまいました。
もう一方の手でおっぱいをもみました。
すると立っていられないほどの快感でした。
私は思わず小さな声をあげてその場に座り込んでしまいました。
白昼にこんなところで、それもいつ人が来てもおかしくないところでオナニーをしているなんて。
本当に私は変態です。
頭の中が真っ白になりました。
「よし、ここでおしっこしてやろう」
私はとんでもないことを思いつきました。
床はジュウタンでした。
でも少しくらいなら誰かが水をこぼしたと考えてくれるんじゃないかなんて勝手に考えたのです。
私は窓の枠を両手でつかんでしゃがんでおしっこの穴に意識を集中させました。
でもなかなか出てくれません。
「早く早く、誰か来ちゃうよ」  ちょろっとおしっこが出ました。
「あっ、出た」
と思ったその瞬間、露天風呂の方の入口が
「バタン」
と開いたのです。
そして浴衣を着たおばさんたちがガヤガヤと出てきたのです。
通路は直線です。
おばさんたちはすぐに私を見つけました。
私は思わず立ち上がりました。
でもそれからどうしていいかわからず私はその場でおろおろしてしまっていました。
おばさんたちも私の不審な挙動に気づいて黙ったまま私の方に近づいてきます。
「だめ、おしっこのあとが見つかったら大変よ」
私は固まってしまっていた足を何とか動かして前に向かいました。
すると、おばさんたちが突然私の方を見て
「あはは」
と大声で笑ったんです。
「しまった、やっぱり気づかれたんだ」
目の前が真っ暗になりました。
そしておばさんたちが素っ裸の私を取り囲んだんです。
「あなた、脱衣所は向こうなのよ」
と露天風呂の方を指さすのです。
他のおばさんが
「ひとりでここまで来たの」
と言いました。
私は頭の中がぐるぐるしてしまって、黙ったまま露天風呂の脱衣所の方へよろよろと歩いていきました。
おばさんたちはびっくりしていました。
ドアを開ける瞬間、おばさんのひとりが
「あら」と言ったのが聞こえました。
息がはあはあいっています。
脱衣所の中を見回すと、誰も入っていないようです。
ベンチに座って息を整えました。
「とんでもないことしちゃった、また見られちゃったじゃないの」
涙が出そうでした。
「こんな気持ちになるくらいならやめればいいのに」
でもやめられないのです。
落ち着いてくるとさっきのおばさんの「あら」というつぶやきが気になりだしました。
あの「あら」はどういう意味なんだろう。
おしっこのあとが見つかったのかな、でもほんのちょっとしかしていないから気づかれっこないよ。
じゃあ、何だろう。
窓枠につかまっていたあの姿勢を変に思われたのかな、でも体操していたと思ってくれるんじゃない。(そんなことありませんよね)
そして、内股が濡れて入ることに気づいたんです。
ジュースとおしっこでお尻の方までぬるぬるしていたんです。
たぶんおばさんたちは私の下半身がはしたなくなっていることに気づいたのだと思います。
「まだあそこにいるんだろうか」
脱衣所のドアで耳をそばだたせてみました。
気配がありません。
私はほっとしました。
「でも浴衣のあるところまで戻るときも素っ裸なんだな」
私はどきどきしました。
「このまま戻っちゃおうか」
そうも思ったのですが、からだが冷えていたので、とりあえずお風呂につかることにしたのです。
そうっと中をうかがってみたのですが、誰もいませんでした。
私は安心したような、ちょっとがっかりしたような気がしました。
湯舟の中はとても暖かく、開放的になります。
からだも暖まってきました。  誰もいないのをいいことに洗い場に大の字に寝そべってみました。
青空がひろがっています。
とてもいい気持ちでした。
今度は素っ裸のまま岩場にのぼってみました。
目の前はそそり立つような緑の山でした。
「ここでおしっこしてみたいな」
「でも誰か来たらどうするの」
「誰か来れば脱衣所の方で音がするわよ。そしたらそこでやめればいいじゃない」
私は結局誘惑に勝てずに足を開きました。
そのときです。
脱衣所のドアががらっと開いたのです。
私はあわてて足を閉じました。
おばさんたちがにぎやかに入ってきました。
さっきの人たちではありませんでした。
岩の上で私は固まってしまったのです。
おばさんたちは視線をちょっと私になげかけましたが、すぐにおしゃべりに夢中になってしまいました。
私はゆっくりと岩から降り、湯舟に沈みました。
同性、それもおばさんということで私の緊張感も緩んでしまいました。
私は洗い場で備え付けのシャンプーを使って髪を洗いました。
腰掛けを使わずに洗い場にじかに座って洗いました。
シャワーがないので、蛇口に直接髪を近づけて洗うと、そのたびにお尻が高くもち上がってたぶんおばさんたちに向かっておま○ことお尻の穴が丸見えになっていたことと思います。

すると隣に誰か座りました。
でも私はシャンプーで目を閉じていたので、
「どうせおばさんね」
と考えてそのまま直接蛇口で髪をすすいでいました。
ところが、目を開けると隣にいたのは若い男の人だったのです。
それも素っ裸。
「えっ」
と思わず息をのんでその人を見つめてしまいました。
するとその男の人は私を見てにやりと笑ったのです。
私はそのとき目にしてしまいました。
その人のおちんちんを。
「見られた。それもこんな間近で」
水道の音でその人が入ってきたことに気づかなかったのです。
私はびしょびしょの髪のまま湯舟に飛び込みました。
おばさんたちがあからさまにいやな顔をしました。
するとその男の人もからだも洗わずに私のそばに入ってきたのです。
おばさんたちはたぶん私たちがカップルだと思っているのでしょう。
見て見ぬふりをしています。
まるでストーカーです。
その人のからだがほんの1メートルくらいの近さにあります。
お湯の中でその人のおちんちんが大きくなっていました。
「このままじゃあぶない。逃げよう」
私は急いで湯舟を飛び出しました。
でもその逃げるときに気づいたのです。
「浴衣はあっちだった」
ちらっと振り返るとその男の人はまだ湯舟の中でした。
引き返すことはできません。
さっき入ったばかりですぐ上がってはおばさんたちに下心を見抜かれてしまうと考えたのだと思います。
私は素っ裸のまま脱衣所を走り抜けて、通路に飛び出しました。
幸い誰もいませんでした。

バイトの娘に手コキされた

学生時代のバイトの同僚に何度も手コキされた話なんですが文才がないんでスゴイ長くなりそうです。
書いてもいいでしょうか?
今から15年以上前の話。言葉の一つ一つまでは覚えていないので正確ではないところもありますが、それはご勘弁を。
当時大学1年の俺は飲食店でバイトをしていた。
同僚のK美は同い年の短大生。サッパリした性格で好感を持ってはいたが、恋愛対象ではなかった。身長155センチほど、やや痩せた華奢な感じのする女の子だった。
K美には高校時代から付き合っている彼氏がいて、その彼氏はバイト先に迎えに来ることもあり、俺も何度か話をしたことがある、中々の好青年。
K美と俺はウマが合い、バイト中にバカな話をよくしていて、彼氏の悪口なども聞かされていた。そのときにはノロケとして聞いていたのだが。
当時俺には彼女がいなかったことから
「Eくん(俺のこと)に彼女ができたら浮気しようね。」
とよく言われていた。もちろん冗談だと思っていた。
そんな俺にも大学1年の終わり頃に高校時代の後輩で俺と同じ大学に合格した彼女ができた。K美に報告すると、
「よかったねー。どこで知り合ったの?何歳?なんて名前?」
などと矢継ぎ早に聞いてきたが、俺は照れくささもあり適当に流しておいた。
その日、先にバイトを上がったK美が帰り際にカウンターでグラス整理をしている俺のところに来て
「Eくんに彼女ができたときの約束だよ。浮気しようね。」
と言って帰っていった。
翌日バイト中にK美から
「いつ浮気する?二人ともバイトが休みのときがいいよね。シフトを見ると今週の木曜日が休みだよ。」
俺は浮気のことは冗談だと思っていたし、彼女ができたばかり。K美にも彼氏がいてその彼氏のことを俺は知っている。
「くだらないことを言ってるなよ。彼氏に悪いだろ?」
と言うと、
「お互いに彼氏・彼女がいるから本気にならなくていいんじゃない。どちらかが一人で三角関係になったら困るでしょ?」
という変な理屈に押し通され結局会うことになった。
当日は映画を見て食事をした後、軽く飲んだ。
飲んでいる席で、酔いが回り始めたのか珍しくK美はエッチ系の話もしていた。彼氏がエッチの最中におならをしたとか。
「俺とエッチしたいのかな」などと内心感じたが、そこまでの浮気は絶対にいけないと思っていたので、顔には出さないように注意していた。
その内、彼女は勃起していないペニスが見たいと言い出した。
彼氏とのエッチの時に彼氏は常に半勃起以上の状態で、勃起していないところを見たことがないと言うのだ。
それこそ適当に流してその場は治まったが、K美は酔っていた。
帰りはK美の部屋まで送ってやることを予め約束していたし、酔ったK美を一人で帰すわけにもいかず、送っていくことにした。
最寄り駅からK美の部屋まで徒歩10分ほど。夜風に当たって酔いも醒めてきた。
部屋の前まで送って帰ろうとすると、部屋でお茶を飲んでいけと言う。
酔いは醒めてきていたはずだが、かなり大きな声で言うので近所迷惑も考えて従うことにした。
K美の淹れてくれたコーヒーを飲みながら、部屋のソファーに並んで座って話しをしていたが、話題が尽きてお互い無言に。
俺の頭に「勃起していないペニスが見たい」と言った彼女の言葉が浮かんできた。
するとそれを察したかのようにK美は言ってきた。
「ねえ、さっきの覚えてる?」
「何のこと?」
俺はとぼけて答えた。
「…見たい。」
K美は小さな声で言った。
俺が無言でいると
「大きくなってないおちんちんが見たい。」
と言った。
「俺のじゃなくてもいいんじゃない?彼氏がいるだろ?」
と言うと
「こんなこと言えるのEくんだけだから。Nくん(K美の彼氏)には言えない。」
妙な話だが、この言葉に俺は納得した。
しばらく考え込んだが、
「わかったよ。見るだけだぞ。」
俺はそう言って立ち上がり、Gパンを脱ぎ始めた。
しかし、俺はこのシチュエーションに興奮してしまい、Gパンを脱ぎ終わるときには半立ちだった。
そのためパンツを脱ぐことを躊躇していると
「どうしたの?」
K美は立っている俺の正面に移動し、膝立ちをして言った。
しかたなくパンツを脱ぐとK美は嬉しそうに見ていたが、半立ちであることにすぐに気づいた。
「あれ?ちょっと大きくなってるの?」
俺は赤面した。
「やだ、Eくんエッチなこと考えてたんだ~。やらし~。やっぱり男の子ってやらしいんだね~。」
その言葉に更に興奮してしまい、K美の目の前でみるみる完全勃起となってしまった。
K美は無言になり、俺も黙っていた。
静寂の中、俺は勃起を静めようとしたが勃起したペニスから目を離さないK美を見ていては無理だった。
「ねえ、出したら小さくなるよね?」
と聞かれ、K美とのエッチを即座に想像した。しかし、
「私が手でやったら出せる?」
と言ってきた。
俺はこれまでのエッチの経験で手でフィニッシュしたことはなかったが、いけないことはないだろうと思い、
「たぶん…。」
と答えた。
するとK美は頷いて俺のペニスをそっと握ってきた。
「うっ。」
俺は思わず呻いてしまった。
K美はストロークを始めた。
想像以上に他人の手は気持ちがよかった。
「どう?出せそう?」
あっという間に絶頂を迎えそうだったが、俺は強がって言った。
「うん、たぶん。」
するとK美の握りが強くなり、ストロークが早くなった。
「うわっ。」
俺はペニスをK美の手から離し、ソファーに座り込んでしまった。
K美は俺の正面から座り込んだ俺の隣へ移動してまたペニスを握った。
「あの位が気持ちいいの?」
聞きながらペニスを握り、再びストロークを始めた。
俺はあまりの気持ちよさに答えられなかった。
「EくんのNくんより大きいよ。すごい。」
これまで大きいと言われたことはなかったが、その言葉は俺を更に興奮させ絶頂に導いた。
腰が浮き、
「あ、いきそう。出そう。」
と言うと
「ちょっと待って!ティッシュ取ってくる!」
K美は慌ててペニスから手を離し、ベッドに置いてあるティッシュのケースを取りに行った。
俺は何とか堪えた。
K美はティッシュを2,3枚取るとペニスの先端に被せて、三たびストロークを始めた。
「すごい、ビクビクしてる。ホントにおっきいよ。それに硬い。」
その言葉に刺激されすぐに絶頂が来た。
「あ、いく。出る。出ちゃう。」
俺は腰を浮かせ、喘いだ。
「出していいよ。」
その言葉を合図に俺は放った。
K美はティッシュから溢れそうになるザーメンを更に新しいティッシュを取り出し包んだ。
俺はしばらく放心状態だった。
「出たね。これで小さくなるかな?」
K美の声は、手でいかせたからなのか、小さくなったペニスを見ることができると思ったからなのか、やや興奮していた。
俺のペニスは萎え始めた。
「でもEくんのホントに大きくてビックリしちゃった。彼女は大変なのかな?それとも気持ちいいのかな。」
そのK美の言葉はペニスに活力を吹き込んだ。
再び勃起し始めたペニスを見て、
「あれ?またおっきくなってきた。Eくん、彼女とのエッチを考えちゃったの?」
そうではなかった。K美の淫語(というほどのものでもないが、K美は普段エッチ系の話は滅多にしないため刺激が強かった)と手コキの気持ちよさが蘇ってきていたからだった。
7割程度の勃起したペニスを見て
「これでNくんと同じくらいだよ、きっと。」
今度はK美と彼氏とのエッチを想像してしまった。
K美は一般的に見ても可愛いタイプでバイト先のお客の中にはK美を目当てに来店する常連もいた。
彼氏持ちということと、さっぱりした性格から恋愛対象とならなかったが、一緒に歩いても自慢できる女の子だった。
その可愛いK美のエッチを想像したことはこれまでほとんどなかったが、勃起したペニスの大きさを比べられたら想像しないわけにはいかず、俺のペニスは完全勃起となってしまった。
俺は再び静めようとしたが、想像はますます膨らみ治まることはなかった。
K美はしばらく見つめていたが、
「もう一回出したら小さくなるよね?」
そう言うと、またペニスを握ってきた。
感覚がやや鈍くなっていたものの、他人の手の気持ちよさに興奮し、喘いだ。
K美がストロークを始めると先ほどのザーメンの残りがペニスの先端から出てきた。
「あれ?もう出たの?」
「いや、違うよ。さっきの残りだよ。」
俺が辛うじて答えると
「ふーん。そういうものなんだ。」
と感心した様子だった。
後で聞いた話だが、K美は彼氏とのエッチの後処理はお互いが背中を向けてするのでザーメンの残りがあることを知らなかった。
出てきた残りをティッシュで拭き取るとストロークを再開した。
さすがに2連発のため発射までは時間がかかった。
K美も慣れていない(というか手でいかせるのはさっきが初めてだった)ため単調なストロークを繰り返し、俺も恥ずかしさからどうして欲しいかを言えなかった。
「硬いね。」
俺はその言葉に興奮し、K美の小さ目の手や細い指と自分の勃起したペニスのギャップに興奮し、またスカートから伸びるK美の生足にも興奮し絶頂を迎えた。
「あ、いく。出るよ。」
「出していいよ。わたしの手でいって。」
K美はティッシュをペニスの先端に被せながら言い、俺は放った。
2回目だったのでそれほどの量は出なかった。
「出たね。」
K美が言ってティッシュを取ると、ペニスは一気に萎えて行き、通常の大きさになった。
「これが普通の大きさなんだね。結構小さくて、何だか可愛いね。」
K美は満足したようだった。
ーー
その日はもう一杯コーヒーを飲んでタクシーで帰りました(電車がなくなっていた)。
なに食わぬ顔で普通の話をしているK美に戸惑ったことを覚えています。

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